中高生で塾が必要ない子の特徴5選!必要な子の特徴も解説
中高生の子どもをもつ親御さんの中には、子どもを塾に行かせるべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
結論、塾が必要ない子もいるものの、ほとんどの子どもにとっては必要です。
本記事では、塾が必要ない子と塾に行くべき子の特徴を解説します。学年別の通塾率も紹介するので、お役立てください。
このページの目次
学年別の通塾率
まずは、中高生でどのくらいの子どもが塾に通っているのか把握しておきましょう。
通塾率は、文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査」で、学習塾費を支出した人の割合を参照しています。
中学生の通塾率
学年 | 公立中学校 | 私立中学校 |
1年生 | 57.8% | 51.6% |
2年生 | 69.2% | 53.4% |
3年生 | 84.0% | 56.7% |
中学生の場合、公立、私立ともに2人に1人以上は塾に通っています。最も通塾率が高いのは公立中学3年生の84.0%です。受験学年になると大多数の子どもが塾を利用しています。
学年 | 公立高校 | 私立高校 |
1年生 | 30.7% | 35.3% |
2年生 | 30.7% | 37.6% |
3年生 | 37.9% | 42.1% |
高校生の通塾率は約30〜40%です。学年が上がるとともに通塾率も高くなります。
中学生よりも通塾率が低いのは、大学に進学せずに就職する子も母数に含まれているからです。
塾が必要ない子の特徴5選
多くの子どもが塾に通っているものの、中には塾が必要ない子もいます。
以下に、塾が必要ない子の特徴を挙げるので、お子さんに当てはまっているかチェックしてみてください。
- 学習習慣が身についている
- 受験情報を収集して計画を立てられる
- 志望校の合格可能性が極めて高い
- サポートが充実した学校に通っている
- 兄弟が通塾せずに志望校に合格している
それぞれ詳しく解説します。
1.学習習慣が身についている
塾が必要ない子の特徴として、1つ目に挙げられるのは「学習習慣が身についていること」です。
塾は強制的に勉強時間を確保できる場所なので、家で全く勉強しないお子さんにはメリットが大きいです。
一方、学校の宿題や定期テストの勉強を自主的に行える習慣がすでに身についていれば、わざわざ塾に通う必要はないかもしれません。
とはいえ、勉強時間という量を確保できていたとしても、質がともなっていなければ意味がありません。
質を見極める際は「どのような勉強をしているのか」に加えて「知識が定着しているか」を確認することをおすすめします。
2.受験情報を収集して計画を立てられる
塾が必要ない子の特徴として、2つ目に挙げられるのは「受験情報を収集して計画を立てられること」です。
塾は授業だけでなく、志望校合格に向けた進路指導も行います。具体的には、蓄積された受験情報をもとに、一人ひとりに合ったカリキュラムを作成してサポートに努めます。
自力で情報収集し、志望校合格に向けた計画を立てるなど、受験対策ができるお子さんであれば、塾は必要ないかもしれません。
もちろん、学校の進路指導を参考に受験計画を立てることもできます。ただし、受験校選びには注意が必要です。学校はリスクのある選択肢は提案しない傾向があるからです。
お子さんの希望を叶えられるように、保護者も情報収集する必要があるでしょう。
3.志望校の合格可能性が極めて高い
塾が必要ない子の特徴として、3つ目に挙げられるのは「志望校の合格可能性が極めて高いこと」です。
ほとんどの子どもにとって、塾に通う最大の目的は志望校合格といっても過言ではありません。
定期テストの成績や過去問の得点率、模試の合格判定などの客観的データをもとに、合格できると判断すれば塾は必要ないでしょう。
ただし「絶対に行きたい!」という高校・大学が明確でない場合は、塾に通うことで現在考えている志望校よりも、さらに上位の学校を目指せるかもしれません。
4.サポートが充実した学校に通っている
塾が必要ない子の特徴として、4つ目に挙げられるのは「サポートが充実した学校に通っていること」です。
私立中学や私立高校の場合、塾と同等の学習サポートを提供している学校もあります。中には、放課後や土曜日に、塾講師を呼んで指導しているケースもあります。
勉強する場所こそ違うものの、塾に通っていることと同じなので、あえて塾に通わせる必要はないでしょう。
学校がどのようなサポートを用意しているか不明な場合は、今一度確認してみてください。
5.兄弟が通塾せずに志望校に合格している
