中高一貫校で肩たたきに合うのは何%?その後の進路と対策法
中高一貫校生の中には、テストの成績が振るわず「肩たたき」に合うお子さんがいます。
すべての学校であるわけではないものの、せっかく入学した中高一貫校で「肩たたき」に合ってしまっては、楽しい学校生活を過ごしにくくなるでしょう。
そこでこの記事では、中高一貫校で肩たたきに合う割合や、肩たたきに合ったらどうなってしまうのか・そうならないために何をすべきかについてご紹介します。
「学年で何%ぐらいの生徒が肩たたきに合うの?」
「肩たたきに合ったらどうなるの?」
など気になる方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校の「肩たたき」とは?
中高一貫校でいう「肩たたき」とは、「このままの成績では進学は難しいよ」という意味を込め、先生にポンと肩をたたかれることをいいます。
すべての学校であるわけではないですが、多くの学校では毎年、各学年何名か肩たたきにあう生徒がいます。
中高一貫校は、成績のよい生徒が集まっているはずなのに、なぜ?と思われる方もいるかもしれません。
たしかに、中学受験を突破した生徒は、入学当初はほぼ同じ学力です。
しかし、入学した安心感・部活動や課外活動に熱中してしまう・スピードが速く難易度の高い授業についていけないといった理由から、学力が落ちてしまう生徒がいます。
成績下位層のまま、浮上できない生徒のことを「深海魚」といいますが、「肩たたき」に合うのは、まさにこの生徒の一部です。
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いつ頃言い渡されることが多いのか?
「肩たたき」といっても、本当に肩をたたかれるわけではありません。
学校に保護者が呼び出され、「このままの成績では危ないです」と注意を受けるのです。
いつ頃言い渡されるかは学校にもよりますが、早ければ中2で言われることもあります。
また、中3で言われるものの、高校進学はさせてもらえるケースもあるようです。
その場合、高校で挽回できなければ、その時点で何らかの措置をとることになります。
肩たたきに合う割合
ここで気になるのは、学年で何%ぐらいの生徒が「肩たたき」に合うのかでしょう。
「肩たたき」に合う割合は、学校によって異なります。
ほとんどの学校の場合、学年の中でも10%以下といわれています。
ただし厳しい学校では、10%を超えることも。
気になる場合は、入学前なら学校説明会で、入学後なら保護者面談で聞いてみるとよいでしょう。
中高一貫校生が肩たたきに合うとどうなるのか
では、中高一貫校生が「肩たたき」に合うと、その後どのような道をたどるのでしょうか?
3つの進路が考えられます。
転校する
まず考えられるのは、中高一貫校を退学する道です。
学校をやめた場合、その時期によって進路が変わります。
【中高一貫校を退学後の進路】
・公立中への転校
・高校受験をして別の学校へ行く
・通信制の学校へ行く
学校をやめる生徒はひっそりといなくなるため、学年が変わって新学期になると、○○さんがいなくなっていた……というのは、決して珍しくありません。
留年する
学校を辞めずに、留年するケースもあります。
しかし、先月まで後輩だった年下の生徒と、同じ教室で一緒に学ぶことは、お子さんにとっては複雑な気持ちに違いありません。
実際、留年したものの、結局学校をやめて別の学校へ移っていく生徒もいます。
そのまま頑張る
多数派ではありませんが、中には努力を重ね、退学も留年もせずに挽回する生徒もいます。
最終的には、6年間退学せずに無事卒業できるということもない話ではありません。
ただし、「肩たたき」に合うのは、学力が下位数%の生徒です。
そのため、基礎から学び直し追いつくためには、相当な努力と覚悟が必要です。
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中高一貫校生が肩たたきに合わないための対策
「できれば我が子は、肩たたきに合わずに無事6年間を過ごしてほしい」とほとんどの保護者の方は思うでしょう。
「肩たたき」に合わないためには、一定以上の成績を保ち続ける必要があります。
そのためには、普段から勉強に対する心がけが重要です。
予習・復習をする
中高一貫校の6年間、一定の成績を保つためには、毎日の勉強を習慣づけることが重要です。
そのためにも、まずは予習・復習をする癖をつけましょう。
授業だけでは、難易度の高い中高一貫校の授業を理解し、定着させることは困難です。
英語・数学の知識の積み上げが必要な科目は、とくにその傾向があります。
予習は、慣れないうちは教科書を読み込むことから始めましょう。
慣れたら問題を解く・英語訳をする・単語の意味を調べるなど、科目に合わせて行います。
復習は宿題が出ていればそれをこなし、出ていなければ学校で渡されている問題集や、英文の和訳・和訳を見て再度英文に戻す・単語の暗記などを行いましょう。
集中して授業を受ける
せっかく自宅で予習をしていっても、授業を集中して受けていなければ意味がありません。
先生の説明を何となく聞き、板書を何となく写すのでは不十分です。
授業中にすべてを理解するつもりで話を聞き、板書だけではなく先生の発言で重要だと感じた部分をノートにメモしておくと、かなり理解度が上がるはずです。
また、復習の際に分からない部分があったら、ノートを見返せば重要な部分が書かれているため、思い出しやすくもなります。
定期テスト対策を早めに始める
中高一貫校は、授業の進度が速い分、テスト範囲も広くなります。
一般的に定期テスト対策を2週間ほど前に始める人が多い傾向ですが、もう少し早めに対策を始めるとよいでしょう。
早めに対策を始めることで、基礎のチェックや弱点強化などに始まり、暗記や必要な問題演習まで、満遍なく対策ができます。
まとめ
努力して入学した中高一貫校でも、成績が振るわない場合「肩たたき」に合うことがあります。
肩たたきに合うと、転校や留年といった可能性もあり、何としても避けたいものです。
「肩たたき」に合わないためには、日々の勉強を習慣づけることが重要です。
しかし、中学に上がると、周りの大人が勉強のサポートをしてくれた中学入試までと違い、ひとりで黙々と勉強しなければなりません。
中には、集中して勉強できないお子さんや、何を勉強すればよいか分からないお子さんもいるでしょう。
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