定期テスト前なのに勉強しない子どもにイライラ!どうすれば勉強してくれる?
「定期テストまであと1週間。それなのに、子どもが一向に勉強しない」
なかなか勉強を始めようとしないお子さんに対し「勉強しなさい」といっても、なかなか聞いてはもらえません。
とはいえ、注意しなければいつまでたっても勉強を始めそうにない…。
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、定期テスト前になっても勉強をしないお子さんの心情や、そのようなお子さんに対し親ができることについてご紹介します。
お子さんが勉強しないことに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
定期テスト前なのに勉強しない子どもの心情
定期テスト前といえば、一般的には部活動も休みになり、本格的に勉強に取り組むべき時期です。
しかし、中にはテストが近くなり切羽詰まってきても、なかなか勉強をしようとしないお子さんもいます。
お子さんの将来のことを考え、不安になる親御さんも多いのではないでしょうか?
今頑張っておけば後々楽になるにもかかわらず、お子さんが勉強しないことには、いくつかの理由があります。
勉強したいがやる気が出ない
本人も「勉強しなければ」と思っているものの、どうしても最初の一歩が踏み出せない可能性もあります。
その理由は次のようなことが考えられます。
- 勉強する環境が整っていない
- 以前、頑張ってみたものの成果が現れずやる気が削がれてしまった
- 目標が定まっていない
- 中学受験や高校受験で燃え尽きてしまった
など
本人もやらなければと感じているだけに「勉強しなさい」と何度もいわれると、イライラして親御さんとぶつかってしまうこともあるでしょう。
何をすればよいか分からない
勉強しようと思っているものの、何をどのように勉強すればよいか分からない可能性もあります。
これは、中学に上がったばかりのお子さんや、これまで誰かに手取り足取り指導されながら勉強してきたお子さんにありがちです。
小学校では何かに向けて勉強することがほとんどありません。
中学校へ上がって急に「定期テスト」といわれても、何をすればよいかためらってしまうのです。
このようなお子さんは、誰か助言してくれる人がいれば、勉強できるようになるでしょう。
テストの重要性を理解していない
定期テストがどのような意味をもつのか、分かっていないお子さんもいるかもしれません。
定期テストは、中学生であれば高校受験の内申点に反映されます。
高校であれば、大学受験の「総合型選抜」や「学校推薦型選抜(指定校制・公募制)」で大きなウェイトを占めます。
また大学附属の中高一貫校の場合、高校の定期テストの成績で志望する学部への内部進学できるかが決まることもあるでしょう。
年に4~5回しかない定期テストは、その1回1回が非常に重要なものだと理解する必要があります。
テスト勉強よりもやりたいことがある
部活動や趣味など、テスト勉強よりもやりたいことがあって勉強しないお子さんもいるでしょう。
中学受験や高校受験のために、何かを犠牲にしてきたお子さんはとくに、我慢してきた反動で勉強しない可能性もあります。
1つのことに集中できるのはもちろん悪いことではありませんが、それが少しでも勉強に向くよう、誰かが導いてあげる必要があるでしょう。
定期テスト前なのに勉強しない子どもに親ができること
では、このように勉強しないお子さんに対し、親御さんは何ができるでしょうか?
頭ごなしに「勉強しなさい」といってもむしろ親子関係がぎくしゃくする可能性が高いためお勧めできません。
そのようなときは、次のことを試してみましょう。
良好な親子関係を築く
話を聞いてもらうために、良好な親子関係を築く必要があります。
そのためにも、勉強のことにはあえて触れず、お子さんが熱中していることや部活動のこと、学校のことなど関係ないことを話してみましょう。
思春期でうまく会話できないようなときでも、差し障りのないことから少しずつ話ができるようにチャレンジしてみましょう。
勉強するべき理由を冷静に伝える
なぜ定期テストの勉強をした方がよいのか、その理由をしっかりと伝えましょう。
目先のことばかりを楽しむのではなく「高校受験のためによい成績をとっておいた方がよい」「今のうちに基礎固めをすれば受験の際に勉強が楽になる」など、将来的なことも考えるべきことを話します。
このまま勉強しなければどうなるのかも伝えましょう。
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5分だけ勉強してみるように話す
5分だけでよいので勉強してみるように提案してみましょう。
やる気が出たら勉強するのでは、いつまでたっても勉強できません。
5分だけ勉強するのは、やる気を出すことよりもはるかにハードルが低く「5分くらいなら」と比較的抵抗なく始められるはずです。
勉強を始められれば、こちらの狙いどおりというものです。
5分続けられれば、もう少し勉強できるかもと、30分、気付けば1時間経過していることもあるでしょう。
やるべきことを明確にする
机に向かっても、何をすればよいか分からなければ勉強できません。
単語の暗記や教科書ワークを解く、教科書を一通り読むなど、科目ごとに何を勉強しなければいけないのか明確にしましょう。
やるべきことに悩む時間がなくなり、スムーズに勉強を始められます。
自分一人では何をすればよいか分からない場合は、学校の先生や塾講師に相談してみましょう。
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勉強スケジュールを一緒に立てる
やるべきことが明確になったら、それを1日ごとのスケジュールに落とし込んでいきましょう。
今何をすべきかがさらに明確になり、勉強に対する迷いがなくなります。
定期テストで勉強スケジュールを立てることに慣れておけば、高校受験や大学受験など、長期間勉強に集中しなければならない場合にもスケジュールを立てることに抵抗がなく、勉強も効率的に進められるでしょう。
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定期テスト前に何をいっても勉強しないときはどうする?
ご紹介した方法を試しても勉強しない場合、あとはお子さんが勉強を始めるのを待つしかありません。
「勉強しなさい」といいたくなりますが、それで勉強できるなら、すでに成績は上がっているはずです。
また本人がやる気にならなければ、一時的に勉強をしだしたとしても長続きしません。
無理矢理勉強させることで、お子さんは勉強から逃げたり、ごまかしたりする方法を考えます。
本人の意思で勉強を始めなければ、これが癖になり後々まで影響を与えます。
勉強を始めるタイミングは人それぞれです。
むやみに気持ちをぶつけるのではなく、勉強の大切さに気付いてもらえるようじっくり働きかけましょう。
まとめ
定期テスト前になっても勉強しないお子さんに、不安を抱く親御さんは多くいらっしゃいます。
ガミガミいいたくなりますが、ぐっと我慢してご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
「どうしても親子で言い争いになってしまう」
「何を試しても勉強しない」
このようなときは「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」にご相談ください。
一人ひとりに合った勉強法とカリキュラムで効率的に勉強を進めますので、効果を実感するのも早く、学習への意欲も自然と増していきます。
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投稿者プロフィール
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