都立の中高一貫校生も塾が必要なケースがある!必要な子の特徴や選び方、メリットを解説
「手厚い教育を受けられると思って都立の中高一貫校に子どもを進学させたものの、定期テストが悪くて不安になった」
「学校任せでは限界があるので、塾に行かせた方がいいのだろうか」
こんな考えを抱いている親御さんも多いのではないでしょうか。
通塾率は、中学生であれば50%以上、高校生であれば30%以上です。
わざわざ塾に通わなくても良い子もいれば、すぐにでも塾に通った方が良い子もいます。
本記事では、中高生の通塾率に加えて、塾が必要な中高一貫校生の特徴や、塾に通うメリット、選び方を解説します。
都立中高一貫校のお子さんの塾通いを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
都立の中高一貫校生でも半数以上の中学生は塾に通っている
公立、私立ともに、通塾率は50%以上あり、学年が上がるにつれて割合も高まります。
高校受験のない都立中高一貫校生であれば、私立中学の数値を見るのがおすすめです。
中学生の通塾率は公立、私立ともに50%以上
学年 | 公立中学校 | 私立中学校 |
1年生 | 57.8% | 51.6% |
2年生 | 69.2% | 53.4% |
3年生 | 84.0% | 56.7% |
高校生(全日制)の通塾率は30~40%だが大学に進学する子どもに限ればもっと高い
高校生になると、中学生よりも通塾率は下がります。
なぜなら、普通科以外の専門学科のお子さんの場合、大学に進学しないケースもあるからです。
塾に通わずに大学受験を成功させている生徒は極めて少数派でしょう。
学年 | 公立高校 | 私立高校 |
1年生 | 30.7% | 35.3% |
2年生 | 30.7% | 37.6% |
3年生 | 37.9% | 42.1% |
御三家と呼ばれる偏差値の高い「小石川・武蔵・両国」だけでなく、どの学校も偏差値55を超える難関校です。
充実したカリキュラムが組まれているうえに学校の授業以外にも補習を充実させている学校もあり、本人のやる気さえあれば塾なしでもある程度の大学受験に対応できる学力は身につきます。
それでも都立の中高一貫校生で、塾へ通うお子さんは少なくありません。
授業進度の速さや難易度の高さから授業についていけなくなってしまうのが大きな理由です。
塾が必要な都立中高一貫校生の特徴
以下の特徴に当てはまった場合、塾に通った方が良いでしょう。
- 学校以外でほとんど勉強しない
- 中高一貫校の授業についていけていない
- 定期テストで平均点以下の科目がある
- 目指している大学と現状の学力のギャップが大きい
詳しく解説します。
学校以外でほとんど勉強しない
中高一貫校に通う多くの生徒・保護者は、学校の授業だけで大学合格に必要な学力が身につくと考えがちです。
しかし、学校の勉強だけで合格できるほど甘くはありません。
学校以外でどれだけ勉強時間を確保できるかが合否を分けるのです。
自宅学習の習慣が身についていない生徒は、受験勉強で苦戦することが予想されます。
塾に通うことで、徐々に勉強習慣を身につけていくのがおすすめです。
中高一貫校の授業についていけていない
都立の中高一貫校は、高い学力を持つ生徒が集まる競争の激しい環境です。
授業の進度が速く、内容も難しいため、一度でもつまずくと取り残されてしまう可能性があります。
授業についていけない状態が続くと、学習意欲の低下や自信の喪失につながりかねません。
早めに塾のサポートを受けて、基礎からしっかり理解することが大切です。
定期テストで平均点以下の科目がある
定期テストは、現在の学力を知る重要な指標です。
平均点を下回る科目があるということは、その分野の理解が不十分であることを意味します。
特に、英語や数学などの主要科目で平均点を下回っている場合は、早急な対策が必要でしょう。
苦手科目を克服するには集団指導塾ではなく、個別指導塾がおすすめです。
自分の弱点を把握し、自分のペースで進められるからです。
目指している大学と現状の学力のギャップが大きい
都立の中高一貫校に通う生徒の多くは、難関大学への進学を目標としています。
しかし、目標とする大学の合格に必要な学力と現状の学力とのギャップが大きい場合、そのままでは合格が難しいかもしれません。
