「塾が楽しい」のは危険?チェックしておきたいポイントを解説
子どもが「塾が楽しい」と言っているのは喜ばしいことです。
一方で、ただ楽しいだけでは、塾に通わせる本来の目的である「成績アップや志望校合格」を実現できません。
本記事では塾が楽しいと感じる理由や親としてチェックしておきたいポイント、塾が楽しくないときの対処法を解説します。
このページの目次
塾が楽しいと感じる主な理由
子どもが「塾が楽しい」と感じる主な理由は以下の通りです。
- わからないことを理解できるようになったから
- 成績が上がったから
- 講師や同学年の生徒とコミュニケーションを取れるから
- 褒めてもらえるから
順番に解説します。
わからないことを理解できるようになったから
わからなかった問題が解けるようになったり、苦手科目を克服できたりした場合、子どもは塾が楽しいと感じる傾向があります。
自分で問題を解けたときの喜びを知ることで、勉強を楽しく感じるのです。
また、塾で勉強することで理解度が増すと、学校の授業もわかるようになります。
勉強にも前向きに取り組めるようになるため、塾に行くことが楽しくなるのです。
成績が上がったから
塾に通って成績がアップした場合も子どもは塾が楽しいと感じるケースが多いです。
点数で表される成績は、実際にどの程度成績が伸びたかがひと目でわかります。
自分の頑張りが目に見えるので、達成感を感じられるだけでなく、自信もつくでしょう。
「塾に通ったから成績が上がった」という経験をすることで、塾に対するイメージもよくなるので「楽しい」と感じるのです。
講師や同学年の生徒とコミュニケーションを取れるから
塾講師に悩みを相談することでストレスを軽減できたり、他の生徒と雑談して趣味の話で盛り上がったりできます。
新しい自分の居場所ができることで、塾を楽しいと感じるのです。
実際に、学校よりも塾の方が楽しいと言っている生徒もいます。
また、塾では同学年の生徒と競い合いながら勉強できます。
ライバルと切磋琢磨できる環境に身をおくことで、充実感を得られるのです。
褒めてもらえるから
「褒めて伸ばす」ことを重視している塾が多いのも、子どもが塾を楽しいと感じる理由の1つです。
宿題をやってきたという小さなことでも、褒められると自分の頑張りが報われます。
自分を認めてくれる存在が塾にいることで、前向きな気持ちを維持しながら勉強できるのです。
子どもが「塾が楽しい」といったときにチェックしておきたいポイント
子どもの「塾が楽しい」という言葉に安心しきってはいけません。
ただ楽しいだけでは本来の目的である成績アップや志望校合格につなげられないからです。
ぜひ、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 習ったことを説明できるか
- 勉強時間は増えているか
- 成績は挙がっているか
順番に解説します。
習ったことを説明できるか
「今日はどうだった?」と聞いたときに、子どもから「楽しかった」という返答があった際は、その日に塾で勉強した内容を説明できるかチェックしましょう。
勉強内容を理解しているかがわかります。
きちんと応えられないようであれば、注意が必要です。
ただし、干渉されるのを嫌う子どももいるので、場合によっては塾に連絡して、学習の様子や理解度などをヒアリングしてみるとよいでしょう。
勉強時間は増えているか
家庭学習の時間が増えたか、塾の自習室で勉強するようになったかなどをチェックしましょう。
塾が楽しいといっているものの、学習態度に変化が見られない場合は注意が必要です。
勉強が楽しいのではなく、友だちとおしゃべりするのが楽しいようなケースが考えられます。
とはいえ、勉強嫌いな子どもの場合、理由は何であれ、まずは楽しく塾に通うことが重要なケースもあります。
お子さんの特性を見極めつつ、焦ることなく見守りましょう。
成績は上がっているか
塾に通い始めて成績が上がっているかチェックしましょう。
成果が出ているようであれば心配する必要はありません。
一方、半年以上通っているものの、成績が低下したり、伸びていなかったりする場合は注意が必要です。
塾に通わせる本来の目的を達成できていないからです。
塾と面談して今後の指導計画を共有したり、場合によっては転塾を検討する必要もあるでしょう。
なお、通い始めて1か月といった短期間で成果が出るケースは稀なので、最低でも3か月程度は様子を見て、判断しましょう。
勉強に対するモチベーションが高まっているか
子どもが「塾が楽しい」といっているならば、勉強に対するモチベーションも高まっているはずです。
自主的に計画を立ててテスト勉強に取り組んだり、志望校に関する情報を収集したり、前向きな姿勢が見られるかチェックしましょう。
「塾が楽しい」と思える気持ちが、ポジティブな行動につながっているようであれば、心配する必要はありません。
「塾が楽しくない」場合の対処法
「塾が楽しい」と思える子どもがいる一方で、楽しくないと感じる子どももいます。
その際は、以下のような対処法がおすすめです。
- 子どもと話し合う
- 塾と面談を行う
- 転塾する
順番に解説します。
子どもと話し合う
子どもから話を聞いて原因を特定し、解決策を講じましょう。
個別指導塾であれば、担当講師との相性が合わないため、楽しくないと感じてしまうケースもあります。
担当講師を変更できる制度を設けている塾であれば改善することが可能です。
集団塾であれば、授業についていけなかったり、わからないことを質問できなかったりするとストレスが溜まってしまうでしょう。
子どもの学力に合ったクラスに変更したり、個別部門が併設されているようであれば、コースを変更するのも手です。
塾と面談を行う
子どもと話し合っても原因や解決策が明確にならない場合は、塾に面談を申し込みましょう。
現状を共有し、塾での学習態度や勉強の理解度、講師や他の生徒との関係をヒアリングします。
原因が判明すれば、塾が改善策を実施してくれるはずです。
塾側も、保護者から相談されて初めて気づくケースも少なくないので、お子さんの様子で気になる点があれば、遠慮せずに相談するのがおすすめです。
転塾する
子どもが「塾に行きたくない」「塾を辞めたい」といっていて、塾に相談しても解決できないようであれば、転塾を検討しましょう。
塾に行くことだけでストレスを感じてしまう場合、無理に通わせ続けると勉強嫌いになってしまうおそれもあります。
また、そもそもお子さんが現在通っている塾の指導方針や指導形態に合っていないケースもあります。
例えば、自分のペースで勉強したい子どもが集団指導塾に通っていては、成果は出づらいでしょう。
一人ひとりに合った塾は異なるので、塾選びから見直す必要があります。
まとめ|「塾が楽しい」ときにチェックしておきたいポイントを解説しました
子どもが「塾が楽しい」といっている場合、勉強時間の増加や成績アップといったポジティブな結果が出ているようであれば心配はいりません。
一方、楽しいだけで成果につながっていない場合は注意が必要です。
子どもと話し合ったり、塾に相談したりして対処しましょう。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成し、指導を行っています。
勉強嫌いなお子さんや中だるみで成績が伸び悩んでいるお子さんの指導を得意としています。
お子さんの学習態度や成績に不安を抱えている方はお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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