中高一貫校で赤点!予想される末路と成績を回復させる方法を解説
「子どもが学校の定期テストで赤点を取ってしまった」
「中学で赤点をとっても、高校に内部進学できるから問題ない」
果たして本当にそうでしょうか?
中高一貫校は、よほど問題がない限りは、試験なしで高校に進学できます。
しかし、毎年一定数の生徒は、成績不振で高校に進学できていないのが現実です。
だからこそ中高一貫校生は、油断することなく、定期テストに真剣に向き合わなければなりません。
本記事では、500校以上の中高一貫校生の指導実績がある立場から、中高一貫校で赤点を取った場合、どうなってしまうのか、赤点を回避するための方法を解説します。
中高一貫校に通うお子さんの成績に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校で赤点をとったら……。予想される末路は3つ
赤点の基準は学校によって様々です。
定期テストの平均点の半分以下、つまり平均点が60点であれば、30点以下が赤点というケースもあれば、29点以下を赤点にしている学校もあります。
「中学生なら、補習や再テストを受ければ問題ないだろう」と、考えている方もいらっしゃるかもしれません。
赤点という概念さえ存在しないケースもあります。しかし、高校に進学できないおそれもあるため、決して油断はできません。
大学付属の高校であれば、内部進学に黄色信号が灯るでしょう。
ここでは、中高一貫校生が赤点を取った際の末路を3つ紹介します。
留年してしまう
中高一貫校で赤点を取り続けると、留年してしまう可能性があります。
補習や追試を受けて単位を取得できれば留年を免れることもできますが、繰り返し同じ教科で赤点を取ると危険です。
そもそも勉強していない、その教科の理解度が著しく不足していることが考えられるので、勉強への姿勢を根本的に変えない限り事態は好転しません。
留年すると、1学年下の生徒と一緒に学び直すことになるので、精神的につらい思いをするかもしれません。
友人関係やクラス内での立ち位置が変わってしまうことで、ストレスを感じる生徒もいるでしょう。
お子さん本人に、赤点を取ることの将来的な影響を認識してもらう必要があるでしょう。
退学・転校を余儀なくされる
中高一貫校で赤点を取り続けると、最悪の場合、退学や転校を余儀なくされることがあります。
学校の先生から「このままだと高校に進学するのは難しい」と言われ、間接的に転校を勧められるのです。
ただし、赤点だけですぐに退学になるわけではなく、小テストの結果や提出物、授業態度などで総合的に判断されます。
せっかく中高一貫校に入学したにもかかわらず、退学や転校するのは絶対に避けたいものです。
お子さん本人や保護者の負担も大きいので、早めに学習面での課題を解決していく必要があります。
目標の大学に進学できない
中高一貫校で赤点をとると、目標の大学に進学できない可能性が高くなります。
理由は、内部進学や指定校推薦のように、内申点が重視される大学への進学手段を活用できなくなるからです。
赤点を取ってしまうと、自ずと内申点も下がり、推薦の基準を満たせないのです。
また、学力が足りない場合、難関大学への進学も厳しくなります。
定期テスト対策は受験対策にもつながっているので、赤点を取らないように日頃から勉強に取り組まなければなりません。
中高一貫校で赤点を取らないためには|成績を回復させる方法5選
赤点は、取っとった後が大変です。
精神的にも辛いうえに、その後の勉強に苦労することが目に見えています。
ここからは、赤点を取らないための方法を5つ紹介します。
少しずつ勉強時間を増やす
赤点を取らないためには、日頃から勉強時間を確保することが大切です。
勉強習慣がない場合、最初から長時間勉強するのは難しいので、1日15分から始めて、徐々に30分、1時間と伸ばしていきましょう。
無理のない範囲で、着実に勉強時間を増やすことが重要です。
また、スマートフォンやゲームなどの誘惑を断ち切るために、勉強に集中できる環境を整えることも欠かせません。
自分の生活リズムに合わせて、朝型の人は朝の時間を、夜型の人は夜の時間を有効活用するなど、自分に合ったスタイルを見つけましょう。
コツコツと勉強時間を増やし、学習内容の理解を深めることで、赤点を取るリスクを最小限に抑えられます。
予習・復習を徹底する
赤点を取らないためには、授業の予習・復習を徹底することが欠かせません。
予習では、教科書を読んで大まかな内容をつかみ、疑問点を明確にしておきます。
授業中は、予習の際にわからなかった部分を意識して、先生の説明に耳を傾けましょう。
復習では、授業で学んだ内容を自分の言葉で説明できるまで理解を深めることが重要です。
ノートを見直たり、教科書の例題や章末問題などを解いて知識を定着させるのもよいでしょう。
予習・復習の習慣を身につけることが、赤点回避の第一歩です。
わからない問題を放置しない
赤点を取らないためには、わからない問題を放置せず、必ず解決することが重要です。
授業中に理解できなかったことをそのままにしておくと、次第に学習内容が積み重なって、取り返しのつかない状況になってしまいます。
わからない問題があれば、自分で教科書や参考書を読んで解決を試みましょう。
それでもわからない場合は、先生や友人に質問することをおすすめします。
恥ずかしがらずに、積極的に疑問点を解決していく姿勢がもちましょう。
また、間違えた問題を再度解き直すことで、知識を定着させることも可能です。
わからない問題を一つひとつ解決していくことが、赤点を回避する近道となるでしょう。
テスト前は計画的に勉強する
赤点を取らないためには、テスト前の計画的な勉強が欠かせません。
テスト範囲が発表されたら、まずは全体像を把握しましょう。
前回の定期テストで赤点を取ってしまった教科から優先的に勉強するなど、効率的な勉強計画を立てることが重要です。
計画を立てる際は、現実的な目標を設定し、無理のない学習時間を確保するようにしましょう。
学習塾や家庭教師を活用する
中高一貫校の授業についていくことが難しいと感じたら、学習塾や家庭教師を活用するのもよいでしょう。
プロの講師に教わることで、効率的に学習を進められます。
特に、赤点を取ってしまうような苦手科目を克服したい場合は、個別指導塾がおすすめです。
生徒一人ひとりの理解度に合わせて、きめ細かな指導をしてくれます。
わからない問題があれば、その場で講師に質問できるのも大きなメリットです。
学習塾や家庭教師を活用すると、費用がかかりますが、最も手っ取り早い方法と言えるでしょう。
まとめ|中高一貫校で赤点から挽回するには個別指導塾がおすすめ
中高一貫校では、赤点を取るなど成績が著しく悪い状態が続くと、留年を言い渡されたり、転校・退学を余儀なくされるケースもあります。
せっかく中学受験を乗り越えて入学しにもかかわらず、すべてが水の泡になってしまうのです。
意識を変えて、少しずつ勉強時間を増やして挽回していく必要がありますが、赤点をとるほど成績が落ち込んでいる場合、自力での成績アップは難しいと言わざるを得ません、
そのような場合におすすめなのが生徒一人ひとりのペースで勉強できる個別指導塾です。
中でも、「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」は、中高一貫校に特化した個別指導塾です。
WAYSでは、学校のカリキュラムに沿って、学校教材を用いて指導を行うので、お子さんの負担を最小限に抑えつつ、学校の予習・復習や定期テスト対策を行えます。
気になる料金や指導システム、成績が上がる仕組みを知りたい方は、すぐにダウンロードできるWebパンフレットをご覧ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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