転塾を成功させるには!?タイミングや塾選びのポイントを解説
現在、子どもを塾に通わせている親御さんの中には、期待していた成果を得られないため、塾を変えようと考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、転塾を検討した際にやるべきことや効果的なタイミング、塾選びのポイントなどを解説します。
すぐに転塾して失敗しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
転塾を検討した際にやるべきこと
「成績が上がらない」「真面目に勉強しない」といった理由から転塾を検討するのは自然なことです。
一方で、必ずしも転塾が正解とは限りません。
転塾を成功させるためにも、まずは以下のことをやりましょう。
- 通っている塾に相談する
- 子どもの意見を聞く
- 転塾する理由を明確にする
順番に解説します。
通っている塾に相談する
まずは、子どもの学習態度や成績、勉強のアドバイスなどを現在通っている塾にヒアリングしましょう。
「成績が上がらない」「勉強に対するモチベーションが低い」といった転塾を検討するに至った原因がわかるかもしれません。
また、家庭での学習態度やテスト前の取り組み方などを伝えれば、塾もお子さんに合った指導を行ってくれる可能性もあります。
現状を改善するために家庭でやるべきことを教えてくれる場合もあるでしょう。
ほとんどの塾は、電話で面談を申し込めば対応してくれます。
「転塾を検討している」ことは伝えてもいいですし、伝えなくても問題ありません。
子どもの意見を聞く
塾との面談を終えたら、子どもにも意見を聞きましょう。
塾との面談内容を伝えたり、勉強に対するやる気を確認したりして、今の塾で頑張れそうか見極めるのです。
「授業のレベルが高くてついていけない」「集団塾だと質問できない」といったことが原因であれば、転塾した方がよいでしょう。
なお、勉強に対するモチベーションが低いことが原因の場合、転塾しても成果を期待しづらいので、なぜ勉強すべきなのか子どもに伝える必要があります。
その際は、以下の記事を参考にしてみてください。
転塾する理由を明確にする
現在通わせている塾と子どもから話を聞いたら、転塾する理由を明確にしましょう。
成績が上がっていないのであれば、その原因まで突き止めるべきです。
現在の塾でなぜ成績が上がっていないのかがわからなければ、子どもに合った転塾先を選ぶのは難しいでしょう。
明確な理由がわからない場合は、新しく通わせる塾の候補を3つ程度ピックアップし、電話や面談で相談してみることをおすすめします。
指導実績が豊富な塾であれば、これまでに様々な子どもを指導しているので、親が気づかなかった原因を教えてくれるかもしれません。
転塾に適したタイミング
「転塾に適したタイミングは、学校の長期休暇が始まる3月下旬、7月下旬、12月下旬です。
春休み、夏休み、冬休みといった長期休暇中には、多くの塾が講習を実施しています。
このタイミングで塾に通い始める子どもも多いので、同じタイミングでスタートを切ることが可能です。
また、長期休暇中は塾の募集期なので、入塾金や授業料が無料になるキャンペーンなどが行われています。
塾を辞める際は、1~2か月程度前に伝えなければならないので、費用を重複して払うことがないようにスケジュールを組む必要があります。
「転塾に適したタイミングが講習期間中」というのはあくまで一般論です。
今すぐに転塾したい場合は、時間を無駄にしないためにも、早めに動き出しましょう。
転塾先を選ぶ際に確認すべきポイント
転塾を成功させるためには、失敗しない塾選びをする必要があります。
新たな塾を探す際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 指導形態・方針
- 口コミ・評判
- 体験授業
- 子どもの意見
順番に解説します。
指導形態・方針
1つ目のポイントは指導形態・方針です。
塾には個別指導や集団指導、オンライン指導、映像授業などの指導形態があります。
指導方針も塾によって様々です。
主に、学校の授業の予習・復習を行う補習塾や受験対策を目的とした進学塾があります。
学校の補習を目的とするならば、個別指導塾がおすすめです。
自分のペースで勉強できるだけでなく、講師との距離が近いので、勉強以外のコミュニケーションもとれます。勉強嫌いのお子さんにも適しています。
