【高校生】塾の費用を徹底解説!学年別の平均額も紹介
高校生の子どもを塾に通わせたいものの、どのくらい費用がかかるかわからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
塾の費用は指導形式や受講科目数によって大きく変わってきます。
本記事では、高校生を塾に通わせる場合にかかる年間平均額や費用を抑える方法などを解説します。
大学受験を視野に入れて塾を探している方はぜひお役立てください。
このページの目次
高校生の平均的な塾の年間費用
文部科学省の公表した資料によると、公立高校と私立高校の学習塾費は以下の通りです。
平均 | 高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 | |
---|---|---|---|---|
公立高校 | 36万3000円 | 26万3000円 | 35万1000円 | 37万9000円 |
私立高校 | 44万7000円 | 31万4000円 | 47万8000円 | 53万4000円 |
公立よりも私立の方が支出額が大きいことがわかります。
なお、上記はあくまで平均額です。受講科目数や通塾回数などによって費用は変わってくるので、年間で10万円以内に収まるケースもあれば、100万円を超えるケースもあります。
学年別の通塾率
年間費用とあわせて、通塾率も押さえておきましょう。
高校生平均 | 高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 | |
---|---|---|---|---|
公立高校 | 33.2% | 30.7% | 30.7% | 37.9% |
私立高校 | 38.3% | 35.3% | 37.6% | 42.1% |
通塾率も公立より私立の方が高いことがわかります。
一般受験で大学の入学試験を受ける場合は、塾に通っていない方が珍しいでしょう。
また、推薦入試も高校の内申点で評価されるため、定期テストで高得点を取ることを目的に塾通いしている子供も多い傾向にあります。
【指導形式別の相場】高校生の塾費用
高校生向け塾の費用相場を以下3つの指導形式別に解説します。
- 個別指導
- 集団指導
- 映像授業
個別指導
講師1人が生徒1〜4人程度の少人数を教える個別指導の費用相場は以下の通りです。
- 高校1~2年生:年間50~60万円
- 高校3年生:年間60~90万円
個別指導塾では、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムで受講科目や通塾回数を決めることが可能です。
苦手科目を週1回だけ通う場合であれば、費用は年間20万円程度に収まります。
一方、受講科目が多い場合や苦手科目を週2回習うなど、通塾回数が増えれば増えるほど、費用は高くなります。
集団指導
講師1人が複数人の生徒を一斉授業の形式で教える集団指導塾の費用相場は以下の通りです。
- 高校1~2年生:年間40~50万円
- 高校3年生:年間50~70万円
個別指導と比べて1人の講師が指導する生徒が多いため、人件費が抑えられる分、授業料もリーズナブルなケースが多い傾向にあります。
映像授業
録画されてある授業動画を見て学ぶ映像授業の場合、費用相場は幅広いのが特徴です。通塾型の映像授業塾の場合、費用相場は以下の通りです。
- 高校1~2年生:年間20~50万円
- 高校3年生:年間50~100万円
塾に通うのではなく、自宅で授業動画を見て自分で勉強する「動画配信サービス」を利用する場合であれば、年間10万円程度に収められるでしょう。
【高校生】塾費用の内訳
次は、年間の塾費用に含まれる内訳について解説します。
- 入会金
- 授業料
- 季節講習費
- 教材費
- 模試代
- 諸経費
入会金
入会金は入塾時に支払う費用です。相場は1〜2万円です。
兄弟姉妹と同じ塾に通う場合、入会金がかからないケースもあります。
また「入会金無料キャンペーン」を実施している塾も多いので、気になっている塾があれば、ホームページでチェックしてみるとよいでしょう。
授業料
授業料は受講科目や通塾回数などで大きく変動します。
費用相場は以下の通りです。
個別指導 | 集団指導 | 映像授業 | |
---|---|---|---|
