東京都内の公立中高一貫・全11校の適性検査、倍率、国公立大学合格者数まとめ

東京都内の公立中高一貫校まとめ|特徴や入試倍率・進路紹介
東京都内には、公立の中高一貫校が全11校あります。

中学受験の適性検査、入試倍率、国公立大学合格者数について、一覧紹介します。

東京都の公立の中高一貫校11校

中等教育学校(完全型)

※九段中等教育学校のみ千代田区立。他は東京都立

併設型(都立中学校+都立高校)

※中等教育学校と併設型の違いや、各学校の偏差値については、次の記事で詳しく解説しています。

東京都の公立中高一貫校の中学受験「適性検査」の比較

東京都の公立の中高一貫校に入学するためには、次の2つが必要です。

  1. 指定の報告書の提出
  2. 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(学校によってはⅠ・Ⅱのみ)の受検

適性検査とは、国語や算数といった教科の試験ではなく、複数の教科の知識を組み合わせて解く問題です。思考力や判断力・情報処理能力が必要とされます。

都立校の問題は、共通問題以外に、各校の独自問題も盛り込まれています。

学校別適性検査方法(一般枠の場合)

学校名
小石川中等教育学校 共同作成問題 共同作成問題+独自問題 独自問題
桜修館中等教育学校 独自問題 共同作成問題+独自問題
立川国際中等教育学校 独自問題 共同作成問題
南多摩中等教育学校 独自問題 共同作成問題
三鷹中等教育学校 独自問題 共同作成問題+独自問題
白鷗高校・附属中学校 共同作成問題 共同作成問題 独自問題
両国高校・附属中学校 共同作成問題 共同作成問題 独自問題
武蔵高校・附属中学校 共同作成問題 共同作成問題+独自問題 独自問題
富士高校・附属中学校 共同作成問題 共同作成問題 独自問題
大泉高校・附属中学校 共同作成問題 共同作成問題 独自問題
九段中等教育学校 独自問題 独自問題 独自問題

参照:東京都立小石川中等教育学校「令和7年度募集要項

参照:東京都立桜修館中等教育学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立立川国際中等教育学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立南多摩中等教育学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立三鷹中等教育学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立白鷗高等学校附属中学校「令和7年度募集要項

参照:東京都立両国高等学校附属中学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立武蔵高等学校附属中学校「令和7年度生徒募集要項

参照:東京都立富士高等学校附属中学校「令和7年度募集要項

参照:東京都立大泉高等学校附属中学校「令和7年度生徒募集要項

参照:千代田区立九段中等教育学校「令和7年度九段中等教育学校入学者決定に関する実施要綱

問題は、小学校で学んだ各教科をふまえ、課題発見や解決能力をみる内容です。

各中高一貫校のホームページで過去問が掲載されているため、確認してみるとよいでしょう。

東京都の公立中高一貫校の入試倍率

学校名 令和7年度 令和6年度 平成31年度
小石川中等教育学校 4.28 4.15 6.66
桜修館中等教育学校 5.06 4.81 6.10
立川国際中等教育学校 3.65 4.88 4.68
南多摩中等教育学校 4.04 4.14 5.68
三鷹中等教育学校 5.54 5.71 6.74
千代田区立九段中等教育学校 2.78 / 3.90 2.21 / 5.41 2.29 / 6.94
白鷗高校・附属中学校 4.18 4.98 7.17
両国高校・附属中学校 4.65 4.57 6.77
武蔵高校・附属中学校 2.83 2.94 4.94
富士高校・附属中学校 3.46 3.68 4.77
大泉高校・附属中学校 4.38 4.28 6.41

参照:東京都「令和7年度 東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)

参照:千代田区「区立九段中等教育学校の最終応募状況(令和7年1月23日配信)

参照:東京都「平成31年度 東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)

参照:千代田区「区立九段中等教育学校の最終応募状況(平成31年1月21日配信)

※九段中等教育学校は(千代田区民/千代田区民以外の都民)で表示

私立高校授業料実質無償化により減少傾向

東京都の公立の中高一貫校の倍率は、ご覧のように年々減少傾向です。

令和7年度は2.8〜5.5倍の範囲に収まっていますが、平成31年度には4〜7倍もありました。

これは、「私立高校授業料実質無償化制度」が原因のひとつだといわれています。

私立高校の授業料実質無償化制度とは、国が実施する就学支援金制度と、東京都が上乗せで補助する授業料軽減助成金の2つの制度の総称です。

令和2年度から国の就学支援金が拡充され、令和6年度からは東京都の授業料軽減助成金の所得要件が撤廃されるなど、制度の拡充が進められていることから、私立中高一貫校の人気が高まっていると考えられます。

東京都で受けられる私立高校の授業料無償化制度の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。

また、これまでは私立と公立では、試験内容がまったく異なり、併願が難しいとされていました。

しかし近年、適性検査型の試験を実施する私立が増え、私立と公立の併願がしやすくなっていることも一因とされています。

とはいえ、適性検査は知識ではなく、思考力を問う問題。小学校で学んだ知識を超えた問題の出題はなく、難関私立中高一貫校と比べ、必要な知識量は格段に少なくなります。

私立と比べ、受験希望者の間口が広いことに変わりはありません。

東京都の公立中高一貫校の国公立大学合格者数

東京の公立の中高一貫校は、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の付属校に引けを取らない偏差値を誇っています。

