大学受験の厳しい現実を知っておこう!今すぐできる受験対策もご紹介
「大学受験までまだ半年もあるから、余裕がある」
「大学はたくさんあるから、誰でも入学できそう」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、大学受験は決して甘くありません。
しっかり対策を取らなかった人は、3月に厳しい現実を突き付けられる可能性が高いでしょう。
この記事では、大学受験の厳しい現実を4つご紹介します。
大学受験の厳しさを受け入れたうえで、合格を目指しましょう。
今からできる受験対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験で突き付けられる「厳しい現実」
大学受験は、簡単に合格できるわけではありません。
たとえ定期テストでよい点を取れていたとしても、大学受験はまったく異なったものであり、必ず合格できるとは限らないのです。
志望校のレベルにもよりますが、もしもこれを読んでいる方が「大学受験なんて楽勝」と考えているならそれは甘い考えです。
難関大学を目指す人の中には、高校入学から大学受験を意識している人がいます。
中には中学から大学受験を考えている人もいるほどです。
甘く見ていては、そのような人に勉強の量も時間も叶うはずがありません。
ハイレベルな大学に入学したいと考えているのであれば、今、その厳しい現実を知っておきましょう。
第一志望の大学に合格できるのはわずか10%⁉
現役の受験生が第一志望の大学に合格できる割合は10%といわれることがあります。
ただし、これは志望校は変わることがあるためどの時点の第一志望校か分かりませんし、正確な統計があるわけでもありません。
ただ、ここで少し考えてみてください。
受験を意識したとき、最初に考えた第一志望の大学はずっと変わらずにいるでしょうか?
全力で受験勉強を頑張って、むしろ志望校のレベルを上げる人も中にはいるでしょう。
しかし、志望校のレベルを下げている人もいるのではないでしょうか?
受験勉強をしていくうえで「模試の結果が悪かった」「勉強が思うように進まない」など、厳しい現実に直面している人は少なくありません。
大学受験は「落とすための試験」
「高校受験はほとんど勉強しなくても受かったから、大学受験も大丈夫」と思っていませんか?
高校受験と大学受験はまったく異なります。
文部科学省の令和4年度「学校基本調査」によると、高校への進学率は通信制を含めるとおよそ98.8%で、中学卒業者のほとんどが進学しています。
一方で短期大学を含めた大学進学率は59.6%です。
浪人生も含めた進学率でも60.4%となっています。
高校受験は、ほとんどの生徒が受験すれば進学できる「受からせるための受験」です。
しかし、大学受験は進学を希望しない人もいるとはいえ、「落とすための試験」なのです。
また、高校受験の多くは居住地が同じ市内や県内の生徒がライバルとなります。
一方で、大学受験のライバルは全国に存在しています。
その分倍率も高くなり、簡単には合格できません。
難関大学合格者が多いのは中高一貫校ばかり
まずは、以下の表をご覧ください。
【難関大学合格者高校別ランキングTOP5】
東京大学 | 京都大学 | |
---|---|---|
1 | 開成高等学校 | 大阪府立北野高等学校 |
2 | 筑波大学附属駒場高等学校 | 洛南高等学校 |
3 | 灘高等学校 | 堀川高等学校 |
4 | 麻布高等学校 | 甲陽学院高等学校 |
5 | 聖光学院高等学校 | 灘高等学校 |
早稲田大学 | 慶応義塾大学 | |
---|---|---|
1 | 早稲田高等学校 | 慶應義塾湘南藤沢高等部 |
2 | 渋谷教育学園幕張高等学校 | 渋谷教育学園幕張高等学校 |
3 | 東京都立日比谷高等学校 | 浅野高等学校 |
4 | 聖光学院高等学校 | 頌栄女子学院高等学校 |
5 | 豊島岡女子学園高等学校 | 聖光学院高等学校 |
上の図は、国公立・私立の最難関といわれる4校の合格者を多く輩出している高校のランキングです。
この中で、太字の学校はすべて中高一貫校になっています。
20校中17校、およそ85%が中高一貫校ということです。
中高一貫校の多くは、一般の公立高校よりも難易度の高い教材を使って授業を進めています。
しかも授業が通常よりも早く進み、高校2年の終わりには6年分のカリキュラムを終えています。
そして高校3年生の1年間は、大学受験対策に充てられるのです。
難関大学を狙う人は、このような人たちをライバルにしなければならず、非常に厳しい受験になります。
少子化でも大学入試は難化傾向にある
「昔に比べて子どもの数は減っているから、大学受験も受かりやすくなっている」と思っている人がいるかもしれませんが、実は逆です。
大学受験は難化傾向にあります。
その原因は、とくに次の2つが考えられます。
- 問題が難化している
- 一般選抜の募集人数が減っている
入試問題は、全体的に難化しています。
共通テストでは、問題文が過去にないほど長文化しており、問題を読み解くだけでも大変です。
また、近年は一般選抜ではなく総合型選抜や学校推薦型選抜で進学する生徒が増えています。
とくに私立は、一般選抜以外で入学する割合が令和4年度で57%を超えています。
その分、一般選抜で合格できる人数は減っているのが現状です。
総合型選抜や学校推薦型選抜は、高校3年間で一定の成績を上げていることが求められます。
そのため、早めに対策を始めている人の方が有利で、対策できていない場合は一般選抜で頑張るしかありません。
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大学受験に落ちて初めて「厳しい現実」に気付くのでは遅い!今すぐできる受験対策
大学受験の厳しい現実に、受験に落ちてから気付くのでは遅すぎます。
今すぐ、受験対策を始めましょう。
ただし、取り組んでほしいのは受験勉強だけではありません。
勉強を始めるとともに、志望校の受験方法を調べ、腕試しに模試を受けてみましょう。
近年、大学受験は非常に多様化しています。
とくに私立大学は一つの大学・学部でもさまざまな受験方法があり、条件さえ合えば複数の受験方法にチャレンジすることも可能です。
もしも受験まであまり日がないようであれば、その中から科目数の少ない受験方法を選択することも検討しましょう。
ただし、科目数の少ない受験方法は、倍率が高くなりがちです。
過去のデータをチェックしながら、どの受験方法を選択するか決定しましょう。
また、模試を受けることで、自分自身の立ち位置が分かります。
どの程度勉強が足りていないのか、志望校に合格できる学力と自分自身の学力にどれくらい差があるのか、現実を見て今後の勉強法を考えましょう。
まとめ
大学受験は楽に合格できるものではありません。
受験を終える3月、志望校に合格できず厳しい現実を突きつけられるよりも、早い段階で厳しさに気付けたのであればラッキーです。
受験当日、「もっと頑張っておけばよかった」と後悔しないよう、今すぐ受験勉強を始めましょう。
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