高校1、2年生 | 月額3~5万円 | 月額2~4万円 | 月額2~4万円 |
高校3年生 | 月額4~6万円 | 月額3~5万円 | 月額4~7万円 |
授業料は月額で支払うケースがほとんどですが、講座の申し込みと同時に支払う場合もあります。
例えば「英文法の基礎(90分×20コマ)」という講座を10万円で受講するようなイメージです。
季節講習費
季節講習費とは、夏休みや冬休み、春休みなどの休暇期間中に実施される講習の費用です。
季節講習への参加は任意であるケースが多いため、参加しない場合に費用はかかりません。一方、休暇期間中は学習に充てられる時間が多いため、成績を上げるのに絶好の機会です。
特段の理由がない限り、できるだけ参加した方がよいでしょう。
教材費
教材費は塾で使用するテキストやプリントなどの費用です。
教材費は1科目ごとにかかるケースが多く、費用相場は1冊2〜3000円程度です。
塾によっては、授業料に含まれていて不要な場合もあるので、入塾前にチェックしておきましょう。
模試代
模試代は志望校の合格判定や偏差値を把握するためにも不可欠です。
相場は1回あたり5千円程度です。
高校3年生になると、模試を受ける回数も増える傾向にあるので、事前に年間の受験回数を把握しておくとよいでしょう。
諸経費
諸経費は施設利用料や管理費として月額3000円程度かかるのが一般的です。
月ごとに授業料とあわせて支払う場合もあれば、半年分を一括で支払う場合もあります。
高校生の塾代を抑える方法
高校生の塾にかかる費用は決して安くありません。ここでは、塾代を抑える方法を紹介します。
- 必要最低限の科目のみ習う
- キャンペーンを利用する
- 友人紹介・保護者紹介で入塾する
- 特待生制度を利用する
- 自治体の支援を活用する
必要最低限の科目のみ習う
苦手科目や重点的に強化したい科目のみを習うことで授業料を抑えることが可能です。
個別指導塾では、オーダーメイドでカリキュラムを設定できるため、費用を調整しやすいでしょう。
一方、カリキュラムやコースが決まっている集団指導塾では融通が効かないケースもあります。
キャンペーンを利用する
塾が実施しているキャンペーンを利用すれば、費用を抑えられます。
キャンペーンの例は以下の通りです。
- 入会金無料キャンペーン
- 授業料1か月無料キャンペーン
- 早期申し込み割引
多くの生徒が入会するタイミングである季節講習時に、キャンペーンを実施している塾が多い傾向にあります。
友人紹介・保護者紹介で入塾する
子供の友人や知人の保護者による紹介で入塾した場合、特典を受け取れる場合があります。
特典の例は以下の通りです。
- 授業料1か月無料
- クオカード
- 図書カード
- 授業料割引券
口コミや評判を知るためにも、知り合いの保護者におすすめの塾がないかヒアリングしてみるとよいでしょう。
特待生制度を利用する
特待生制度とは、成績が優れている生徒を対象に、授業料を免除・減額するものです。
塾は合格実績につなげることを目的として実施しています。
学校のテストや模試などで好成績を残せている生徒は活用できる制度がないかチェックしてみるとよいでしょう。
学習クーポンを活用する
学習クーポンとは、自治体やNPO法人などが発行している塾代の割引券のことです。
例えば、東京都多摩市の場合、クーポンの提供額は以下の通りです。
- 高校1~2年生:15万円
- 高校3年生:20万円
居住する自治体が行っている支援がないかチェックしてみるとよいでしょう。
まとめ
高校生の平均的な年間の塾代および指導形式別の塾代は以下の通りです。
- 公立高校:36万3000円
- 私立高校:44万7000円
- 個別指導:50~90万円
- 集団指導:40~70万円
- 映像授業:20~100万円
受講科目や通塾回数によって料金は大きく変動するため、予算を考慮して選ぶとよいでしょう。
なお、中高一貫校専門塾のWAYSでは、お子さんごとに学習カリキュラムを作成し、一人ひとりに合った指導を実施しています。
塾費用の見積もりや進路相談も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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