【中高一貫校】女子美術大学付属高等学校・中学校の教育・評判を徹底解明

2023年07月09日

学校紹介

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美術系大学を目指すなら、基礎づくりが大切です。女子美術大学付属高等学校・中学校で、感性を研ぎ澄ませることで、最高峰の五美大の一つとされる女子美大への内部進学も期待できます。

このページの目次

1 女子美術大学付属高等学校・中学校の基本情報
2 女子美術大学付属高等学校・中学校の教育
3 女子美術大学付属高等学校・中学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 女子美術大学付属高等学校・中学校の評判

女子美術大学付属高等学校・中学校の基本情報

沿革

1900年に設立された私立女子美術学校が前身です。戦時中は「佐藤高等女学校」と名称を変えていました。現在の女子美術大学附属高等学校・中学校と改称したのは1951年です。2015年には創立100周年を迎え、記念式典を行っています。

教育理念

【智の美】【芸（わざ）の美】【心の美】を教育目標に掲げています。「智」は勉学、「芸」は自己表現の手段の模索、「心」は自分と向き合うことや他者を尊重することで互いに支え合う心を育てることを指しています。これらは創造性豊かな人間の育成を目指して掲げられた目標です。大学付属かつ一貫教育を行うことで、ゆとりが生まれ、良好な環境の中で、感性を育てていきます。

施設

自然光を取り入れた間取りの洗練された美術室が設けられています。美術系書籍が閲覧できる大学図書室の利用も可能です。ギャラリーなどの作品展示スペースも広く取られており、開放的な環境で美術を学ぶことができます。体育館やグラウンドも完備されているので、美術以外の学びものびのびとした環境で深められます。

校則

制服やバッグこそ制定されていますが、風紀は厳しくはないと言われています。高校生になるとパーマ等も可能とされているため、常識の範囲内で黙認されることが多いです。校内でのスマホ・携帯電話は使用禁止ですが、連絡手段として持参は可能です。

女子美術大学付属高等学校・中学校の教育

中高大連携プラン

高校や大学など外部入学も可能ですが、本校のメリットとして、中学から大学卒業までの10年間の一貫教育が挙げられます。時間をかけてキャリア教育ができるため、より専門性の高い知識を持った学生を育てることができます。中学年次では美術教育の基礎を作り、高校年次では教養を広げる工夫を行っています。それぞれの専門性に合わせ、高校2年次よりコース別カリキュラムに分かれて学習を行います。また、4年制大学と短期大学部を設けているので、それぞれの進路に合わせて内部進学が可能です。大学院もありますので、美術のプロフェッショナルとして社会に羽ばたける人材育成を行います。

女子美生としての授業

中学年次は義務教育課程ですので、美術分野以外の学習も欠かせません。その中で、総合学習と道徳の分野では、女子美生として目指す女性像へ育つための学習も怠りません。制服を大切に扱う心や茶道の授業などが行われます。

本格的な道具の使用

大学が付属されている本校の魅力として、大学側が所有する工具や施設が使える点が挙げられます。美術用専門書の閲覧の他、本格的な工具で作品を作り上げることは女子美だけの特権と言えるでしょう。

グローバル教育

「アートは国境を越える、言葉がなくてもわかり合える」と言われていますが、日本にいたままではその言葉の意味を実感できません。女子美では国際理解を深めるために、海外への美術研修旅行や語学研修旅行を行います。また、語学講座を開催し、語学力を高める工夫も行っています。授業の中でもお菓子作りや水墨画を描いてみるなど、異文化を取り入れた学習カリキュラムを通じて、異文化理解を深めています。

進学実績

女子美術大学付属高等学校・中学校を卒業後の進路として、女子美術大学芸術学部への内部進学を成功させています。もちろん、新たな感性を求めて、他の芸術系大学への進学者もいます。芸術系大学以外の有名私大や国公立大学への進学を決めた学生もいます。女子美術大学の出身者の中には、名前が知れたデザイナーも見られます。大学卒業後の進路などにも着目することをおすすめします。

女子美術大学付属高等学校・中学校の学校生活

部活動

文化部の数が19、運動部の数が10、そして4つの同好会が存在します。文化部はアート系が中心で、学業の延長線上に個々の趣味が楽しめるクラブ活動があります。趣向を凝らした勧誘ポスターづくりも女子美ならではの活動です。中高の垣根なく活動できる場所ですので、中学生は先輩方の感性に触れることができます。

イベント

女子美術大学附属高等学校・中学校の最大のイベントに、「女子美祭」という文化祭があります。中学・高校・大学が同時開催するイベントで、クラスやクラブ活動のそれぞれが展示発表できます。美術系ならではのオリジナルの企画は校内だけではなく、来場者も楽しめます。しかし、すべての企画が展示できるわけではなく、企画立案が通ったもののみが校内展示を許されます。

女子美術大学付属高等学校・中学校の評判

「美術」という共通項があり、中学・高校の垣根がない教育を行っています。そのため、生徒間の協力や関係性もスムーズでまとまっている印象があります。「自分自身の個性を尊重してくれる仲間がいるため、楽しく過ごせる」といった意見も見られました。進学率も高く、専門性が高い教育が受けられる学校として知られています。

投稿者プロフィール

中高一貫校専門個別指導塾WAYS 編集部: 中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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