2015年度 東京都市大付属高等学校 高1学年末試験(英語表現)

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今回は、2015年度 東京都市大付属高等学校 高1学年末試験(英語表現)の試験について見ていこうと思います。

出題範囲

否定、代名詞、特殊構文(無生物主語構文、名詞構文、強調構文など)が範囲となっているようです。

出題内容と配点

【問題1】空所に適切なものを4つの中から選び、記号で答える問題。主に否定の理解を問う内容になっています。(1点×5問)

【問題2】空所に適切なものを4つの中から選び、記号で答える問題。主に代名詞の理解を問う内容になっています。(2点×9問)

【問題3】日本語の意味に合うように空所に適語を書き入れる問題。今回の全範囲を満遍なく問うています。(2点×11問)

【問題4】日本語に合うように空所に1語ないし2語の適語を補う問題。主に代名詞、否定の理解を問う出題です。(2点×5問)

【問題5】同内容に書き換えるために空所に適語を補う問題。今回の全範囲を満遍なく問うています。(2点×6問)

【問題6】強調構文に書き換える問題。(2点×2問)

【問題7】日本語の意味に合うように1語を補って括弧内の語句を並べ替える問題。代名詞、否定、特殊構文が出題されています(2点×5問)

【問題8】指示に従って書き換える問題。(3点×3問)

難易度

標準的で、基礎が身についているかをしっかり判定できる問題だったと思います。英文法の教科書や問題集をしっかり演習しておけば無理なく高得点が取れるような出題内容だったと思われます。

設問ごとに気になった箇所

これからは各設問で気になった問いについて見ていこうと思います。

【問題1】

(2)ア、イ、エは「ほとんど~ない」の理解を問う問題でした。

hardlyは「程度」、seldomは「頻度」、littleは形容詞ですから不可算名詞を修飾します。

only once or twice a yearとありますから、「頻度(回数)」が話題となっていますのでseldomが正解です。

(3)not~always「いつも~だとは限らない」(部分否定)がポイント。

この文章に含まれているthe richとはなんでしょうか?It is saidとありますがItは何を指していますか?復習の際にはこれらの点に関してもきちんと調べておくことが望ましいでしょう。(the richは「金持ちの人々」、Itはthat~を指す仮主語)

(5)この問題はshoesという「種類」を指していますので、onesが正解です。oneだと靴の片方のみになってしまいます。themだとthe black shoesを指してしまいます。

 

【問題2】

(1)do you thinkは挿入であると考えて、実質はWhat(  )the ship to sink?です。

V+O+to 動詞の原形の形が取れるのはcausedとallowedだけです。ですが意味を考えるとcausedが正解でしょう。この問題ですが、入試問題としては並べ替え問題として出題されるので注意してください。その際にDo you think what caused the ship to think?としてしまわないように注意してくださいね。Yes/Noで答えられません。

 

(4)動詞がhas beenとなっています。単数扱いのものを選べばよいです。また、parents「両親」とありますから、「二人とも~ない」と判断して、Neitherが正解です。

(5)「もし間違いがあれば」という部分ですので、if there are any(mistakes)となります。

肯定文はsomeで、否定文・疑問文がanyでは?と思うかもしれませんが、someは「正体は不明だけどとりあえず存在はすることは確かだ」、anyは「存在自体が不明」です。なので今回の文脈では、「間違いがあるかは分からないが、もしあれば」というニュアンスですので、anyを用います。

(7)cannot but動詞の原形「~せざるを得ない」という重要表現です。(cannot help~ingもほぼ同意)

(8)so形容詞 that構文ですね。「あまりにうるさかったので」とありますから、「ほとんど聞こえなかった」のでしょう。これは、聞こえる「程度」を表しますので、hardlyが正解です。

(9)母集団がtwoですから、一方が定まれば、もう一方も特定できますので、the otherが正解です。センター試験の過去問で結構出題されていますので、other, others, another, the other, the othersなどをしっかり区別できる必要があります。

 

 

【問題3】

熟語をしっかり覚えてきたのかを確認する問題でした。入試頻出問題です。

 

(5)、(6)は無生物主語構文です。これは英作文や並べ替え問題にもよく出ますので必ず習得してもらいたい知識です。

この構文は因果関係を表します。Sが「原因」で、V以降が「結果」を表します。英語と日本語の主語が違うことから、発想の転換が必要です。「~すると…する」、「~のせいで/~のために…する」とある時、この構文を使うことをインプットしておいてください。

