大学受験の方法とは?各受験方式の特徴と選考方法をご紹介


「大学受験の方法がたくさんありすぎてよくわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

大学の受験方式には「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の3種類があります。
この記事では各受験方式の特徴や選考方法、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。

どの方法で受験しようか迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学受験には3つの受験方式がある!それぞれの特徴は?

大学受験に向けて「どの受験方式を選べばよいの?」と悩んでいるあなたに、各受験方式の特徴と選考方法をご紹介します。

総合型選抜

多くの私立大学でおこなわれている「総合型選抜」の評価基準では、おもに人物的な総合評価を重視しています。
学力面だけでなく、受験生の個性や適性、出身校での活動などから総合的に判断されます。

選考では書類選考・面接・小論文が基本ですが、志望校によっては学力試験や実技試験などがおこなわれる場合も。
志望校によっておこなわれる選考方法はさまざまなため、事前に確認をしておくことが重要です。

また、国公立では学力試験として共通テストが必要になるケースもあります。

学校推薦型選抜

「学校推薦型選抜」とは、出身校での成績や活動内容などから、受験生の意欲と個性を評価する受験方式です。
志望校に選ばれた高校生のみが出願できる「指定校制」と、全国の高校生が出願できる「公募制」に分けられます。

校長から推薦をもらったうえで、受験に必要な条件を満たさなければならないといった特徴があります。

選考では書類審査・小論文・面接が主流ですが、志望校によって学力試験がおこなわれることもあるでしょう。

一般選抜

3つのなかでもっとも一般的な受験方式です。
「大学入学共通テスト(以下共通テスト)の結果」と、受験当日におこなわれる「学力試験(二次試験)の結果」が重視されます。

国公立大学と私立大学で方式が変わるため、それぞれに分けてご紹介します。

国公立大学の一般選抜試験

国公立大学では募集人数の80%が一般選抜です。

基本的には1月におこなわれる共通テストと、2月~3月にかけて各大学でおこなわれる学力試験をもとに評価されるのが特徴です。
そのほか、調査書や小論文、受験生本人が提出した資料なども考慮され、総合的に判断されます。
学力試験は5科目が基本ですが、志望校や学科によります。

試験には、前期日程・中期日程(一部公立大学)・後期日程とあり、前期日程では筆記試験、後期日程では論文や面接、総合問題がおこなわれるケースが多いです。

私立大学の一般選抜試験

私立大学では募集人数の約50%が一般選抜です。

国公立では共通テスト+学力試験5科目なのに対し、私立の場合は学力試験での3科目が主流です。

共通テストは必須ではありませんが「共通テスト利用入試」を選ぶことで「複数の私立大学への出願が可能になる」「国公立大学と私立大学の併願がしやすくなる」などのメリットがあります。

ただし、共通テスト利用入試は定員が少ないため、合格基準が上がりやすくなります。
その場合、学力試験による一般選抜よりも難易度が高くなるので、注意しましょう。

私立大学の選抜方法は多様化しており、入試科目やその形態はさまざまです。
そのため、志望校の受験項目については、事前にしっかり調べておきましょう。

【大学受験方法】各方式別のメリットとデメリット

ここまでは各受験方式の特徴と選考方法をご紹介してきました。
次に、各受験方式のメリット・デメリットにはどのようなことが挙げられるのか見ていきましょう。

総合型選抜のメリットとデメリット

総合型選抜のメリットは出願・選抜時期が早いことが挙げられます。
万が一不合格だったとしても、その後一般選抜で受験することが可能です。
ただし、志望校が併願も可能かどうかの事前確認は必須です。

また、自分自身の「得意なこと」や「強み」が評価の対象になることも、総合型選抜のメリットといえるでしょう。

一方で、総合型選抜ではこれまでの積み上げが総合的に評価されるため、高校3年生になって急に対策をしても間に合わないというデメリットがあります。

学校推薦型選抜のメリットとデメリット

学校推薦型選抜のメリットは、一般選抜と比べて試験科目が少ないため受験勉強の負担が少なくて済むことが挙げられます。
さらに、入試科目に苦手分野がある場合にも、出身校での実績や活動をアピールすることでカバーできるでしょう。

また学校推薦型選抜は早い段階で合否を知ることができます。
国立大学の場合は1月後半から2月前半、私立大学の場合は11月~12月に合否を知ることができる場合が多いです。
合格できれば、余裕をもって大学生活に向けた準備ができるでしょう。

デメリットは学校推薦型選抜で不合格になってしまった場合、最初から一般選抜対策をしていた人と比べると、出遅れてしまう傾向が強いところです。

一般選抜のメリットとデメリット

一般選抜のメリットは、当日の学力試験がうまくいけば合格できる可能性が高いことが挙げられます。

また、共通テストを受験することで大学や受験日によっては最大3回試験を受けることができるため、同じ大学を2回受けることや、他の大学にも出願することも可能です。

ただし、前期の時点で合格した場合、残りの中期日程・後期日程を受けても合格できなくなってしまいます。
中期試験・後期試験は定員が少なく、倍率も高いことからも、基本的には第1志望を前期日程で受験することが望ましいです。

デメリットは合否発表が遅いことから、受験に落ちた場合「浪人」しなければならないリスクが伴います。

まとめ

大学受験の方法には「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」といった3つの受験方式があります。
受験生の個性や意欲が重視されたり、学力試験の結果が重視されたりと各方式によって特徴はさまざまです。

それぞれの受験方式とメリット・デメリットを理解して、あなたに合った方法で合格を目指しましょう。

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