ギャップを埋めるには、計画的かつ戦略的な受験対策が不可欠です。
自力では何から手をつければよいかわからない場合は、個別指導塾で志望校に合わせた学習プランを立ててもらい、着実に学力を伸ばしていきましょう。
都立中高一貫校生が塾へ行くメリット
都立の中高一貫校生が塾に通うメリットは以下の4つです。
- 学校の授業についていけるようになる
- 正しい勉強法を身につけられる
- 自ら勉強に取り組む習慣が身につく
- 大学受験対策ができる
- 勉強のプロにいつでも相談できる
順番に解説します。
学校の授業についていけるようになる
塾で予習・復習を行うことで、自信を持って授業に臨めるようになるでしょう。
都立の中高一貫校では、優秀な生徒が集まるため、授業の進度が速く、内容も難しいことが多いです。
授業についていくのに精一杯で、次第に学校の勉強から取り残されてしまう生徒もいるでしょう。
個別指導塾では、講師が生徒一人ひとりのペースに合わせて、丁寧に教えてくれます。
わからない問題や、授業で理解できなかった部分を徹底的に復習することで、学校の授業にスムーズについていけるようになるでしょう。
正しい勉強法を身につけられる
塾で学ぶことで、自分に合った効果的な勉強法を身につけられます。
中学生になると、定期テスト対策など自分で勉強を進める必要がありますが、正しいやり方がわからないと努力しても成績は伸びません。
塾の講師は、一人ひとりの特性を見抜き、個別に最適な学習方法を指導してくれます。
科目ごとの復習の仕方や、集中力を維持するコツなどを教わることで、効率的に家庭学習を進められるでしょう。
塾で身につけた勉強法を自宅でも実践することで、着実に学力を伸ばせます。
自ら勉強に取り組む習慣が身につく
塾に通うことで、自発的に勉強に取り組む習慣が自然と身につけることも可能です。
塾は、勉強に集中できる環境が整っています。
熱心に指導してくれる講師や、真剣に勉強に取り組む仲間の姿勢に刺激を受け、自分も頑張ろうという意欲も高まるでしょう。
疑問点はそのままにせず、講師に質問したり、自分で調べたりする積極的な姿勢も養われます。
大学受験対策ができる
塾では、志望校合格に向けた万全の受験対策が可能です。
都立中高一貫校に通う生徒の中には、現在の学力よりもさらに高いレベルの大学を目指す人もいるでしょう。
塾には、最新の受験情報が蓄積されているだけでなく、経験豊富な講師が、志望校に合わせた効果的な学習プランを作成してくれます。
模擬試験や面接対策など、専門的な受験対策をできる塾もあります。
万全の状態で大学受験に臨みたい方にとって、塾は不可欠でしょう。
勉強のプロにいつでも相談できる
塾に通えば、勉強のプロである講師に、いつでも気軽に相談できます。
多くの子どもは、学校の授業で分からないことがあっても、そのままにしてしまいがちです。
しかし、塾なら授業中だけでなく、授業前後の時間を使って、質問できます。
勉強法から志望校選びまで、あらゆる悩みを相談に乗ってもらえるでしょう。
学校の先生は多忙で、なかなか相談する機会がありませんが、塾の講師はいつでも親身になってアドバイスしてくれる心強い存在です。
勉強のプロに相談できるメリットは大きいでしょう。
都立中高一貫校生の塾の選び方|専門塾がベスト
都立中高一貫校生におすすめの塾を選ぶポイントは以下の通りです。
- 中高一貫校の指導が得意
- 自宅や学校から通いやすい
- 通塾目的に合致している
詳しく解説します。
中高一貫校生の指導が得意
中高一貫校生の指導に特化した専門塾を選ぶことが重要です。
都立の中高一貫校では、大学受験を見据えた先取り学習やハイレベルな授業が行われています。
集団指導塾や一般的な個別指導塾では、このような特殊なカリキュラムに対応しきれない可能性があります。
中高一貫校生の学習状況を熟知し、適切な指導を行える専門塾なら、お子さんの学力向上により効果的です。
学校の授業と塾の指導がスムーズに連動することで、生徒は無理なく勉強に取り組めるでしょう。
自宅や学校から通いやすい
都立の中高一貫校は通学区域が広いため、通学時間が長い生徒も少なくありません。
そのような生徒にとって、学校と反対方向にある塾に通うのは大きな負担となります。
自宅や学校から近い場所にある塾を選ぶことで、無駄な移動時間を削減できます。
