子どもの自主性を育てる方法5選!主体性との違いやメリットも解説
子育てをしている親御さんの中には、子どもに自主性をもって欲しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
一方で、自主性を育むのは容易ではありません。親として子どもとどのように向き合えばよいかわからない方も少なくないでしょう。
本記事では、子どもの自主性を育てるメリットや方法を解説します。
自主性のある子どもに育てるために親がやるべきことがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
子どもの自主性とは
自主性とは、他人から指示されることなく、自分の意思で与えられた課題に取り組む性質のことです。
「やるべきことを自分でやれる」といえば、わかりやすいでしょう。
自主性のある子どもの具体例は以下の通りです。
- 親が指示しなくても自分から宿題をやる
- 遊び終わったら自分で片づけをする
- 学校の準備を自分で行う
自主性が何歳から育まれるのか気になる方も多いかもしれませんが、性格や成長スピードによって個人差があります。
子どもの成長を観察しながら、焦ることなく親がサポートしていくのが大事です。
主体性との違い
自主性とよく似た概念に「主体性」があります。
いずれも自ら率先して行動を起こす点は共通していますが、明確な違いがあります。
自主性とは「やるべきことに率先して取り組む」ことです。一方、主体性は「自らやるべきことを見つけて取り組む」ことを指します。
つまり、やるべきことが与えられているかいないかが自主性と主体性の大きな違いです。
子どもの自主性を育てるメリット
次に、子どもの自主性を育てるメリットを3つ紹介します。
- 自分で考えて行動できるようになる
- 感情をコントロールできるようになる
- 社会に出たときに役立つ
自己管理能力が高まる
子どもに自主性が身につけば、自己管理能力も高まります。
やるべきことを後回しせずに取り組めるようになるため、親が口を出す機会も減り、子育てのストレスも軽減されるでしょう。
また、自己管理能力が高まれば、自ら計画を立てて行動できるようになります。
例えば、定期テスト前にいつ何をどのくらい勉強すればよいかを考えた上で勉強に取り組めます。
テスト範囲の勉強が終わらなくて慌てたりすることもなくなるのです。
リーダーシップが備わる
自主性が育まれれば、リーダーシップの素養が備わります。
物事に対して自主的に取り組んでいる姿勢は周囲から共感を得られるからです。
他者にもポジティブな影響を及ぼし、モチベーションアップにも寄与します。
自主性のある子どもは、みんなで力を合わせて取り組まなければならない運動会や文化祭などで活躍しやすいでしょう。
社会に出たときに役立つ
自主性は社会に出たときにも役立ちます。
やるべきことをきっちりできれば、周囲から信用を得られるからです。
例えば、上司から指示される前に、先回りして仕事をやっておけば「言わなくてもやるべきことがわかっている」と思ってもらえるでしょう。
社内での評価が高まるので、やりたかった仕事ができたり、新規プロジェクトを任されたりする可能性も高まります。
子どもの自主性を育てる方法
子どもの自主性を育てるのにおすすめの方法は以下の5つです。
子どもと接する際に、意識して取り入れてみてください。
- 自分で考えさせる
- 子どもの意見を尊重する
- 干渉し過ぎない
- 色々な体験をさせる
- 過程を褒める
順番に解説します。
自分で考えさせる
自主性を育てるには、子どもに自分で考えさせることが大事です。
親が手とり足取りサポートしていると、子どもは言われたことしかやらなくなるおそれがあるからです。
あるいは、言われるまで何もしない子に育ってしまう可能性もあります。
とはいえ、すべてを子どもに考えさせるのは無理があるので、親は選択肢を与えることでフォローしましょう。
複数の選択肢を伝えて、子どもに選ばせるのです。習慣化できれば、子どもは少しずつ自分で考えて行動できるようになるでしょう。
子どもの意見を尊重する
親の考えを押しつけたり、頭ごなしに否定したりせず、子どもの意見を尊重してあげましょう。
親が受け入れる姿勢をもっていれば、子どもも自分の意見を発言しやすくなります。
例えば、週末に家族で出かける場所を決める際は、積極的に子どもの意見を取り入れましょう。
ゲームやテレビ、勉強などのルールを決める際も子どもと話し合うのがおすすめです。
責任感も生まれるので、自主的な行動が促せます。
干渉し過ぎない
子どもの自主性を育てるには、過干渉は避けなければなりません。
ことあるごとに親が口出しすれば、子どもは親の顔色を伺って行動するようになってしまいます。
「自分がどうしたいのか」ではなく「親がどう思うか」が判断の基準になってしまうのです。
「やってあげた方が早い」と思うこともあるかもしれませんが、子どもにできることは積極的にやらせてあげましょう。
困難に直面した際にサポートしてあげるのが親の役目なのです。
色々な体験をさせる
子どもの自主性を育てるには、小さい頃から色々な体験をさせるのも大事です。
熱中できるものが見つかれば、子どもはさらに深く理解しようと、自ら考え行動します。
例えば、サッカーに夢中になれば、どうすればもっとうまくなれるか考えるでしょう。
本や試合の映像を見たり、休みの日に公園で練習したりするはずです。
色々な体験をさせることで、子どもの興味・関心を見つけてあげましょう。
過程を褒める
子どもの自主性を育てるには、結果よりも過程を褒めることが大事です。
理由は簡単で、結果はいいときにしか褒められないからです。
定期テストやスポーツの試合などで結果はつきものですが、好成績を残せるときもあればそうでないときもあるでしょう。
結果がどうであれ、子どもが頑張っていた過程に着目すれば、どんなときでも褒められます。
褒められれば、子どもも次に向けて頑張るモチベーションを維持できるでしょう。
頑張った自分を認めてくれる存在は自主性を育む上で欠かせないのです。
まとめ|子どもの自主性を育てる方法を解説しました
自主性とは、やるべきことを自らやれる性質のことです。
自主性と似た言葉である主体性は、自らやるべきことを見つけて取り組む性質を指します。
両者の違いは「やるべきことが与えられているかいないか」です。
自主性を育てるには、子どもの意見を尊重し、自分で考えさせるのが大事です。
色々な体験をさせて、熱中できるものを見つけてあげるのもよいでしょう。
なお、子どもが勉強しなくて困っている場合は、塾のサポートを利用するのも手です。
勉強ができるようになれば、学校の授業が楽しくなり、成績アップも期待できます。
自分に自信がつけば、何事にも自主性をもって取り組めるようになるでしょう。
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投稿者プロフィール
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