【数学編】中高一貫校生の大学受験対策用おすすめ問題集・参考書8選
「数学は苦手。でも大学受験のために勉強しなければならない」
このような中高一貫校生も多いはず。
定期テストを何とかクリアしてきたような人は、大学受験ではもう一度数学の基礎から復習する必要があります。
そこでこの記事では、数学が苦手な人向けの大学受験用おすすめ問題集と参考書をご紹介します。
「学校で配られている問題集が難しくて解けない」
「中学数学あたりから、知識が怪しい」
このような中高一貫校生は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
【大学受験】中学数学を復習する際におすすめの問題集・参考書
高校の参考書や問題集を解いてもよく分からない分野がある場合、中学数学を復習した方がよいかもしれません。
おすすめは「数研出版」の『新課程 中高一貫教育をサポートする 体系数学』です。
この参考書は、数研出版の中高一貫校用の教科書「新課程 6ヵ年教育をサポートする 体系数学」と同内容の参考書です。
学校でこの教科書を使用していた場合は、そちらを活用すれば問題ありません。
中学の問題を復習する場合は『代数編』の1・2と『幾何編』の1と2がよいでしょう。
この参考書のメリットは、自然な流れで中学数学を学べるところ。
たとえば方程式は中学で学習しますが、不等式は高校で学びます。
しかしこれらの内容は、一連の流れで覚えた方が自然に理解しやすくなります。
そのため数Ⅰの問題も、中学で習う範囲に盛り込まれているのです。
大学受験対策をするうえで、高校の単元を勉強する前の段階で勉強するには、ちょうどよい参考書といえます。
勉強法としては、単元の解説を読みながら例題を解き、問題なく解ければ練習や確認問題・演習問題と進めていきましょう。
ポイントは、分からなかった問題はそのままにせず、必ずわかるまで解き直すことです。
【大学受験】数学が苦手な人が基礎力を身につける際におすすめの問題集・参考書
中高一貫校では、体系数学の問題集やチャート式の黄もしくは青を配られている学校も多いでしょう。
しかしこれらの問題集は難しすぎて解けない方もいるのではないでしょうか?
数学は公式の暗記といった基礎力が、すべてのベースです。
基礎力を身につけたうえで、数多くの演習を繰り返すことで力が身についていきます。
ここではベースとなる高校数学を基本から学べる問題集・参考書をご紹介します。
やさしい高校数学(学研プラス)
高校数学が苦手で、定期テストもあまりよい成績が取れたことがないといった、本当に数学が苦手な方におすすめの参考書が「学研プラス」の『やさしい高校数学』シリーズです。
「数Ⅰ・A」「数Ⅱ・B」「数Ⅲ」の3冊が販売されています。
内容は会話形式でかなりかみ砕いて説明されており、数学に苦手意識のある人でも読み進めやすい参考書となっています。
初めから始める数学(マセマ出版社)
次にご紹介するのは「マセマ出版社」の『初めから始める数学』シリーズです。
「数学Ⅰ」「数学A」「数学Ⅱ」「数学B」「数学ⅢPart1・2」の6冊が出版されています。
やさしい高校数学ほどではありませんが、かなり詳しく高校数学が解説されている参考書で、計算方法のスタンダードな解き方を学ぶことが可能です。
準拠問題集として「初めから解ける数学」シリーズが3冊販売されています。
大学受験で数学を選択する場合、この辺りまでは少なくとも高校3年に上がる頃までに終わらせておきたい範囲です。
「やさしい高校数学」や「初めから始める数学」が分からなければ、中学数学の単元へ戻って再度復習をしましょう。
入門問題精講(旺文社)
ご紹介した『やさしい高校数学』『初めから始める数学』よりも難易度が高くなる問題集が「旺文社」の『入門問題精講』です。
「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」「数学Ⅲ」が販売されています。
1問1問の解説が丁寧なため、しっかり目をとおし解けるようにしましょう。
ただし、これを解けるようになっただけでは大学受験は通用しません。
そのため次に「基礎問題精講」に取り組むことをおすすめします。
基礎問題精講(旺文社)
基礎固めの最後は「旺文社」の『基礎問題精講』です。
問題量がそれほど多くないため、すべての問題がしっかり解けるようになるまで何度も繰り返しましょう。
解説を読んでも理解できない問題は、参考書に戻って類似問題を解きます。
「基礎問題精講」までの知識が身についていれば、数学の基礎はほぼもんだいないでしょう。
旧帝大の下位学部やMARCHを狙う場合は、高校3年までにこの辺りまで到達しておきたいところです。
【大学受験】数学の標準問題の勉強におすすめの問題集・参考書
基礎力が身についた段階で、チャレンジしていただきたい標準・応用が学べる問題集は次の3種類です。
【標準・応用力を身につける問題集】
<チャート式シリーズ>
ベースは白・黄・青・赤の4種類。
非常に厚みのある本で、これだけしっかりできていれば、ほかに必要ないほど網羅性が高い問題集です。
自分のレベルに応じた色を選んで解きましょう。
<10日あればいい! 大学入試 短期集中ゼミシリーズ>
チャート式と比べ非常に薄い問題集です。
網羅性はそこまで高くありませんが、解説がシンプルで覚えやすい問題集です。
MARCHレベルの大学を目指す人は、短期集中ゼミの「演習」が販売されているため、そちらも合わせてチャレンジしてみましょう。
<1対1シリーズ>
「1対1対応の演習」は、一つの例題に対し一つ演習問題がついている問題集です。
解説が特別詳しいわけではありませんが、例題を理解したうえで演習問題に取り組むと標準レベルの知識が身につきます。
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【数学編】中高一貫校生の大学受験対策用おすすめ問題集3選
まとめ
数学のように積み上げの科目は、大学受験といっても中学レベルの問題も複雑に関係してくることもあります。
まずは基礎力を身につけることが最短ルートの勉強法です。
参考書や問題集を購入の際は、直接目を通し自分自身の現状レベルに合わせた問題集を選びましょう。
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数学のように一度つまずくとなかなか先へ進めない科目は、すぐに質問できる環境で勉強することがレベルアップのカギです。
自分に合った勉強法で、適切な問題集を解くことも重要です。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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