すでに学習習慣が身についていて、難関校への進学を目指している場合は、集団塾がよいでしょう。
生徒の学力に合わせたコースが設けられており、同程度の学力をもつ仲間と切磋琢磨できます。
お子さんの学力や学習態度などを考慮して、適した指導形態・方針の塾を絞り込んでみてください。
口コミ・評判
2つ目のポイントは口コミ・評判です。
塾のホームページやパンフレット、チラシなどでは入手できない情報を得られます。
知人の保護者に聞いて塾の情報を収集してみるとよいでしょう。
ネットでも口コミ・評判をチェックできますが、匿名性が高く真実なのか判断できない場合があるので、目安程度にとどめておくのがおすすめです。
また、人それぞれ相性があるので、100人生徒がいて100人が満足するような塾はほとんどありません。
口コミ・評判を参考に、自分の子どもが通う姿をイメージをしてみるとよいでしょう。
体験授業
3つ目のポイントは体験授業です。
実際に子どもが利用してみないと塾を判断できないので、2〜3塾程度は体験授業を受けましょう。
ホームページや口コミでは入手できなかった情報を得られるだけでなく、子どもが塾に通い続けられるか見極められます。
一般的には、体験授業を受ける前に面談を行うので、現在の課題や以前の塾を辞めた理由などを伝えましょう。
お子さんに関する情報が多い方が、塾も最適な指導方法を検討しやすいからです。
子どもの意見
4つ目のポイントは子どもの意見です。
勉強するのは本人なので、親が一方的に転塾を決めないよう注意しましょう。
本人が転塾したくないにもかかわらず、親の考えだけで決めた場合、勉強する意欲が低下するおそれがあります。
また、本人の意思を尊重することで、責任感が芽生えるというメリットもあります。
自分で決めたことはやり通そうとする気持ちをもてるので、塾選びに失敗しづらくなるでしょう。
転塾する際の注意点
転塾する際に注意すべき点は以下の2つです。
- 塾に慣れるまで時間を要する
- 転塾を繰り返さないようにする
順番に解説します。
塾に慣れるまで時間を要する
新しい環境に慣れるまでに時間を要します。
入塾して間もない頃は、ストレスがかかるケースも多いので、質問攻めは控えて、寄り添うことを重視しましょう。
楽しく勉強できているのであれば、褒めてモチベーションを高めるのがおすすめです。
また、集団指導塾の場合、あらかじめカリキュラムや授業日程が決まっているので、途中から参加する場合、習っていない範囲だと最初はついていけないおそれがあります。
個別指導の場合は一人ひとりに合わせて授業が行われるので心配ありません。
すぐに成果を期待せずに、まずは慣れることを優先させましょう。
転塾を繰り返さないようにする
転塾を繰り返さないように注意しましょう。
頻繁に塾を変えていては。子どもの成績は上がりません。
指導方針や教え方などが変わると、慣れるまで時間がかかるだけでなく、子どもへの負担も大きいからです。
また、子どもが「合わない」という度に転塾していては、与えられた環境でどのように頑張るか考えなくなります。
成長する機会を親が奪ってしまう可能性もあるので、塾にも相談し、原因の把握に努めて改善につなげましょう。
まとめ|転塾に適したタイミングや塾選びのポイントを解説しました
転塾する際は、理由を明確にした上で新たな塾を探しましょう。
あいまいなまま塾を変えていては、子どもに負担がかかるだけで成績アップも期待しづらいからです。
転塾する際におすすめのタイミングは3月下旬、7月下旬、12月下旬といった講習が開始する時期です。
講習期間は塾の募集期なので、一緒に入塾する生徒も多いだけでなく、キャンペーンの恩恵を受けられます。
お子さんと話し合いながら計画的に進めましょう。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成し、指導を行っています。
ご家庭との情報共有のために、リアルタイムで学習状況や指導報告を確認できるアプリを開発し、面談も年3回実施して、効果的な指導に役立てています。
転塾を検討している際は、お気軽に無料カウンセリングをご活用ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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