【女子校編】共学じゃない中高一貫校ってどんな感じ?人気の理由は?
「女子校と共学、どちらがよいのだろう」
と、悩んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
中学・高校の6年間は、その後の人格形成にも大きな影響を与えます。
だからこそ、学校選びは慎重にならざるを得ません。
とくに、共学出身の保護者の方は、女子校に対する雰囲気がつかみにくいのではないでしょうか?
そこでこの記事では、中高一貫女子校の種類やメリット・デメリット・向いているお子さんのタイプなどをご紹介します。
志望校選びに悩んでおられる保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
【中高一貫】女子高がもつカラーの種類
女子校は男子校以上にバラエティに富んだカラーがあります。
ジャンルとしては、「進学校」「お嬢様学校」「中間校」に分かれるとされています。
特徴 | 学校一例 | |
---|---|---|
進学校 | ・偏差値が高い ・難関大学合格者を輩出している |
豊島岡女子学園 中学校・高等学校 桜蔭学園 桜蔭中学校・高等学校 女子学院 中学校・高等学校 など |
お嬢様学校 | ・歴史がある ・品格を重んじる |
学習院女子中等科・高等科 雙葉中学校・高等学校 立教女学院中学校・高等学校 など |
中間校 | ・進学校とお嬢様学校のどちらの特徴も少しずつ備えている | 大妻中学高等学校 品川女子学院中等部・高等部 昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校 など |
お子さんの性格に合った学校を選ぶことで、6年間をいかに楽しんで過ごせるかが変わってきます。
各学校の特色をしっかりチェックして、お子さんが満足できる学校を選択しましょう。
【中高一貫】女子校へ進学するメリット
中高一貫の女子校に6年間も通うのは、将来的にどうなのかと心配される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、中高一貫女子校には、複数のメリットがあります。
長く付き合っていける友人を作りやすい
共学校は約半数が異性。
それに比べ女子校は、当然女子ばかりのため、相性の合う人に出会える確率が高くなります。
また、異性がいないことで、多少ディープな趣味でも気兼ねなく話せるようになる人もいます。
自分の心をさらけ出しやすく、そのような環境で仲良くなった友人は、今後長く付き合っていけるでしょう。
勉強に集中できる
思春期を過ごすうえで、どうしても恋愛や異性との付き合いが切り離せません。
しかし、教室に異性の目がないことで授業にも集中でき、成績も上げやすいと感じる人もいます。
内部進学しやすい
中高一貫の女子校の中には、大学の附属校があり、内部進学しやすい環境が整っています。
たとえば、日本女子大学附属高等学校は、2021年度の卒業生375名のうち、281名が日本女子大学の内部推薦を得ています。
およそ75%の割合です。
上級生によきお手本が多い
長い歴史のある学校は、代々受け継がれてきた伝統が存在することがあります。
上級生は、下級生のよいお手本となるのです。
学年が上の生徒は下に恥ずかしくない振る舞いをしようとし、後輩は、先輩からのよい影響を受けます。
それを代々受け継いでいきます。
TPOに合わせた振る舞いができるようになる
学校の授業の一環として、礼節や茶道・華道・着物の着つけなどの実習を行う学校もあります。
男女平等の社会とはいえ、身につけておいて損はない知識。
礼節は社会人になっても役立つでしょう。
イマドキの学生として普段は過ごしていても、必要なときにはその場に合った振る舞いができるよう身につけておくのは、大きなメリットです。
【中高一貫】女子校へ進学するデメリット
複数のメリットがある中高一貫の女子校ですが、女子校ならではのデメリットがないとはいえません。
とくに勉強に関しては、将来の進路にも関わることですので、しっかりチェックしておきましょう。
理系の大学を目指しにくい場合がある
リケジョという言葉があるほど、女子といえば文系のイメージが強いものでした。
そのため、中高一貫の女子校でも、理系の生徒が少なく、理系学部に進学しにくい環境があります。
それでも近年では、理系教育に力を入れる女子校も少しずつ増えてきました。
中学入試の時点で、文系・理系を決めるのは難しいため、多用な進路を選べる学校選びも重要になります。
異性とのコミュニケーションの取り方を学びにくい
女子校でネックになるのは、異性とのコミュニケーション不足です。
附属校の場合、大学でも女子ばかりで、社会人になってやっと異性と関わりをもつ可能性もあります。
その場合、コミュニケーションのとりかたに悩むこともあるでしょう。
ただ、まったくつながりがないかといえばそうではなく、小学校時代の友人や塾で、異性と関わるお子さんもいます。
SNSや文化祭で、異性の友達を作る積極派もいるようです。
中高一貫の女子校が向いているタイプ
とはいえ、女子校よりも共学の方が向いているお子さんもいます。
中高一貫の女子校が向いているのは、次のようなタイプです。
【中高一貫の女子校が向いているタイプ】
- 自分の意見をはっきり口にできる
- 柔軟性や共感力がある
- ひとつのことに熱中しやすい
- サバサバしている
男子を意識する必要がなく自分をさらけ出せるため、よい意味ではっきり意見をいえる人に向いているといえます。
ただし、多種多様な生徒がいるため、それを認められる柔軟性も必要です。
ただ、女子校は学校ごとにカラーがはっきりしていることがあり、場合によってはお子さんに合わないことも。
卒業生や在校生の話を聞く、学校の文化祭・オープンキャンパスに参加するなど、なるべく多くの情報を集めて、お子さんが6年間を快適に過ごせる学校を見つけましょう。
まとめ
中高一貫の女子校は、伝統と格式のある学校も多く、ジェンダーレスの時代でも人気があります。
異性のいない生活を不安に感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、それに余りあるメリットがあることも理解し、お子さんにあった学校選びをしましょう。
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