総合型選抜に受かる人の特徴4選! おすすめの対策方法もご紹介
総合型選抜の受験を考えている人の中には
「総合型選抜ってどんな人が受かるの? 」
「合格するための対策法がわからない……」
という悩みを抱えている人もいると思います。
そこで、この記事では総合型選抜に受かる人の特徴や、具体的な対策法を解説していきます。
この記事を書いている私は、実際に総合型選抜に合格した経験があるので、ぜひ最後までご覧ください。
このページの目次
総合型選抜は誰でも受かるわけではない
前提として、総合型選抜は誰でも受かる入試方式ではありません。
総合型選抜は学力試験だけでなく、面接や小論文、プレゼンテーションなど、様々な選考を通じて合否が決まるからです。
どれか一つだけ得意でも、ほかの選考で足を引っ張ってしまう可能性があるのです。
すべての評価項目で一定の基準を満たし、大学が求める人物像や能力を持っていることが求められます。
では、総合型選抜に受かる人にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
総合型選抜に受かる人の特徴は?
総合型選抜に受かる人の特徴は、主に以下の4つです。
- 大学の求める人物像にマッチしている人
- 目的意識を持って活動してきた人
- 将来やりたいことがある人
- 好奇心旺盛な人
大学の求める人物像にマッチしている人
総合型選抜では、大学ごとにアドミッションポリシーが公開されています。
ここでいうアドミッションポリシーとは、受験生に求める能力や大学の求める人物像などがまとめられたものです。
基本的に、総合型選抜の選考はアドミッションポリシーに沿って行われます。
そのため、どれだけ完璧なアピールをしたとしても、志望校のアドミッションポリシーからズレていると高評価には繋がりません。
例えば、自主性や創造性を重視する大学では、主体的に行動できる人やアイデアを持っている人がより評価される傾向にあります。
志望理由書を書くときには自身の性格と大学の求める人物像がマッチしているかを確認しましょう。
目的意識を持って活動してきた人
総合型選抜では、学業だけでなく、高校時代に取り組んできた活動実績も評価されます。
ここで重要なのが、誰もが認める華々しい実績は必要ないということです。
最終的な結果よりも、どのような目的意識を持って頑張ってきたのかが大切です。
部活動やボランティア、課外活動など何でも構いませんので、目標に向けて取り組んだことを具体的に整理しておきましょう。
将来やりたいことがある人
将来の夢ややりたいことに対する明確なビジョンを持っている人も、受かりやすい傾向にあります。
単に、知名度の高さや通学のしやすさを志望理由にしているだけでは到底受かりません。
選考では「自分の夢を叶えるためにはこの大学じゃないといけない」という熱意が求められます。
私は、志望学部に在籍する教授の書籍を読んで「どうしてもこの学部で学びたい! 」という想いをアピールしました。
このように、将来の夢に向けて、今自分がやっていることを伝えるのも良いでしょう。
好奇心旺盛な人
最後に、総合型選抜に受かる人の特徴として、好奇心旺盛な人が挙げられます。
大学は自分から情報を取りに行き、知識を深める場所です。
大学側も学生の自主性を求めているので、好奇心旺盛な人は評価される傾向にあります。
また、選考でも世の中の動きについて問われる場面がたくさんあります。
日頃から何事にも好奇心を持ち、知識を広げておくようにしましょう。
総合型選抜に受かる方法は?
ここからは、総合型選抜に受かる方法を具体的に解説していきます。
主に、以下の4つを抑えておきましょう。
- アドミッションポリシーを読み込む
- 活動実績をしっかりと振り返る
- 日頃から世の中の動きを追う
- 面接、小論文対策を早めに行う
アドミッションポリシーを読み込む
まず最初に、志望する大学のアドミッションポリシーを読み込むことです。
アドミッションポリシーには、大学が求める人物像や重視する能力、評価方法などが明記されています。
大学の公式ホームページやパンフレットなどに掲載されているので、熟読して大学の求める人物像を把握しましょう。
そして、それに基づいて自身の強みやアピールポイントを洗い出し、志望理由書作りや面接対策に役立てましょう。
活動実績をしっかりと振り返る
総合型選抜では、学業成績だけでなく、学外での活動実績も重視されます。
自分が関わった部活動やボランティア活動、課外活動などを振り返り、そこで培った経験や成果を整理しましょう。
また、その際には事実をただ並べて書くだけでなく、そのときに自分が考えていたことや苦労したことなども織り交ぜることをおすすめします。
大学側は、あなたが何を考え、どのように試行錯誤してきたのかを見ているからです。
日頃から世の中の動きを追う
次に、世の中の動きに関心を持ち、情報を常にキャッチアップしておきましょう。
新聞やテレビ、ニュースサイトなどを通じて、幅広い分野の知識を深めておくことが大切です。
特に、最近はAIやジェンダー、ウクライナ情勢に関する時事問題が注目されています。
また、単に情報を集めるだけではなく、そのテーマに対する自分なりの意見や理由を考える癖を付けておきましょう。
面接でも自分の意見を求められる機会は多いので、日頃から練習しておくことが合格の鍵を握ります。
面接・小論文対策を早めに行う
総合型選抜では、面接や小論文などの個別試験も重要な評価項目です。
これらの試験は場数を踏んで慣れるしかないので、早めの対策が必要になります。
毎年、試験直前になって焦る人が一定数いるので、後悔しないように今のうちからスタートすることをおすすめします。
面接対策では、自己紹介や志望動機、将来の展望などについてスラスラと話せるようになっておきましょう。
面接に苦手意識を持っている受験生は多いので、対策次第ではライバルに大きく差を付けることができます。
小論文対策では、自分の意見や主張をまとめる練習を積極的に行いましょう。
市販の参考書を使って対策しても良いですし、スマホでニュースを検索し、自分の意見をまとめるのも良いかもしれません。
また、これらの対策を一人でするのも良いですが、自分では気付かないようなミスも必ず出てきます。
そのため、できるだけ学校や塾の先生に指導をお願いし、フィードバックを貰いながら完成度を高めていきましょう。
総合型選抜は活動実績や資格がなくても受かる!
これまで解説してきた通り、総合型選抜は、活動実績や資格を持っていることが合格の必須条件ではありません。
重要なのは、自分自身のこれまでの成長や学びを示すことです。
誰もが認める「全国大会出場」や「英検1級取得」などの華々しい活動実績、資格は必要ないのです。
自分が興味を持って取り組んできた活動や、活動を通じて培った能力や考え方は、面接官から評価されます。
そもそも、総合型選抜は多様な視点や能力を持った学生を求めているので、自分の活動や学びに自信を持って臨みましょう。
まとめ
総合型選抜に受かるためには、大学の求める人物像にマッチしていることや目的意識を持って活動してきたこと、将来やりたいことがあること、好奇心旺盛であることが重要です。
仮に、あなたがこれらの特徴に当てはまっていなくても、悲観する必要はありません。
これからの対策次第で、総合型選抜に受かることは十分可能です。
自分自身がどのような人間であり、大学でどのような成長を遂げたいのかを明確にし、それを熱意を持って伝えられれば大丈夫です。
総合型選抜は、年々競争が激しくなっていますが、それだけ挑戦する価値があります。
「あの時これさえやっておけば良かった……」と後悔しないためにも、早いうちから対策を進めておきましょう。
投稿者プロフィール
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AO入試(総合型選抜)で大阪大学に現役合格。
入試制度の解説や、ライバルに差を付けられる勉強方法など、総合型選抜全般に関する情報をお伝えしています。
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