【国公立・私立別】理系の大学受験用スケジュールの流れとポイントをご紹介


「国公立大学の理系志望は、どのようにスケジュールを立てればよいだろう」
「理系の大学受験は数学Ⅲまであって、どれくらい数学に時間をかければよいか分からない」

理系の大学受験は文系と比べ数学の範囲が広い学部もあり、ほかの科目も勉強することを考えると、対策が難しいといわれます。
ほかの教科と理系の勉強、どのように時間配分すればよいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

この記事では、国公立・私立大学別に理系の勉強スケジュールの立て方についてご紹介します。

効率よく勉強できるよう、この記事を参考にスケジュールを立てましょう。

理系の大学受験対策はスケジュール作成が必須!

大学受験対策をスムーズに進めるためには、スケジュール管理が重要です。

とくに理系は、数学の範囲が広い学部や理科を2科目受験しなければならない学部もあるなど、勉強内容は非常にハードです。
スケジュールを立てなければ、受験までに勉強が終わらないことや、勉強の漏れが出る可能性もあります。

まずは、スケジュールを立てる前に大学の受験科目と志望校合格のために必要な勉強時間を確認しておきましょう。

理系の大学受験科目

一般入試で大学受験する場合、国公立大学の受験科目は共通テストで5教科7科目、二次試験で2~3科目が一般的です。
地歴/公民と理科、数学は志望校が指定する科目を選択します。

【国公立大学理系志望の受験科目】

共通テスト ・国語
・地歴/公民
・数学Ⅰ(もしくは数学Ⅰ・数学A)
・数学Ⅱ(もしくは数学Ⅱ・数学B)
・英語
・理科1
・理科2
二次試験 ・数学
・英語
・理科

私立大学の場合、英語・数学・理科の3科目を受験科目としている大学が多い傾向です。
学部によって、理科の科目を指定しているケースもあります。
難関大学や医学部などは、理科を2科目受験しなければならないこともあり、決して楽ではありません。

また、私立大学でも共通テスト利用入試を取り入れている大学も増えています。
一般選抜と併願して受験できるため合格の可能性は上がりますが、それぞれに対策が必要です。

志望校に合格するために必要な勉強時間

志望校合格のためには、一般的な大学で年間およそ2,000時間の勉強が必要だといわれます。
国公立で科目数が多い場合や難関大学、医学部などを目指す場合は、倍ほどの時間が必要です。

だからこそ、受験勉強はいつから始めるべきかが重要なポイントになるわけです。

多くの受験生は高校3年生から本格的に受験勉強を始めます。
しかし、学習分野が幅広い理系の場合は、3年生から始めたのでは時間が足りない可能性も十分考えられます。

受験科目が多い国公立大学志望、難関大学・医学部志望の方はとくに、高校1年~2年のうちに受験対策を開始したほうが、余裕をもって勉強できます。

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【国公立・私立別】理系の大学受験用スケジュールの流れと各教科の時間配分

では、理系の勉強スケジュールはどの順番に立てればよいか、具体的にご紹介します。

受験勉強は基本的にどの科目も「基礎固め→問題集→過去問」の流れで進めます。
高3の秋以降は模試や演習で忙しくなるため、基礎固めは遅くとも高3の夏休み頃までにはある程度終わらせましょう。

国公立・私立別に、各科目の時間配分とあわせて確認します。

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国公立大学志望の場合

5教科7科目もの勉強が必要な国公立大学は、どの科目に取り組むかが重要なポイントになります。

最初に取り組むべきは、習得に時間のかかる「数学」と「英語」が鉄板です。
まずはこの2科目の基礎を固めましょう。

ある程度進んだら、理科1科目の基礎固めを始めます。
この段階で、それぞれの科目に割く時間の割合は、数学:理科:英語=5:2~3:2~3です。

3科目の基礎固めが終わり、問題集に取り組み始める段階で、2科目の理科と国語の現代文の基礎固めを同時進行で始めましょう。

共通テストでは、どの科目も問題文が長く、読解力や思考力を問う問題が増えています。
これらの力を養うために、国語は古文・漢文を後回しにして現代文に取り組むのが最適です。

理科・現代文の基礎固めが終わり次第、漢文・古文と地歴/公民の基礎固めに取り掛かりましょう。
最終的に勉強時間の比率は、数学:英語:国語:理科:社会=2~3:2~3:1.5:1.5:1.5を意識します。

私立大学志望の場合

私立大学も、基本的な流れは一緒です。
数学・英語から取り組み、基礎固めができたら、問題集に取り組みつつ次の科目の基礎固めを新たに加えます。

それぞれの科目の時間配分は、数学・理科・英語=6:2:2程度。
理科が2科目の場合は数学・理科・英語=5:3:2でもよいでしょう。

ただし、ご紹介した時間配分はあくまでも参考です。
志望校やあなたの現状の学力など、次にご紹介するポイントを考慮し、自分に合った時間配分を見つけましょう。

理系の人が大学受験のスケジュールを立てるときのポイント

効率的に志望校合格を目指すためには、あなたに合ったスケジュールを立てる必要があります。
ご紹介したスケジュールの流れをベースに、次にご紹介するポイントを意識しながら、具体的なスケジュールを立てていきましょう。

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志望校の配点と過去問を分析する

スケジュールを立てる前に、志望校の配点と過去問を分析しましょう。

国公立大学を受験する場合、共通テストと二次試験それぞれの配点は学校によって異なります。
ご紹介した各科目の勉強比率ではなく、配点が高い科目に勉強の比重をおく方法もあるでしょう。

また、過去問を一度解いてみるのもおすすめです。
現状の実力で何点取れるのか、自分自身の弱点や今後それほど時間をかけなくてもよい得意ジャンルなどが分かります。

これらの情報をもとに、各教科・科目の時間配分を検討しましょう。

模試の偏差値を参考にする

基礎固めが終わったころからは、模試を受験しましょう。

模試の成績が振るわず偏差値が50に届かない科目は、基礎がしっかり身に付いていない可能性があります。
スケジュールに沿って問題集に取り組んでいたとしても、再度基礎固めができているか、チェックしましょう。

スケジュールを柔軟に変更する

一度立てたスケジュールは、絶対にそのまま進めなければならないわけではありません。
勉強を進めていくうえで、苦手なジャンルに気付いたり、思ったよりもスムーズに勉強が進んだりすることもあるでしょう。

そのようなときは、柔軟にスケジュール調整しても問題ありません。

ただしスケジュールがきつすぎて予定通りに進まないことが理由でスケジュールを作り直すのは、モチベーションの低下にもつながり避けたいものです。
スケジュールは、最初からある程度余裕をもって立てるようにしましょう。

まとめ

大学受験対策するうえで、スケジュール管理は欠かせません。
理系志望の場合、数学の範囲が広いことや理科が2科目あるなど、科目ごとの時間管理も必要です。
自分自身の現状の成績や志望校の配点などを参考に、効率的に取り組めるスケジュールを作成しましょう。

とはいえ、これまで勉強するためのスケジュールを作ったことがない人にとっては、長期間の予定を立てるのは至難の業です。
自分でスケジュールを立てるのが難しいときは、プロの手を借りる方法もあります。

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志望校とあなたの成績を考慮し、合格までのロードマップを作成します。
また、どのような問題集に取り組めばよいかも具体的に指導するため、悩むことなく勉強だけに集中できます。

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