塾に行くメリット・デメリット、塾選びのポイントを徹底解説

笑顔の塾講師と生徒
小学生から高校生までのお子さんをお持ちの親御さんの中には、そろそろ塾に行かせようか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、塾に行くメリット・デメリットに加えて、塾に行くべき子どもの特徴や塾選びのポイントを解説します。

お子さんに塾が必要なのか、必要な場合、どのように選べばよいかがわかるのでぜひお役立てください。

塾に通っている子どもの割合

まずは参考として、小学1年生~高校3年生の通塾率を紹介します。

学年 公立 私立
小学1年生 26.9% 66.4%
小学2年生 30.2% 61.4%
小学3年生 36.5% 72.4%
小学4年生 40.0% 78.2%
小学5年生 47.5% 81.7%
小学6年生 51.4% 78.3%
中学1年生 57.8% 51.6%
中学2年生 69.2% 53.4%
中学3年生 84.0% 56.7%
高校1年生 30.7% 35.3%
高校2年生 30.7% 37.6%
高校3年生 37.9% 42.1%

参照:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」

公立小学校は学年が上がるにつれて通塾率も上がっており、私立小学校は60~80%程度の子どもが塾に通っています。

公立中学は3年生の通塾率が84%と高く、高校受験に向けて多くの子どもが塾に通っていることがわかります。

高校生になると、公立、私立ともに通塾率は30~40%程度に下がるのが特徴です。

ただし、本調査の対象は全日制の高校生なので、大学に進学しない子どもも含みます。

実際は、大学受験を行う高校生の半数以上は塾に通っているでしょう。

塾に行くメリット3選

塾に行くメリットは以下の通りです。

  • 学習習慣を身につけられる
  • 定期テスト・入試の対策ができる
  • 受験情報を入手できる

順番に解説します。

学習習慣を身につけられる

塾に行く1つ目のメリットは「学習習慣を身につけられる」です。

学校以外で勉強する機会を強制的に確保でき、通い続けることで勉強するのが当たり前になるからです。

また、宿題が出される場合、家庭学習の時間を確保しなければならないので、自然と勉強する習慣が身につきます。

定期テストの対策ができる

塾に行く2つ目のメリットは「定期テスト・入試の対策ができる」です。

定期テストでの成績アップを目標にしている塾も多く、学校に合わせた対策を実施しています。

また、テスト勉強をしていて、わからない問題が出てきたときにも気軽に質問することが可能です。

「中高一貫専門塾WAYS」でも定期テスト対策指導を設けて、生徒の成績アップをサポートしています。

受験情報を入手できる

塾に行く3つ目のメリットは「受験情報を入手できる」です。

志望校の出題傾向や入試制度の情報といった情報が共有されるので、独自に調べる時間や労力がかかりません。

受験情報をもとに、勉強法や戦略もアドバイスしてくれるので、効率的に受験対策を進められます。

身近に相談できるプロがいることで、受験のストレスやプレッシャーを軽減することも可能です。

塾に行くデメリット3選

塾に行くデメリットは以下の通りです。

  • コストがかかる
  • 通塾に時間がかかる
  • 合わない塾だと成果が出にくい

順番に解説します。

コストがかかる

塾に行く1つ目のデメリットは「コストがかかる」です。

塾には数か月から数年間通うのが一般的なので、家計の収入を考慮して判断する必要があります。

なお、文部科学省の調査によると、小学1年生~高校3年生の学習塾費は以下の通りです。

学年 公立 私立
小学1年生 3万1181円 17万1797円
小学2年生 3万3365円 12万7924円
小学3年生 5万4172円 20万8636円
小学4年生 8万1635円 30万3449円
小学5年生 12万5821円 43万3441円
小学6年生 15万5013円 40万5057円
中学1年生 15万6032円 12万6795円
中学2年生 20万3859円 18万1436円
中学3年生 38万9861円 21万9276円
高校1年生 8万674円 11万873円
高校2年生 10万7774円 17万9923円
高校3年生 17万790円 22万5035円

