大学受験生にストレスを与える親の言動5選!
大学受験生は志望校合格という大きなプレッシャーを抱えながら受験勉強に取り組んでいます。緊張や不安といった目に見えないストレスを抱えながら生活を送っているのです。
そのため、受験生をもつ親御さんの中には「ちょっとしたことで子どもがイライラするようになった」と感じる方もいるのではないでしょうか。
中でも、受験生にとっては、親の言動がストレスになるケースも少なくありません。
本記事では、受験生にストレスを与える親の言動を紹介します。NG行為を知ることで、子どもに過度なストレスを与えずに済みます。
また、受験生に対して親ができることも解説するのでぜひお役立てください。
このページの目次
大学受験生にストレスを与える親の言動
大学受験生にストレスを与える親の言動として代表的なものを4つ紹介します。
悪気なく言ってしまっていたことや、ついついやってしまっていたことなどがないかチェックしてみてください。
- 周囲と比較する
- 自分の考えを子どもに押し付ける
- 子どもの勉強を邪魔する
- 受験に無関心な態度をとる
順番に解説します。
周囲と比較する
兄弟や同級生、受験生だった頃の自分と比較するような言動は子どものストレスになります。
子どものやる気を引き出そうと思っていたとしても逆効果である可能性が高いです。
受験期の子どもはすでに自我が芽生えているケースがほとんどです。他人と比較されるのを嫌う傾向にあるので注意しましょう。
なお、言ってしまいがちな言葉の具体例は以下の通りです。
- 「〇〇(兄弟)は英語が得意だったのに」
- 「私が受験生の頃は毎日5時間勉強していたよ」
- 「〇〇君は偏差値65らしいよ」
子どもに対する不満を口に出すことで親のストレス発散にはなるかもしれません。
しかし、そのストレスは子どもが受け取ることになるので気をつけましょう。
自分の考えを子どもに押し付ける
志望校や勉強法などについて、下記のように自分の考えを子どもに押し付けるのもよくありません。
「大学に進学するならMARCH以上じゃないとダメ」
「その勉強法だと効率が悪いよ」
特に志望校の話は、親の期待が過度なプレッシャーとストレスにつながるおそれがあるので注意しましょう。
「こういう勉強法もあるよ」「教員を目指すなら〇〇大学もいいらしいよ」といった声かけのように、選択肢を提案する程度にとどめておくのがおすすめです。
干渉し過ぎる
子どもに対して「いつ勉強するの?」「もっと勉強したら?」と言ったことがある親は多いと思いますが、必要以上に干渉してしまうと、子どもにストレスがかかります。
勉強しなければならないことは子どもが一番わかっているはずです。その一言でやる気をなくしてしまう子どももいるでしょう。
どうしても子どもが勉強しないという場合は、勉強計画を一緒に立ててあげるのがおすすめです。
いつ何をやるかが明確になれば、子どもも勉強に取り組みやすくなります。
子どもが勉強してなかった際に「計画通りに進められているか」を声かけでチェックするのも正当な行為になるでしょう。
受験に無関心な態度をとる
過干渉も避けるべきですが、受験に対して無関心な態度をとるのも要注意です。
子どもが「自分は期待されていない」と思ってしまうおそれがあるからです。
勉強に対するモチベーションが低下するリスクもあるでしょう。
もちろん、子供の性格や普段の学習態度によっては、親があえて口出ししないという方針も効果的かもしれません。
しかし、自分1人で受験を乗り越えられる子どもはごく少数です。
模試や定期テストの結果が悪かった場合、努力したことやできた部分を褒めてあげましょう。
精神的に落ち込んでいたら、気分転換に誘ってみるのも手です。
「親が近くで見守ってくれている」と子どもにわかってもらうことが重要です。
ストレスを抱えている大学受験生のために親ができること
受験に向けて頑張っている子どもに対して親ができることを解説します。
- 子どもを信じる
- 受験に関するスケジュールを把握しておく
- 食生活をサポートする
- メンタル面をサポートする
- 自分もストレスを溜めない
子どもを信じる
受験生と向き合う上で最も重要なのが、信じてあげることです。
