【中高一貫校】上宮中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明

2023年11月06日 2024年02月28日

学校紹介

天王寺動物園や四天王寺など数々の人気スポットがある、大阪府天王寺区に位置する上宮中学校・高等学校は、創立から130年以上という歴史ある私立校です。

このページの目次

1 上宮中学校・高等学校の基本情報
2 上宮中学校・高等学校の教育
3 上宮中学校・高等学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 上宮中学校・高等学校の評判

上宮中学校・高等学校の基本情報

沿革

1890(明治23)年に前身である浄土宗学大阪支校が創設されました。支校とは僧侶を目指す人のための学校だったので、創設時は男子校でした。1912(明治45)年に旧制上宮中学校となり、一般学生の入学が認められました。1948(昭和23)年に新制上宮高等学校が設立。男女共学になったのは2011(平成23)年のことです。

教育理念

社会参加、社会貢献ができる生徒に育成することを教育理念の1つに掲げています。浄土宗を母体としているため、仏教精神が教育の根底にあります。宗教情操教育として独自のしつけ教育にも力を入れています。知育と徳育(道徳心や心情を育てる)、体育の3つをバランスよく持ち合わせた人へ成長できるよう導きます。

施設

アーチ型外壁が印象的な広々とした吹き抜けエントランスが上宮中学校・高等学校のシンボルです。和の雰囲気が漂う講堂、明るくポップな印象の食堂や交流ラウンジなど、伝統的な和の威厳と新しさが調和しています。全教室に冷暖房が完備されており、1年中快適な環境で授業を受けられます。テニスコートや鮮やかな緑の人工芝のグランド、世界標準と同スペックの卓球場などの運動施設も完備しています。

校則

浄土宗の教えを汲んでいるので校則は厳しめです。特に髪型や制服など身だしなみに関する校則は厳しいと評判で、違反すると重い罰則があるようです。

上宮中学校・高等学校の教育

着実性を重視した教育

中高一貫のメリットを活かし、中学から高等学校の授業を先取りして行う取り組みもしていますが、上宮中学校・高等学校は速く学ぶよりも着実に学ぶことを重視しています。生徒により習熟度は違っており、すぐに理解して先に進みたい生徒がいれば、繰り返し学び確実に自分の知識とするタイプの生徒もいますが、それらの生徒それぞれの理解度に合わせて授業を進めます。

学内予備校と早期キャリア教育

中学･高校ともに外部から講師を招いたUゼミを実施しています。また、放課後に大学受験対策を意識したカリキュラムを受けられます。加えて高等学校では、キャリア教育を実施していて、生徒が大学やその先の職業を見据えた選択ができるようサポートしています。外部講師は塾や予備校の講師、国立大に進学したOBなどが担当します。大学入学が目標ではなく、その先にある社会貢献、国際社会で活躍できるよう長期的な目線で指導をしているのが大きな特徴です。
中学は特進コースとGコースの2つのコース、高等学校にはパワー、プレップ、英数の3つのコースに分かれているため、進路に合った学びができます。

グローバル教育

ネイティブ教師による授業や海外研修などを通し、使える活きた英語習得を目指しています。さらに、ネイティブ講師とマンツーマンでレッスンを行うオンライン英会話で聞く力と話す力を伸ばします。英検対策講座も開催し、きめ細やかにサポートします。ローカルからグローバルへをコンセプトにグローバル教育にも力を入れています。

進学実績

2022年度の進学実績は、国立大合格者が19名、公立大学合格者30名、関関同立は101名が合格しています。また、産近甲龍への合格者も176名います。連携入試と推薦入試で174校、合計1091枠が利用できます。卒業生のほとんどは関西近畿方面の4年生大学へ進学していますが、明治や早稲田への進学者もいます。

上宮中学校・高等学校の学校生活

部活動

野球部やソフトテニス部、卓球部、そしてダンス部など全国大会への出場経験を持つ強豪部が多いです。クリケット部や書道パフォーマンス部、ものつくり部など、他校ではあまり見ない部活動もあります。どちらかというと運動部が熱心に活動しています。高校は運動部の数が20、文化部の数が16あり、部活動の数は多いほうといえるでしょう。

イベント

校祖誕生会や祖山参拝、法上人を偲ぶ御忌式など浄土宗ならではの行事があります。芸術鑑賞会では宝塚や音楽会などを鑑賞します。また、京セラドームを借り切って行う体育大会は迫力があります。シンガポールやオーストラリアなどへの修学旅行、カナダやイギリスなどへの留学や語学研修(希望者のみ)で海外の文化や言葉に触れる機会があります。

上宮中学校・高等学校の評判

卒業生から｢この学校に入学してよかった｣という声が非常に多いです。指定校推薦の枠が多いため、特に関西･近畿地方の私立大学へ進学を希望する人に高評価です。校則は厳しいですが、規律正しく保護者からの評判が良いです。部活も盛んで文武両道。目標を持って学校生活を送る生徒たちには良い環境です。生徒数は多いですが、個別指導や少人数の授業もあり、サポート体制がしっかりしています。卒業生にはプロ野球選手やスノーボード選手などのアスリート、文化人が多いです。