参照:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」

上記は塾に行っていない生徒も含めた平均額です。

受講科目数や通塾回数、指導形式などによって、費用は大きく異なります。

通塾に時間がかかる

塾に行く2つ目のデメリットは「通塾に時間がかかる」です。

小学生のうちは、安全面から保護者が送迎するケースも多いため、共働きであれば負担が増えるでしょう。

中学生以降は、部活動が始まるため、塾との両立が難しくなるケースもあります。

塾までの距離が遠い場合、勉強時間が少なくなったり、行くのが面倒に感じたりするおそれがあります。

どんなに遠くても、自宅や学校から30分以内に行ける距離にある塾を選びましょう。

合わない塾だと成果が出にくい

塾に行く3つ目のデメリットは「合わない塾だと成果が出にくい」です。

塾講師と相性が合わなかったり、授業中に質問しづらかったりする場合、成績アップや志望校合格といった成果は期待しづらいでしょう。

塾に行くのがストレスになるだけでなく、勉強が嫌いになってしまうおそれもあるからです。

「自宅から近いから」「友だちが通っている」といった理由だけで塾を決めずに、最低でも2~3塾は比較した上で塾を決める必要があります。

塾に行くべき人の特徴3選

塾に行くべき人の特徴は以下の通りです。

  • 苦手科目がある
  • 学習時間を確保できていない
  • 志望校と自分の学力にギャップがある

順番に解説します。

苦手科目がある

定期テストで平均点を下回っている科目がある場合や学校の授業でついていけていない科目がある場合は塾に行った方がよいでしょう。

特に、算数・数学や英語といった積み上げ科目は、以前に習った知識をもとに新しい内容を学びます。

理解できていない単元があると、どんどんわからなくなってしまうおそれがあるので、早めに対処する必要があります。

苦手科目を克服したい場合は、自分に合ったカリキュラムで授業を受けられる個別指導塾がおすすめです。

学習時間を確保できていない

学習習慣が身についていなかったり、習い事や部活で忙しくて自宅で勉強できていない場合も塾に行った方がよいでしょう。

塾に通えば、強制的に学習時間を確保できます。

成績アップや志望校合格のためには、いかに学習時間を増やせるかが重要です。

家だと集中できないようなお子さんの場合、塾に通うことで徐々に学習習慣を身につけていきながら、家庭学習の時間を増やしていくのがおすすめです。

志望校と自分の学力にギャップがある

現時点で志望校の合格可能性が低い場合も塾に行った方がよいでしょう。

特に、模試でD判定やE判定ばかりのお子さんは早めに塾に行くべきです。

「そもそも勉強していない」「勉強の仕方が間違っている」ような場合、独学で学力を伸ばすのは困難です。

受験指導に実績のある塾に相談して、何をいつまでにどうやって勉強すべきかを知る必要があります。

子どもに合った塾選びのポイント3選

お子さんに合った塾を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 塾に通う目的を明確にする
  • 子どもに適した指導形式を選ぶ
  • 体験授業を受ける

順番に解説します。

塾に通う目的を明確にする

「周りの子どもも塾に行き始めたから」のような何となくの理由ではなく、なぜ塾に行くのか明確にしましょう。

目的が明確になれば、お子さんに合った塾を絞り込みやすくなります。

「苦手な英語を克服するため」「志望校に合格するため」のように、お子さんと話し合って、親子で共通認識をもつのがおすすめです。

親が一方的に決めるのではなく、一緒に考えることで、お子さんも責任感が生まれたり、勉強への意欲が高まるでしょう。

子どもに適した指導形式を選ぶ

塾には個別指導や集団指導、オンライン指導、映像授業などの様々な指導形式があります。

お子さんの性格や学力、学習態度などによって、適した塾は異なります。

例えば、内気な性格のお子さんであれば、講師との距離が近くて質問しやすい個別指導がよいでしょう。

負けず嫌いな性格のお子さんであれば、他の生徒と競い合いながら勉強できる集団指導がおすすめです。

成績を伸ばすには、どの指導形式が子どもに合っているのかを見極めるのが大事です。

体験授業を受ける

入塾する前に必ず体験授業を受けましょう。

実際の授業を体験することで、塾の雰囲気や教え方、講師との相性などを確認できます。

「実際に入塾してみたら、ホームページやチラシに書かれてある内容と違った」といったトラブルも未然に防げます。

比較して検討するためにも、体験授業は最低でも2つ程度受けるのがおすすめです。

あまりにたくさんの体験授業を受けると、お子さんの負担も増えるので注意しましょう。

まとめ|塾に行くメリット・デメリットを解説しました

塾に行くことで強制的に勉強できる環境を確保できます。

学習習慣が身についていない場合や志望校の判定結果が芳しくない場合は早めに塾に行くのがおすすめです。

「中高一貫専門塾WAYS」では、これまでに450校以上の中高一貫校生を指導してきました。

内部進学を目的とした定期テスト対策や一般入試での大学受験対策などを行っています。

無料でお子さんの勉強に関するカウンセリングを実施しているので、お気軽にお問い合わせください。

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
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英語、数学をメインに指導を行っています。

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