「この歌を聞くと、私は~を思い出す」と問題文にありますが、「聞く」の要素が全く英文に反映されていないために戸惑うようです。

よって(5)は「この歌は私に~を思い出させた」と考えることで、remind 人 of 物に辿り着いて欲しいです。

次に(6)ですが、これも教科書や問題集に出てくる有名な問題です。「~のせいで…できなかった」は「Sが~することを妨げた」というように言い換えることで、keep O from~ingが思い浮かんで欲しいところ。

(7)「~な人もいれば…な人もいる」は、Some~, others…という有名な構文です。これは読解の際にも役立ちます。対比を表しますので、読解の際の大きなヒントになることもあります。

(8)これも無生物主語構文です。しかも割と難しい。「地震のせいで、命を失った」は、「地震は、命を奪った」と言い換えて、rob 人of 物を用います。ofは「分離」を表します。人と物を逆にする答案をよく目にしますが、奪うにはまず人を襲い、ブチッと物を切り離しますね。

(10)「かなりの数の」という部分が問われていますが、quite a fewが正解です。

 

【問題4】

(2)メンバーが母集団で、2人以外の残り全員ですので、the othersが正解です。

(3)「ほとんどの人が~しなかった」ですので、名詞であるpeopleを修飾するので、Fewが正解です。「1語か2語で」という設問の指示がありますから、hardly anyも大丈夫でしょう。

(4)「もう1杯」とは、どれでも良いから別の1杯ということですから、anotherが正解です。

(5)友達という特定の母集団が続くから、None ofが正解です。

 

【問題5】

典型的な、よくある書き換え問題です。典型的で基本的とはいえ、(6)、(9)は結構きついかもしれません。

(2)「いつも~する」を二重否定を使って書き換える問題です。bringingが続くことから、never~withoutが正解です。

(3)the news that he succeededの部分を、同格のthat節を使わず、句で書き換える問題です。同格のofを用いて、his succeedingとします。

(6)far fromをanything butと書き換えるのはやや難か。

(7)While SVという節を、Duringを使って名詞句に書き換えるという頻出問題です。

(9)do nothing but 動詞の原形という表現も基礎的だが、試験中に思い浮かべるのはややきついか。

(10)はhe discoveredをhis discovery ofというように名詞に書き換える問題です。

 

【問題6】

本問題は強調構文に書き換える問題です。

It is ~that…を知っていれば瞬殺の問題です。これが思い浮かばなかったのであれば相当勉強不足ですので要反省です。

 

【問題7】

1語を補って並べ替える問題です。しっかりした理解を求める問題でした。

(1)問題文が部分否定であったので、Not all students can~としなければなりません。All students cannot~としてしまうと全部否定になってしまいますので不可。

(4)the last person to 動詞の原形は、すぐに思い浮かんで欲しいです。lastは「最も~しそうにない」という意味です。

(5)「片方あげる」だからeitherを補う必要があります。

 

【問題8】

指示に従って書き換える問題でした。典型的かつ基礎力を確認できる問題です。

(1)so~ that S cannot Vを、too~ to 動詞の原形に書き換える問題です。ただし、意味上の主語を補ってとあるので、for meを入れるのを忘れないように。

(2)問題文を強調構文に書き換える問題。It is not until~ that SVという有名な構文は思いついて欲しいです。

(3)As soon as SVを hardly~when/before と書き換える問題でした。Hardlyを文頭に持ってきたら、倒置になりますので、Hardly had the game started,~とする必要があります。よく並べ替え問題で出題されますので注意が必要です。

 

今後学習のアドバイス

以上で見たように、この定期試験には入試問題で頻出するものが結構出題されていました。学校の定期試験を真剣に取り組めば、入試に必要な知識が得られます。ですから、定期試験を疎かにせず真剣に取り組んで下さい。学校の教材をしっかりやりこんで下さい。英文法の教科書の左側の重要例文・重要表現はしっかり暗唱することが望ましいです。

また、設問で間違えた時は、なぜ他の選択肢ではダメなのか、その根拠をメモしておくこともオススメします。

 

 

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木元 佑太朗

東京大学文科1類入学、法学部卒業。 子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。 科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。 趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。

コース紹介 中高一貫校生・高校生対象


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