【中高一貫】中1の期末テストで大逆転するには?対策方法を紹介!
中学校には、6月下旬〜7月上旬に1学期の学習の集大成ともいえる期末テストがあります。
中学1年生にとっては、2回目のテストにあたります。
そんな中1の1学期期末テストで、低い点数を避けたい人も中にはいるでしょう。
「中間テストで失敗して後がない…」
「良い成績を取りたい」
など、不安にさいなまれる人もいるかもしれません。
しかし、期末テストは、中間テストとは異なっている点がいくつかあります。
そのため、中間テストと同じ対策法では立ち行かなくなるおそれがあります。
このことを理解していないと、期末テストで高得点を取るのは難しいでしょう。
今回は、中1の1学期期末テストの特徴と、その対策法について紹介します。
期末テストで逆転したいと考えている人は、ぜひ参照してみてください。
このページの目次
中1の1学期期末テストが中間テストと異なる点
上記で説明した通り、期末テストはいくつかの点で中間テストと異なっています。
異なっているのは、以下の4点です。
- テストの難易度が上がる
- 科目数が増える
- 1学期の成績に直結する
- 逆転の体験ができる
テストの難易度が上がる
一般的には、期末テストの方が中間テストよりも難易度が高い傾向にあります。
まず、中1の中間テストは、中学校で始めてのテストということで、そこまで難しく作られていない場合があります。
一方、期末テストでは「中学校の生活に慣れただろう」と思われるようになり、中間テストのような情けが薄くなるのです。
中1の1学期期末テストが難しいとされるもう一つの理由が、期末テストの方が範囲が広くなるから、というものです。
数学を例として考えてみましょう。
中間での範囲が「正負の数」で、期末の範囲が「文字式」だとします。
一見、どちらも一つの範囲としてとらえられるため、範囲の広さも同じに思えます。
しかし、「文字式」の問題を解くには、「正負の数」の知識が必要です。
つまり、「文字式」という範囲には、実は「正負の数」も含まれていることになるのです。
前回の範囲が基礎となっているのですから、それを完全に理解していることが前提になります。
期末テストでは、前回問われていたことに加えて、それらを応用する力を要求してくる問題が出題されるのです。
科目数が増える
中間テストの科目は「国語・数学・英語・理科・社会」の5教科でした。
しかし、期末テストではこれらに加えて「技術家庭・音楽・保健体育・美術」などの科目のテストが課されます。
そのため、期末テストは、中間テストの倍近い科目の対策をしなければなりません。
これに伴い、中間テストほど、5教科に時間を充てられなくなってしまいます。
「技術家庭・音楽・保健体育・美術」などの科目は暗記が中心になるため、人によっては5教科よりも時間がかかるかもしれません。
1学期の成績に直結する
1学期の成績は主に中間と期末の両方の結果によって決まります。
中間テストの際は「最悪失敗しても次がある」状況でしたが、期末テストには「次」はありません。
そのため、1学期の成績を変える最後のチャンスが、この期末テストです。
逆転の体験ができる
中間テストで失敗した経験がある場合、期末テストで逆転の体験をするチャンスです。
逆転の体験とは、「勉強して落ちこぼれから逆転できた」成功体験のことを指します。
逆転の体験をしておくことで、今後成績が下がったとしても対処することができるようになります。
落ちこぼれから逆転したことがあるため、低い状態からどうすれば成績を上げられるかがわかるからです。
また、早い内に「勉強して落ちこぼれから逆転できた」成功体験をしておくと、学年が上がってからも勉強を続け、好成績を保ち続けることができます。
「勉強すれば報われる」ということを知っていると、今後のテスト勉強のモチベーションにつながります。
中1の1学期期末テストで逆転する方法
上記で説明した通り、期末は中間に比べて難易度が高く、それでいて重要度も高いテストです。
では、どのような対策を行えば、期末テストで高得点を狙えるのでしょうか。
方法は人によっても異なるでしょうが、今回は誰にでもできる以下の3つを紹介します。
- 目標点を決める
- 前回のテストの復習をする
- 学校の課題、ワークをやりこむ
目標点を決める
期末テストの対策を始める際、まずは目標点を決めておきましょう。
目標を定めることで、テスト勉強のモチベーションに繋がります。
目標点は、前回よりも高くするのが良いでしょう。
高い点数を目標にすることで、達成に向けてより多く勉強できるようになるからです。
ただし、自分の現時点の学力とかけ離れ過ぎている点数は、目標にすべきではありません。
あくまで無理のない範囲内で最も高い点数を目指します。
決め方については、「前回の点数から10~20点アップ」という設定方法がおすすめです。
自分の現在(もしくは過去)の学力を基準にすることで、無理のない目標設定が可能になります。
前回のテストの復習をする
目標が決められたら、次に前回のテストの問題や答案を見返しましょう。
そこで、自分が良く間違える問題の種類を把握します。
これにより、自分の弱点がわかるようになります。
弱点がわかると、今回のテスト勉強の方針の決定が可能です。
すなわち、「弱点の部分を最優先で対策する」方法が採れるのです。
前回と同じミスを防ぐことで、得点アップにつなげられます。
また、前回のテストを解き直すことで、今回のテストの土台となる部分の復習もできます。
期末テストの特徴の1つに、「前回の範囲も含まれる」がありました。
中間テストを復習に利用できれば、効率的に前回の範囲を身に付けることが可能です。
なお、解き直しの詳しいやり方やコツは以下の記事で紹介してるので、あわせて参照してみてください。
学校の課題、ワークをやりこむ
テスト勉強は、主に学校からの課題や、指定のワークを中心に行いましょう。
課題やワークには、その範囲で重要な事項がまとめられているため、定期テストはこれらを元に作られる場合があります。
課題やワークをやりこむというのは、単に目を通すだけではありません。
そこに記載されている事項を理解・暗記することで、始めて「やりこむ」と言えます。
時折、「中間テストも課題やワークをやったけど、点数を取れなかった」という人がいます。
そのような人は、「課題やワークを一回解いただけ」で満足している場合が多いです。
「やりこむ」ためには、複数回課題やワークに取り組む必要があります。
自分が理解・暗記するまで繰り返しましょう。
まとめ
中1の1学期期末テストは、中間テストに比べて難易度や重要度が高い傾向にあります。
そのため、中間テストで失敗した人は、さらに勉強量が増えることになります。
ですが、あきらめる必要はありません。
この記事で書いた方法を実践して、期末テストで逆転を目指しましょう。
一人では
- 本記事で紹介したような勉強ができるかわからない
- 実際に何から始めたらいいか見当もつかない
といった人は、塾に通うという方法も選択肢として検討してみましょう。
中高一貫校は、授業スピードが公立校よりも早い傾向にあります。
授業で扱った範囲を定期テストの範囲にする必要があるため、定期テストの範囲も広くなります。
そのため、授業やテストについていくには相応の困難が生じるでしょう。
そのような困難を感じた場合、中高一貫校専門 個別指導塾WAYSに通うのがおすすめです。
当塾では、定期テストで悩んでいる中高一貫校生へのテスト対策サポートが充実しています。
このような逆転が可能な理由は、学校ごとに合わせた教材やカリキュラムを使用した指導にあります。
各生徒の学校に合わせた指導により、効率的な定期テスト対策が可能になっているのです。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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