そのため、難関大学の合格者数も複数人います。国公立大学に合格した人数を確認してみましょう。

【令和6年 国公立大学現役合格者数】

学校名 合格者数 東京大学合格者数
小石川中等教育学校 64 14
桜修館中等教育学校 63 5
立川国際中等教育学校 47 5
南多摩中等教育学校 70 9
三鷹中等教育学校 44 2
白鷗高校・附属中学校 58 2
両国高校・附属中学校 53 8
武蔵高校・附属中学校 45 3
富士高校・附属中学校 43 3
大泉高校・附属中学校 44 5
九段中等教育学校 35 1

参照:東京都立小石川中等教育学校「2024年度大学入試合格者数

参照:東京都立桜修館中等教育学校「進路状況

参照:東京都立立川国際中等教育学校「令和6年度大学合格状況

参照:東京都立南多摩中等教育学校「合格数実績

参照:東京都立三鷹中等教育学校「卒業生進路状況一覧

参照:東京都立白鷗高校・附属中学校「都立白鷗高等学校 令和6年度 合格実績

参照:東京都立両国高校・附属中学校「進路実績

参照:東京都立武蔵高校・附属中学校「進路実績

参照:東京都立富士高校・附属中学校「大学入試合格状況【確定版】

参照:東京都立大泉高校・附属中学校「進路状況

参照:千代田区立九段中等教育学校「学校要覧

どの学校も、1学年の生徒数が200名以下のため、割合として多くの生徒が国公立大学に合格していることが分かります。

また、英語に力を入れている学校も多く、中には現役で海外の大学へ進学する生徒もいます。

東京都内の公立中高一貫校生がWAYSで成績アップに成功した事例3選

ここからは中高一貫校専門の個別指導塾WAYSに通ったことで、都内の公立中高一貫に通う生徒が、定期テストの成績を伸ばした事例を紹介します。

WAYSでは、中高一貫校の独自カリキュラムや検定外教科書にも完全対応しており、お子様が成績不振に悩む原因を見つけ、最適な指導を行います。

どのような学習を行って成績アップに成功しているのか、事例を通して見ていきましょう。

立川国際中等教育学校3年生:代数25点→45点、幾何23点→52点にアップ

2年次の3学期末テストで数学の成績が悪かった生徒が、3年次の4月からWAYSに通い、1ヶ月後の中間テストで倍近い点数までアップした事例です。

この生徒は入塾前、1日の勉強時間が30分未満とほとんど勉強していない状態で、宿題もあまり提出しておらず、学校の授業も聞いていませんでした。

講師が話を聞いていくと、学校で用いられている「4STEP」に解説が詳しく書かれていないことが、自学自習の大きなハードルになっていることが判明。

そこで、WAYSでは「4STEP」のテスト出題範囲におけるレベルAの基礎問題に絞って周回するようにしました。

テストまでに2周できるよう学習計画を立て、わからない問題は講師が丁寧に解説して内容の理解を促します。

学校の授業時間も有効活用するために、テスト前にまとめてノートを書き写すのではなく、授業中にノートを取るように指導しました。

学習の方向性を示したことで、生徒もやる気を出してくれたため、短期間での成績アップに成功し、次は60点以上の獲得を目標に勉強を続けています。

三鷹中等教育学校2年生:学校教材の反復で数学52→62点、理科60→75点

WAYSで6ヶ月間学習を続けたことで、数学52点から62点、理科60点から75点に成績アップした三鷹中等教育学校2年生の事例です。

入塾前から学習習慣はあり、1周解くだけでなく間違えた問題の解き直しも一度行っていたのですが、テスト前に復習できておらず、点数が伸び悩んでいました。

WAYSでは、学校教材を3周は反復して学習することを推奨しています。

この生徒にも、3周反復することと、各周回のタイミングを学習計画を立てながら指導しました。

1周目はテスト範囲の問題を総ざらいし、解けなかった問題に印を付け、解説を読みます。

解説を読んでもわからなかった問題は、講師に質問をして疑問を解消してもらいます。

2周目は指導時間の終わり際に、間違えた問題に絞って再演習。

解法をしっかり覚えているか確認します。

3周目は試験の直前に行い、自力で解ける状態になっているか確認します。

この学校教材の反復演習を行ったことで、成績アップに成功し、他の科目も平均点以上を目指して学習を続けられるようになりました。

九段中等教育学校2年生:講師と振り返りを行い苦手な数学を克服!

最後に紹介するのは、1年次の学年末テストで数学39点で苦手意識を持っていた生徒が、2年次の前期テストで66点までアップし、苦手意識の克服につながった事例です。

中高一貫校の授業速度や宿題の多さは、この生徒も肌で感じていましたが、計画的に学習を進めることができず、徐々に苦手意識が芽生えていたようです。

WAYSの指導時間の中では、前回の指導内容を振り返ってから、次の単元に進むといったように積み上げ式科目の特徴を押さえた指導を行いました。

また、解き終わった問題について、抜き打ちで考え方や解法を詳しく生徒に解説してもらい、理解度のチェックも実施しました。

間違っていた問題については、その日のうちに解き直しや解説をして、内容の定着を図ります。

このように、少しずつ理解を積み上げていったことで基礎レベルから、標準~応用レベルの問題にも挑戦してみようという意欲が芽生えてきました。

難しいと感じた時には解説を読み、わからない部分を具体的に講師に質問するなどの取り組みを行い、苦手意識の払拭と点数アップに成功しました。

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