「漢文が苦手」な方必見!成績アップの勉強法!
皆様の中に、漢文が好きな生徒さんはいらっしゃいますでしょうか。
正直、漢文が好きな生徒さんって、とっても少ないです。
「どういう教科なのか良くわからない!」「勉強の方法が良くわからない!」
そういう生徒さん、多いと思われます。
さて、今回は、「漢文って一体なんなんだろう」と悩んでいる生徒さんに向けて、
漢文がどういうものなのかについて、その概観をご説明させていただきます。
このページの目次
漢検と漢文の意外な親和性
さて、漢文の文章を見てみて下さい。ご存知の通り、漢字だらけですね。
漢字だらけなのであれば、漢字を得意にすれば漢文も完璧に読めるようになるか、というと、
決してそんな単純な教科ではありません。
ただ、その覚えてる漢字のレベルによっては、漢文を読む上でかなりの武器になります。
少し衝撃的なことかもしれませんが、
漢検準一級配当漢字を記憶すれば、漢文の読みやすさは格段に変わります。
(最初に断っておきますが、決して漢検準一級を受けろ、という訳ではありません。単に、漢文がどういう教科かご説明する上での一つの例示です。)
やはり漢字まみれなだけはあります。漢字を覚えていると、読みやすくなるのです。
そんな簡単なことで読めるようになるのか?と思う方もいるかもしれません。
それでは逆に質問いたしますが、漢文はどう勉強していけばできるようになるのでしょう。
少し漢文をやったことのある生徒さんなら、「句法」を勉強することを挙げると思いますが…
句法を覚えても、文章題ではそこまで役に立ちません。
入試問題の漢文を見てみて下さい。
句法に紹介されているような、使役、ですとか、受け身、累加などを意味する漢字がどれほど使われているでしょうか。
一、二文字あれば良いほうです。
もともと、「句法」なんて、漢文、という中国語もどきに無理やり文法的要素を付け加えた謎の単元です。
勿論、句法問題も出ないわけではないので、しっかり覚えなければなりませんが、文章題においては、ほとんど役に立たないことは肝に銘じておいてください。
それよりも、大量に漢字の特徴を体得していくことのほうがずっと重要です。
漢字一つ一つが、どういった読みで、どういった意味合いを持つ言葉か、を押さえていくことで、文章を読む力はどんどん上がっていくはずです。
とは言え、漢検準一級を受験するのは相当大変かと思われます。というか、漢文ごときにそんなに時間を割いてはいけません。
ですので、漢文を読んでる中で、意味不明な漢字がでてきたら、その漢字の持つ意味と読みを小さいノートに控えておくとよいです。
漢文において大切なのは漢字の知識です。
敢えて句法で文章題を読む上で大切な事項をあげるなら、句法書などの最初に説明されている、訓点、置き字、再読文字、のみです。
句法問題対策も大切ですが、文章題対策のためにも、漢字一文字一文字に目を光らせてみて下さい。
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漢文は読みずらい古文だと思え
さて、文章題では句法が重要でない、と明言いたしましたが、その理由に、文法事項が古文とほとんど同じである、ということだ言えます。
というか、読みずらい古文です。
実際白文を書き下し文にしてみると、難しい漢字が使われているだけの、単純な古文の文章になります。
つまり、書き下し文に出来さえすれば、あとはどれだけその古文が理解できるか、だけの勝負になります。
言い換えれば、漢文を得意になるためには古文を得意にするのは必須なんです。
あとは、先程も申し上げました通り、どれだけ難しい漢字を知っているか、になります。
さて、漢文が苦手なみなさん。まずは古文を勉強しましょう。そして、古文の文法を完璧にしたら、沢山漢字を覚えましょう。
漢文なんて、入試でもそんなに使用されず、センター試験の配点も50点しかありません。決して時間を割くべき教科ではないのです。
出来るだけ手こずらないよう、サクッと得意科目にして、英語や社会に時間を沢山使いましょう。
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