中高一貫校中学生・高校生のための古文勉強法【定期テスト対策】
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古文の定期テストで点数を取るために必要なこと
古文の定期テストでは、模試や受験とはほぼ関係ないことが出題されます。具体的に言うと文法的な問題や、文学史のような背景知識の問題です。
そのため、普段の勉強以外に、定期テスト用の勉強をしなければなりません。もちろん、出題傾向が違うとはいえ受験にも役立つため、勉強しておいて損はありません。
では、定期テスト対策として、やるべき勉強とはどのようなものでしょうか。
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①音読
音読を通して五回十回やれば、もう頭ん中に全部入ってるから!
えー、某予備校講師もおっしゃっていますが、音読は何より必要です。つまらずに言えるまでやりましょう。一番良いのは、当然、本文見ずに言えるまで練習することです。
20回程度すれば暗記も出来てしまうでしょうから、とにかく何度も読みましょう。それだけで平均点を超えられる可能性があります。
その際、訳も頭にいれながら読み込むとなお良いです。
定期試験のみならず、受験勉強でも最強の勉強法は音読です。
②単語の暗記
当たり前ですが、新出単語の意味はきちんと覚えてください。
加えて、漢字の読みも出題されやすいので気を付けましょう。ただ、これは音読さえきちんとしていれば間違えないはずです。音読大事。
単語・漢字の読みをしっかり暗記しているだけで、5~10点は取れる可能性があります。
③文法的説明
古文の定期テストで点数を取れない人は、ここが抜けているおそれがあります。
古文の授業の初めのころ、きちんと活用などは暗記しましたか?
断言します。これが出来なければ絶対にいい点数はとれません。
まだきちんと暗記していない場合は、必ず暗記しましょう。
最低限、本文で出てくるものは覚えてください。
本文中で、文法的事項が複雑に絡んでいたりする部分は要注意箇所です。
自力で説明できるように、古典文法を理解するか、本文に出てくるところだけでも丸暗記してください。
④主語判定
古文において一番苦労するのが主語判定です。
受験の際、すべての主語を判定できれば、おそらく満点を取れるかもしれません。
主語を判定できれば、話を理解できるはずだからです。
定期テストにおいても、文の主語はしっかり確認しておきましょう。
なお、主語判定には敬語も役立ちます。
主語判定の際は、敬語も同時に確認しましょう。
⑤現代語訳
①~④を完璧にした人は、ようやく最後の確認事項「現代語訳」に入れます。
先生が全訳をくれたり、授業中に説明するため、「普通は」訳を持っているはずです。
持っていない場合は、インターネット検索で調べてしまいましょう。
訳がなければ、勉強できないと言っても過言ではありません。
仮に、古文を全訳できれば、それ以上やることはありません。
とはいえ、それには学者レベルの知識が必要なため、みなさんはテストに出そうなところだけを現代語出来るように頑張ってください。
出題されるのは、①~④までで苦労したところです。
そのために①~④をやってもらいました(笑)。
先生というのは基本的にいじわるなので、みなさんが「いやだなー」と思うポイントを出題します。
その声質を利用して、上手く点数を取ってしまいましょう。
余力がある方や、満点を取りたい人は、全て自力で全訳できるようになるのが望ましいです。
もちろん、主語や目的語などの省略も補えるようにしましょう。
⑥背景知識
余裕がなければ、テスト10秒前に確認してください(笑)
必要なのは、「筆者」「出展」「成立年代」です。
以上の3つはセットで、漢字で書けるようにしてください。
仮に、指定されている文学史の範囲があるなら、テスト前に覚えていきましょう。
覚えているだけで点数が取れるというのはありがたいものです。
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まとめ
ここまで長々と書きましたが、いずれにせよ、やらなければ点数を取れません。
点数を取れる人と取れない人の違いはそこにあります。
古文や漢文は、少しの暗記で点数アップを目指せるため、テスト直前にやるにはピッタリです。
演習で高い点数を取れば、やる気も出るでしょう。
とりあえず、点数が取りやすいものから、一つずつ取り組んで行きましょう。
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投稿者プロフィール
- 個別指導塾WAYS 国語担当講師。
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