塾が必要ない子の特徴として、5つ目に挙げられるのは「兄弟が通塾せずに志望校に合格していること」です。
実際に「塾が必要ない子」を目の前で見ている経験をもとに判断した結果は、信頼性が高いはずです。
学力や学習態度などを兄弟と比較して、家庭学習のみで志望校に合格できると判断したのであれば、塾は必要ないでしょう。
塾が必要な子の特徴5選
次に、塾が必要な子の特徴を紹介します。1つでも当てはまるものがあれば、早めに塾を検討するのがおすすめです。
- 学校の授業でつまづいている
- 家庭学習をやらない
- 効率的な勉強方法を知らない
- 部活や習い事で忙しい
- 志望校に合格できる学力が備わっていない
順番に解説します。
1.学校の授業でつまづいている
お子さんが学校の授業でつまづいている場合、塾に通うなどして早急に対処する必要があります。一度つまづいてしまうと、新しく習う内容も理解しづらくなるため、どんどん成績が悪化するおそれがあるからです。
学校の授業は一斉形式で進められるため、教師は限られた時間で指導しなければなりません。理解度が低い生徒がいたとしても、個別にサポートできないのです。
学校の授業についていけてないお子さんの場合、個別指導塾がおすすめです。講師はお子さんの理解度を確認しながら指導します。距離も近いので質問しやすいのがメリットです。
2.家庭学習をやらない
家庭学習をやらないお子さんも、塾を検討し始めた方がよいでしょう。成績を上げるには、いかに自宅での勉強時間を確保できるかが重要だからです。
学習習慣が身についていない状態で学年が上がっていくと、こなさなければならない学習量も増えるため、将来的に苦労する可能性も高まります。
中には、定期テスト前だけ勉強するお子さんもいますが、付け焼刃の知識は定着しづらいので注意が必要です。
塾に通えば、強制的に勉強時間を確保できます。並行して、少しずつでも家庭学習を時間を増やしていけば、学習習慣も身につくでしょう。
3.効率的な勉強方法を知らない
普段から勉強してはいるものの、定期テスト前に範囲が終わらなかったり、成績に反映されなかったりする場合は、非効率な勉強のやり方をしているかもしれません。
仮に、範囲が定められている定期テストは対応できたとしても、受験勉強では通用しない可能性が高いので注意が必要です。
その点、学習塾には指導実績が豊富な講師がいます。一人ひとりの特性に合わせて、効率的な勉強法を指導してもらえます。
4.部活や習い事で忙しい
部活や習い事で忙しいお子さんの場合も、普段の学習態度次第では塾を検討すべきです。
忙しいことを理由に、勉強時間を確保できていない可能性があるからです。
3年生の夏に部活が終わってから受験勉強に取り組むお子さんもいますが、入試までの時間が限られてます。対策が十分にできないまま受験に臨んだ場合「もっと早めに取り組めばよかった」と後悔してしまうかもしれません。
週1回1~2時間程度から通える塾も多いので、スケジュールに塾を組み込むことをおすすめします。
5.志望校に合格できる学力が備わっていない
志望校合格に必要な学力が備わっていないお子さんの場合、塾のサポートが必要です。勉強のやり方はもちろん、志望校に照準を合わせた対策や計画の立て方などの実践的なアドバイスを受けられるからです。
受験までの時間には限りがあるため「このままだと合格するのが難しそう」だと思っているようであれば、できるだけ早めに入塾することをおすすめします。
まとめ|塾が必要ない子と必要な子の特徴を解説しました
塾が必要ない子もいるものの、該当するのはごくわずかです。塾が必要な子の方が圧倒的に多いので、迷ったら塾に行かせるべきです。
受験は人生で何度もチャレンジできるものではないので、後悔しないためにも早めに入塾を検討するとよいでしょう。
なお「中高一貫専門塾WAYS」は中高一貫校生を対象に、定期テスト対策や大学受験の指導を行っています。
累計で450校以上の指導実績をもとに、お子さんに合ったカリキュラムで目標達成をサポートしています。
学習カウンセリングは無料で実施しているので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
学校紹介2024年11月23日【穎明館中学・高校の保護者の方必見】定期テストの傾向や進学実績を解説 学校紹介2024年11月22日【白鷗高校・附属中学校の保護者の方必見】定期テストの特徴や進学実績を解説 内部進学2024年11月20日【青山学院中等部・高等部の保護者の方必見】内部進学を徹底解説 - 一貫教育コンパス2024年11月19日中高一貫校生の生活実態を徹底解剖!勉強、睡眠、スマホ利用に関するリアルな声