【中高一貫校】桜美林中学校・高等学校の内部進学の基準・対策を徹底解説
桜美林中学校・高等学校は、「学而事人」、つまり学びを自分の出世のためではなく社会のために役立てることをモットーとし、教育を行っています。キリスト教の精神を礎とし、世界に通じる教養を持った生徒の育成を目指して、国際理解教育にも力を注いでいます。
このページの目次
桜美林中学校・高等学校の内部進学について
系列大学
系列大学である桜美林大学は、1966年に開学し、2005年に私立大学で初めての学群制を導入しました。特定の学部以外に他分野の学びと連携させて学べる仕組みを取り入れています。また、国際的な舞台で活躍出来る人材の育成にも力を入れており、言葉や宗教など、違いを認めて共に生きていくため、国際交流や外国語教育の環境を整えています。
内部進学できる学部
桜美林大学では、人文・社会・自然について学ぶリベラルアーツ学群、国際社会の中で懸け橋となる人材育成を目指すグローバル・コミュニケーション学群、ビジネスについてのスキルを身につけるビジネスマネジメント学群などがあります。その他には、健康福祉や芸術文化、航空、教育についての学群などもあります。
内部進学率
桜美林大学へは、内部進学の資格を有したまま他の大学の併願受験も出来ます。そのため、2023年の合格者数は、国公立大学は36名、私立大学は892名、私立医療系大学は152名と、多くの生徒が他大学の受験に臨み、合格を勝ち取っています。例年約30人の生徒が桜美林大学へ進学しており、2023年も36名が進学しています。
桜美林中学校・高等学校の内部進学制度
内部進学の基準
桜美林大学へは、学校が定める基準を満たすことで、希望者は全員内部進学することが出来ます。この基準は内申点ではなく、「卒業に必要な成績を取れているか」「推薦の基準に出席日数が達しているか」などが条件となっており、それらを満たすことで学内推薦選抜試験を受験するための資格を得ることが出来ます。受験は希望する学群によって内容に違いがあり、航空・マネジメント学群にあるパイロットを養成する為のフライトオペレーションコースを希望する場合は、実技試験や適性検査なども行われます。
他大学への受験
桜美林大学へ学校推薦選抜試験のための条件を満たし、受験をして合格したとしても、他大学の入学試験を併願受験することができます。その場合も桜美林大学の入学資格は失われず、また併願先について一切制約はありません。そのため、どのような大学、学部や学科であっても自由に受験することが出来ます。青山学院大学や工学院大学、東京農業大学や明治学院大学などさまざまな大学への学校推薦型選抜試験も受験可能です。
桜美林中学校・高等学校の内部進学対策
学校の定期テスト対策
桜美林中学校・高等学校の定期テストは、授業中に取り扱われた内容からの出題がほとんどなので、難易度は普通であり授業をしっかりと聞いて理解することが、何よりも重要です。例えば英語の場合、中学校では教科書が8割、残りはワークから出題されます。高校では教科書と問題集が半々の割合で出題されるため、日頃からワークや問題集の隅々まで取り組んで分からないところを無くしておきましょう。また数学の場合、中学校では教科書よりも問題集が6割とやや割合が高めとなるため、問題集対策をしっかりと行っておくことが重要です。このように、教科書と問題集(ワーク)への取り組み方が対策のポイントとなるため、日々の復習を怠らないことが点数を上げる鍵となるでしょう。
学校独自の試験や外部の模試対策
中学校1年生から高校2年生まで、国・数・英の3教科において年5回の確認テストが行われます。これは創立者清水安三・郁子夫妻の提案で始まった、桜美林伝統の試験で、「コンテスト」と呼ばれています。
また高校では、1年生で4回、2年生で6回、3年生で6回の模擬試験が行われています。その対策の一環として、長期休暇中に講習を行い、夏季は中高全学年、冬期は高校の全学年、春季は高校の2・3年生の希望者を対象に、習熟度別にさまざまな講座が設けられています。また2023年から放課後学習支援プログラムを開始し、全国模試の結果偏差値を2.2ポイント上げることに成功しています。
他大学の入試対策
桜美林高等学校では、希望する進学先に合わせて、2つのコースが用意されています。
国公立コースは、国公立大学を目指す生徒のためのコースです。文系・理系のどちらを選んでも高い学力を身につけられるようにカリキュラムが組まれています。国公立コース専用の自習室で放課後に自習をしたり、長期休暇中には特別講習も行われるなど、大学入学共通テストや国公立大二次試験に向けて、学力を伸ばします。
進学コース・特別進学コースは、国際的に活躍出来る人材育成のためのコースです。知識だけではなく、表現力や思考力などを見つけることを目標としており、難関私立大学受験に備えて必要な教科をバランスよく伸ばしていきます。また3年制は文系では理系科目の補習を、理系では文系科目の補習を受けることが出来るため、国公立大学の受験対策も行えます。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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