子どもを信じていれば「もっと勉強しなさい」といったストレスを与える言葉をかける必要もなくなります。
子どもはやるべきことをやっているものの、親が把握していないだけという可能性もあるでしょう。
また、ストレスやプレッシャーを抱えている受験生であれば、模試や定期テストの結果で一喜一憂することもあります。
頑張って勉強したのに、思うような結果が出なかった場合、自分を信じられなくなるかもしれません。
そんなとき、せめて親だけは子どもを信じてあげましょう。結果が悪かったことを悔やむのではなく、励ましの言葉をかけてあげるのです。
受験に関するスケジュールを把握しておく
共通テストや志望校の入試、模試などの日程やスケジュールを把握しておきましょう。
子供のスケジュールを把握しておけば、的確な声かけが可能となります。
模試前日であれば「ひと段落ついたら明日力を発揮するためにも早めに寝ようね」といった声かけができます。
風邪やインフルエンザなどの感染リスクを避けるために、テスト直前に大勢の人が集まる場所に出かける予定を組むこともないでしょう。
子どもは「親も一緒に考えて受験を乗り越えようとしてくれている」と感じるはずです。
また、スケジュールを把握しておくことで、予定を重複して入れたり、遅刻したりするリスクを低減できるメリットもあります。
食生活をサポートする
受験を乗り越えるために重要なのが食生活です。
食生活が乱れてしまうと、免疫力が低下するリスクがあります。体調を崩しやすくなるので、規則正しいリズムで栄養バランスのとれた食事を用意しましょう。
特に重要なポイントは以下の通りです。
- 朝食を食べさせる
- 間食は適度にとどめておく
- 遅い時間にカロリーの高い食事を与えない
子どもが落ち込んでいるときは、好物を用意してあげたり、外食に連れて行ってあげるのもよいでしょう。
メンタル面をサポートする
ストレスとプレッシャーを抱えながら毎日を過ごしている受験生にとって、親の精神的なサポートは欠かせません。
「良かったときは精一杯に褒めてあげ、悪かったときは心の底から励ます」ことを意識してサポートに従事しましょう。
いつでも褒めることを忘れてはいけません。例えば、模試の結果が悪かったときは過程を褒めましょう。
結果が出なくて落ち込むのは、頑張ったからなのです。
とはいえ、勉強に対して真剣に取り組んでいないような場合は、ときに咤することも必要です。
甘やかすのではなく、メリハリをつけて接しましょう。
自分もストレスを溜めない
親自身もストレスを溜めないようにすることが重要です。
多くの大人は、仕事や人間関係、子育てなどでストレスを抱えているものです。
しかし、過度にストレスを溜め込んでしまうと、子どものちょっとした言動にさえイライラしてしまいます。
ストレスを発散するために、子どもに強く当たってしまうような事態になりかねません。そうすると、子どもにもストレスになってしまいます。
以下のように、自分に合ったストレス発散法を見つけて、メンタルを整える必要があります。
- 深呼吸する
- 適度な運動をする
- 趣味に没頭する
- 睡眠時間を十分に確保する
- 太陽の光を浴びる
まとめ|大学受験生にストレスとなる親の言動を解説しました
受験生に対して、過度に干渉したり、周囲と比較したりすると、余計なストレスを与えてしまいます。
勉強する意欲を削ぐおそれがあるので、注意しましょう。
重要なのは、指摘ではなく、褒めることです。
子どもを信じて、本人を尊重しつつ、時には叱咤することも忘れずにメリハリをつけてコミュニケーションをとりましょう。
とはいえ、子どもが反抗期だった場合、会話することさえ難しいケースもあるかもしれません。
そのような場合は、塾や予備校といった外部のサポートを利用するのがおすすめです。
同じ空間で生活を共にする親子とは違い、塾講師と生徒の間には適度な距離感があるので、素直に話を受け入れてくれるケースが多いです。
子どもの第1志望合格を叶えるためにも現状を変えたいと考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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