また、学校と自宅の中間地点に位置する塾なら、部活動の後や休日の学習にも便利です。
通いやすさは、生徒が継続して塾に通う上で欠かせない条件と言えるでしょう。
中高一貫専門塾WAYSは首都圏と関西圏に教室を展開しています。
500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、もちろん都立中高一貫校すべてに対応しています。
指導料金や指導システム、塾の特長を知りたい方はWebパンフレットをご覧ください。
通塾目的に合致している
塾選びでは、生徒の通塾目的に合致しているかどうかを確認することが大切です。
都立の中高一貫校生が塾に通う目的は、大学受験対策や学校の授業の補完、正しい勉強法の習得など様々です。
それぞれの目的に応じて、個別指導塾、集団指導塾、予備校などを比較検討する必要があります。
学校の授業の理解度を上げたいなら個別指導塾、志望校合格のためなら受験専門の予備校、といったように、目的に合致した塾を選びましょう。
なお、WAYSは定期テスト対策、大学受験対策、内部進学対策に対応しています。
WAYS生の保護者の声を知りたい方は、ぜひインタビュー記事もご覧ください。
都立中高一貫校生の塾に通ったことによる成績アップ事例
中高一貫専門塾WAYSでは、以下のように、数多くの成績アップを実現しています。
ここからは都立中高一貫校生のWAYSでの成績アップ事例を2つ紹介します。
都立杉並高校2年:1か月で英数2科目60点以上アップ
高校2年の9月に入塾した生徒は、入塾前の2学期末テストでコミュニケーション英語37点、数学B20点と苦戦していました。
しかし、当塾での1ヶ月間の短期集中指導により、2学期中間テストではコミュニケーション英語58点、数学B64点と大幅な成績アップを果たしました。
指導のポイントは、テストに出る問題の分析と、教科書対策の徹底です。
コミュニケーション英語では、本文の単語や文章の並びを覚えるため、和訳、単語チェック、音読、英訳を繰り返し行いました。
数学Bでは、以前に習った知識の積み上げが求められる数学Ⅱよりも、独立した分野が多い数学Bを集中的に学習。
自力で問題が解けるまで、何度も解き直す演習を重ねました。
また、短期間で効率的に点数を上げるため、特定科目に絞った指導を実施。他教科の学習時間も確保できるよう、バランスを取りました。
その結果、1ヶ月というスピード感で、英語は20点以上、数学は40点以上のアップを実現したのです。
都立文京高校2年:テスト範囲を3周解いて英語の成績アップ
高校1年の2月に入塾した生徒は、入塾前の3学期末テストで英語の点数が平均点を大きく下回る厳しい状況でした。
しかし、当塾での3ヶ月間の指導で、勉強習慣を身につけ、演習量を確保することで大幅な成績アップを実現。
具体的には、英語の文法問題集を定期テスト範囲で3周解くことを目標に設定。間違えた問題にはチェックをつけ、指導の最後にもう一度解き直すトレーニングを繰り返し行いました。
週3コマ・1コマ120分の指導時間により、勉強時間も確保できるようになり、学習習慣も身につきました。
その結果、次の1学期中間テストでは、コミュニケーション英語が39点(平均39点)、英語表現が41点(平均40点)と、平均点レベルまで大きく成績が向上することに成功したのです。
まとめ|塾に行くべきか迷ったら、無料学習相談や体験授業を受けて判断しよう
都立中高一貫校に通うお子さんの半数以上が塾に通っています。
お子さんが、家で勉強しない、授業についていけないようであれば、早めに塾の利用を検討するのがおすすめです。
塾を選ぶ際、都立中高一貫校生であれば、中高一貫校専門の塾がよいでしょう。
迷ったら、まずは無料学習相談や体験授業を受けて、お子さんに合う塾を見つけてみてください。
なお、中高一貫専門塾WAYSは、中だるみで勉強しないお子さんの指導を得意としています。
中高一貫校独特の教材にも完全対応し、一人ひとりに合ったカリキュラムで指導を行っています。
お子さんの勉強面で不安を抱えている方は、無料学習相談にてお悩みをお聞かせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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