中高一貫校生の学習塾費の年間平均は中学32万8000円、高校37万5000円
文部科学省発表「令和5年度子供の学習費調査」によると、学習塾に通っている家庭の学習塾費の年間平均は、私立中学生32万8000円、私立高校生37万5000円です。
中高一貫校の多くは、私立中学・私立高校であるため、学習塾に通う中高一貫校生の学習塾費の実態が見えてきます。
中高一貫校生でも学習塾の利用は珍しくなく、データによって差異はありますが、3〜5割程度が通塾していると見られます。
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中高一貫校生(私立中学生・私立高校生)の学習塾費
中学校 | 高等学校(全日制) | ||
---|---|---|---|
公立 | 私立 | 公立 | 私立 |
34万9000円 | 32万8000円 | 38万2000円 | 37万5000円 |
参考:文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要
1円でも学習塾費を支出している家庭の、学習塾費の年間平均のデータです。
中高一貫校の多くは私立中学・高校であるため、私立中学校、私立高校の金額が、おおむね中高一貫校生の学習塾費と判断できます。
公立中高一貫校を含むデータではありませんので、ご注意ください。
また、学習塾をそもそも利用していない家庭も含まれません。あくまでも、学習塾を利用している家庭の年間平均となります。
学習塾費を40万円以上支出する家庭が多い
中学校 | 高等学校(全日制) | |||
---|---|---|---|---|
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
1円~10万円未満 | 9.7% | 11.1% | 6.4% | 7.8% |
~20万円未満 | 10.1% | 8.9% | 5.3% | 4.6% |
~30万円未満 | 12.9% | 6.5% | 6.6% | 3.8% |
~40万円未満 | 10.0% | 9.0% | 4.9% | 2.6% |
40万円以上 | 23.3% | 15.7% | 15.4% | 11.3% |
参考:文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要
※学習塾費の支出をしていない(0円)の家庭も元データには含まれています。
学習塾費の10万円刻みの分布を見ると、公立・私立、中学・高校を問わず、年間40万円以上を支出している家庭が最多となります。
仮に年間42万円とした場合、毎月3.5万円平均の学習塾費を支出しているということになります。
中高一貫校生の通塾率は3〜5割程度
中学校 | 高等学校(全日制) | |||
---|---|---|---|---|
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
学習塾費をかけていない | 34.1% | 48.8% | 61.3% | 69.9% |
学習塾費を1円以上支出している | 65.9% | 51.2% | 38.7% | 30.1% |
参考:文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要
学習塾費0円の家庭と、学習塾費を1円以上支出している家庭の比率から、通塾率が想定可能です。
文部科学省の調査結果からは、中学生で51.2%、高校生で30.1%が、学習塾を利用しているといえるでしょう。
また、ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所が行った調査では、公私全体で見ると中学3年生が通塾率のピークで、高校1年生で一度通塾率は下がりますが、高校3年生にかけて再び上昇します。
この調査では、世帯年収と通塾率に相関関係があることも述べられています。
参照:ベネッセ総合研究所「第7回 習い事・学習塾について考える その2 学習塾の実態」
経済的に困難な家庭向けの塾代助成(教育バウチャー)制度
高額になりがちな学習塾費は、経済的に困難な家庭にとっては、大きな負担です。
そこで、学習塾費を助成する、塾代助成(教育バウチャー、教育クーポン)制度を自治体が設けている場合があります。
東京都や千葉県の事例を中心に、こちらの記事で詳細を紹介しています。
中高一貫校生が学習塾を必要とする理由
「中高一貫校 個別指導塾WAYS」では、お子さんが中高一貫校に通う保護者200人を対象に「塾を探すきっかけ」を尋ねたアンケートを実施しました。
定期テストの結果が悪かった | 30.6% |
勉強時間や勉強のやり方に不安を感じた | 30.1% |
家庭での勉強のサポートに限界を感じた | 16.4% |
宿題や提出物のサポートをしてほしかった | 8.6% |
通知表の評定が悪かった | 7.4% |
友人から話を聞いた | 2.0% |
英検対策がしたかった | 1.2% |
大学受験を目標とする進学系の中高一貫校では、大学受験を意識したカリキュラムが組まれており、授業についていき、定期テストで良好な成績を収められれば、原則として塾は不要と言われます。
しかし、授業進度の早さ、内容の濃さから、家庭学習が不可欠であり、自宅での勉強が苦手、あるいはできない場合は、成績が低迷してしまいます。
実際、塾を探すきっかけとしては「成績不振」が最多の理由となります。
また、中高生は自立心が大きく育ち、思春期真っ只中となります。親子関係が難しくなりがちで、中学受験のときのように親による勉強のサポートがうまくいかないケースが増えてきます。
NHKによるWAYS取材記事:NHK首都圏ナビ「中高一貫校に入学 すぐに塾でモヤモヤ ~中高一貫生“専門塾”とは?」
中高一貫校生の成績不振は「中高一貫校 個別指導塾WAYS」なら解決できる
「中高一貫校 個別指導塾WAYS」は、1コマ120分指導でありながら、リーズナブルな料金が魅力の、中高一貫校専門塾です。
中高一貫校では、授業についていき、定期テストで良い点を取ることが、志望大学の合格へと繋がっていきます。
WAYSは、こうした中高一貫校特有の事情に最適化し、学校の授業・定期テストをサポートすることに特化しています。
500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、学校ごとに異なるカリキュラムに完全対応が可能です。
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中高一貫校専門を名乗る理由、他の学習塾との違いは、こちらで詳しく解説しています。
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投稿者プロフィール

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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。