英検は合格できても定期テストで点数が悪い理由を徹底解説!
英検を取得しているのに、英語の成績が芳しくない生徒さんの中で
「でも先生、僕(私)英検は持ってるんです」という人がいます。
「英検に合格した!つまり、検定によって英語力を認められている自分が学校のテストで点数が取れなくても問題はない!」
という風に考えてしまい
「別に学校の英語のテストで点数が取れなくても、英検持ってるから良いですよね。だって検定に合格しているのだから!」
という結論を下さない為に一つ言葉を送ります。
「英検を取得しているからといって、学校のテストで点数が取れない人はいます。そして、その原因はその人の『英語力』が低いからです。」
英検に合格した理由
まず英検に合格した理由を考えてみてください。
普段からコツコツ勉強していて、しっかりと英語力がついているからでしょうか?
それとも、なんとなく解いていたら合格してしまったといった感じでしょうか?
英語力とは?
まず、英語力について確認しましょう。
英語力とは、「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の4つのスキルを総合した力のことをいいます。
これら4つのスキルをバランスよく身につけることができれば、将来、世界で活躍できる人材になれるでしょう。
英検と学校のテストの違い
英検の1次試験では「リーディング」「リスニング」「ライティング(3級以上は実施)」の3つの力が問われますが、英作文問題を除いて選択式となっています。
2次試験では主に「リスニング」「スピーキング」の力を確認する面接試験となっており、試験官と1対1で英語で対話をする形式となっています。
とくに、2次試験は普段使うことが少ない「リスニング」「スピーキング」の力が問われるので、それなりの対策をしなければ合格することは難しいでしょう。
1次試験では選択式のテストとなっていますが、英検の受験者は1年間で410万人(2021年4月〜2022年3月)ほどいるので、記述式の解答にしてしまうと、合否判定にとてつもなく時間がかかることになります。
そういう意味では選択式のテストになるのは自然です。
そのため、学校のテストのように、単語、和訳、英訳を書かせるなんてことは出来ないので、なかなかライティング力を測ることが難しくなってしまいます。
とどのつまり、選択式のため「tableが書けない、単純な疑問文もまともに書けない」人でも英検を突破してしまう可能性があるのです。
tableが書けない人に英語力があるといえるでしょうか?
英検対策
英検に合格した皆さんは、英検用の教材などを使って対策していたでしょうか?
しっかりと試験対策したのなら、その試験において結果が出るのは当然です。
それは真に英語力が高いということの証明にはなりません。
厳しいかもしれませんが、初見の問題が解ける、様々な形式の試験に受かることができて初めて英語力が高いということができるでしょう。
学校の勉強をしているだけで英検にも合格したという人はまだしも、英検の勉強しかしていないから、英検以外の英語の成績は酷いという人は、きちんと学校のテストに向けて教科書を読み込む・問題集をしっかりと解くといったように、学校の英語の勉強にも力を入れてください。
どのように英語の勉強を行えばいいか分からない、という方はまずは英単語を覚えましょう。
英単語の意味を覚えることは、文法問題、読解問題などを解くうえで重要になるからです。
まとめ
英語ができる人は英検にも合格できるでしょう。
しかし、英検を取得しているからといって、英語が必ずしもできるとは限らないのです。
英検はあくまで自分の実力を測る試金石の1つであって、絶対の基準ではないことに注意してください。
これは、学校の英語のテストも、TOEICやTOEFLのような他の英語の試験に対しても言えることですが、特に英検は試験形式や試験時間から、低い級に関しては特に英語力が高くなくても合格する傾向が強いです。
英検を取得しているからといって、普段の勉強を疎かにしてはいけません。
グローバル化が進む世界で自分をより成長させるためにも、学校の英語の勉強にも力を入れていきましょう!
中高一貫校生専門個別指導塾WAYSでは、中だるみしてしまった中高一貫校生の英検対策、定期テスト対策の両方を行っています。
中だるみしてしまう中高一貫校生の特徴の一つに、「勉強に対して誤った認識をしてしまっている」という原因が挙げられます。
たとえば、冒頭で紹介したような「英検を取得しているから、自分は絶対に『英語力』が高いんだ!」という考えが、誤った認識といえるでしょう。
そうした認識を持ったまま勉強すると、成績が上がらないどころか、むしろ下がってしまう危険性があるのです。
WAYSはこれまで、誤った認識を持った中だるみ中高一貫校生の成績を、わずか90日で跳ね上げてきました。
「中だるみしてしまう原因」を知り尽くした講師たちが、生徒に合わせたアドバイスや指導を行っているからです。
「入学前は優秀だったのに、なぜ成績が下がってしまったの?」
「勉強できない原因がわからない!」
などの不安を抱えている方も安心です。
学校の英語のテストの点数も上げたいし、英検にも合格したい!という方は是非一度お問い合わせください!
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
定期テスト2024年10月29日テスト前日・当日の勉強のコツを解説!1点でも点数を上げるために必要な3つの視点 コラム2024年10月28日中高一貫校生に合った個別指導塾の7つの条件|塾選びの決め手を徹底解説! 大学受験2024年10月26日塾と予備校の違いは? 中高一貫校生にあった大学受験のための塾選びを解説 大学受験2024年10月26日大学受験を控える高校生に冬期講習は必要? 判断のポイントを中高一貫専門塾が解説