【中高一貫校】東京家政大学附属女子中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
東京家政大学附属女子中学校・高等学校は、もともとは和洋裁縫伝習所として創立された建物です。現在はドリルチーム部が強豪で有名になっていますが、その実態はどのようなものなのでしょうか。気になる点を分かりやすくまとめました。
このページの目次
東京家政大学附属女子中学校・高等学校の基本情報
沿革
1881年、本郷湯島に「和洋裁縫伝習所」として創立され、約1年後に「東京裁縫女学校」と改称しました。1941年、1947年と続けて高等学校、中学校が設立され、1949年には現在の名称、「東京家政大学附属女子中学校・高等学校」に改称されています。
教育理念
「自主自立」という言葉が目標に掲げられています。さらに、幸福な生活を創造できる女性を意味する「愛情」、生涯学び続ける女性を意味する「勤勉」、多文化共生社会で活躍できる女性という意味をもつ「聡明」の3つのキーワードを生活信条として置き、世界で輝く女性を育てる事を目標とされています。
施設
緑や自然を大事にした学習環境作りがされています。具体的には、2000本の樹木や200種を超える野草、25種の野鳥など新宿御苑に匹敵する程の自然環境を有していて、生徒たちはその中で学習をすることができます。さらに全国のビオトープコンクールで何度も入賞実績のあるビオトープ(生物群集の生息空間を示す言葉)も自然と触れ合える緑豊かなスペースとして存在しています。その他の施設としては、球技用・体操用・ダンスと剣道用と体育室が3つに分けられて設置されている事も特徴です。
校則
校則はしっかりと設定されている項目もあるようですが、特に生活しづらさはない程度だとの評判が多いです。
東京家政大学附属女子中学校・高等学校の教育
IB教育とキャリア教育
IB教育
東京家政大学附属女子中学校・高等学校は、IBワールドスクールとしての認定に向け、申請を行っている学校です。これに認定されると国際的に評価される学校となります。東京家政大学附属女子中学校・高等学校では、このようなチャレンジ精神や、国際教育に信念をもって取り組む、という理念が生徒や教育にとって大切であると考えられていて、中でも自身の気持ちをコントロールするためのコミュニケーションスキルや協働スキル、メディアリテラシースキル等の習得に向けた教育もされています。
キャリア教育
25歳になった時の未来の自分に焦点をあて、理想とする25歳を実現する為に今できることを考えるプログラムを「ヴァンサンカン・プラン」と呼び、東京家政大学附属女子中学校・高等学校では中高の6年間を通して教育内容に組み込まれています。例えば、中学ではまず自分を知り人間力を磨く為のボランティア活動や食育教室、マナー講座などが行われ、高校生になると、25歳をイメージして書き上げる作文や、OG講演会、大学分野別模擬授業等、卒業後の進路に向けた取り組みをしていきます。このように、数年先をイメージをし、理想の自分を実現するための時間に重きを置いています。
グローバル教育
世界に通用する輝きのある女性を育成、というカリキュラム・ポリシーがあり、英語教育はもちろん、自分で問いを立て探求するという学習時間が組み込まれています。日本や社会、世界や自然について問いを立て、情報分析を行い、思考力を身に着け未来世界に繋げる、という発展的な学習となっています。情報収集を行い、考えた結論を自分の言葉でスピーチしたり、更に英語でのプレゼンテーションの実践など、グローバル社会で必要となりうる体験をしていく時間が準備されています。
進学実績
家政大学へ内部進学している生徒数は、卒業生の3割~半数ほどです。他の高校から家政大学を志望するよりは推薦を取りやすいですが、それなりに学力を付ける事が必要です。家政大学以外では、外部私立大学、国公立大学への進学が多数で、就職する生徒は少数です。難関大学への進学実績も少なくありません。学校生活を通してしっかりと先の事を見据えての進路設定ができる体制が整っている印象です。
東京家政大学附属女子中学校・高等学校の学校生活
部活動
運動部、文化部ともに一般的な部活動が多いです。珍しい部活動は手話部や新聞コンクール入賞実績をもつ報道部、またワンダーフォーゲル部という登山の部活動などがあります。活発なのはドリルチーム部で、これはチアダンスを行う部活です。見ていると思わず元気になれるような笑顔と迫力のあるパフォーマンスが評価されています。
イベント
合唱祭や球技大会はもちろん、マナー講座、食育教室、英語プレゼンテーション育成講座など、キャリア教育のための行事が年間を通して多く行われています。文化祭は大学と合同で行われる為、規模が大きく賑やかに行われる事が特徴です。他にも、季節イベントとして12月に行われるスキー・スノーボード教室が行われ、様々な体験ができるよう、1年間のイベント行事が組み込まれています。
東京家政大学附属女子中学校・高等学校の評判
敷地が広く整っているという声が目立ちました。進路指導については、先生方が親身になって相談に乗ってくれるという評価もあり、満足度は高い印象です。女子ならではの楽しさや充実した学校生活が送れている、という声も多くありました。
投稿者プロフィール
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