【中高一貫校】ノートルダム女学院中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
京都市左京区にあるノートルダム女学院中学校・高等学校は、私立の中高一貫女子校です。英語教育に力を入れていることで有名な学校ですので、どのような教育方針かを把握した上で入学を検討している方はご参考ください。
このページの目次
ノートルダム女学院中学校・高等学校の基本情報
沿革
ノートルダム女学院は、1833年10月に創立されたノートルダム教育修道女会が始まりです。そして1948年11月にアメリカ・セントルイスから、修道女会のシスターが京都に派遣されてきました。その後、1952年4月には中学校が開校、1953年4月にノートルダム女学院高等学校が開校となりました。
教育理念
ノートルダム女学院中学校・高等学校では、キリスト教精神に基づいた教育を行い、生徒一人一人の可能性を開花します。「徳」と「知」を理念とし、「徳」は人間の内面の力、「知」は人間の知恵を意味します。これらは人間にとって大切なものであり、この2つをしっかり身につけるよう教育を行っています。
施設
学校は自然豊かな大文字山の麓にあり、歴史ある文化遺産に恵まれた場所にあります。校内の至る所にマリア像や十字架があり、生徒たちを見守っています。美しいステンドグラスのある聖堂や、最新の設備を備えた教室、午後8時45分まで利用できる自習室などがあります。食堂や和室、宿泊設備は学習合宿にも使えるようになっています。
校則
制服や指定のカバン・靴などがあります。「学校の帰りに寄り道をしてはいけない」とか、「長い髪は結ぶ」といった決まりはありますが、とても厳しいというほどではありません。携帯電話は校内での使用は禁止となっていますが、最新情報については確認してください。
ノートルダム女学院中学校・高等学校の教育
キリスト教女子教育
「Be a Lady」という言葉がノートルダム女学院にはあります。これは「マリア様のようになりなさい」という意味です。聖母マリアは「尊ぶ、対話する、共感する、行動する」という4つの姿勢を実行し、弱い立場の人に寄り添い続けました。これを理想の女性像と考え、4つの姿勢を「徳」と「知」を身につけるための行動指針としています。神について考えてもらうために、ノートルダム女学院中学校・高等学校では様々な宗教行事を設けています。クリスマスに行われるキャンドルサービスでは、静寂の中で1年を振り返り、新しい年の目標を心に誓います。また、2学期の終業式には高校のカトリックミッション部がイエス誕生の聖劇を上演し、クリスマスとは何かを考えます。年度始めの2日間には、黙想会が開かれます。これは、1年間が豊かになるよう、自分を見つめる時間であるとしています。ノートルダム女学院では、こういったキリスト教女子教育に力を入れています。ノートルダム女学院中学校・高等学校の朝は、日本語と英語の聖書朗読から始まります。ネイティブ教員が身近におり、徹底したリスニングとスピーキング授業が行われます。キリスト教教育と英語教育が同時に行われていることも特徴です。
グローバル教育
ノートルダム教育は世界に広がっており、ネットワークはますます発展を続けています。姉妹校や協定校と相互交流プログラムがあり、グローバル体験のチャンスがたくさんあります。英検は全員受検することとなっており、英語学習のモチベーションアップを狙っています。オンラインでのマンツーマン英語指導も行っています。
進学実績
ノートルダム女学院中学校・高等学校の生徒全員が内部推薦でノートルダム女子大学に進学できるのですが、受験して外部の大学に進む人もいます。過去の合格実績は、京都大学、京都府立大学をはじめ、関関同立や有名私大に多数合格しています。また、指定校推薦制度もあり、関西の有名私立大学や上智大学、明治大学などに枠が設けられています。医歯系、看護系の大学にも指定校推薦枠があるので、条件をクリアすれば推薦を受けることも可能です。
ノートルダム女学院中学校・高等学校の学校生活
部活動
数としては体育系が7、文化系が12あります。オーケストラ部と放送部が活発に活動しており、実績もあります。部活動とは別に、華道や茶道、英会話、音楽、お琴、ダンスなど、学校で受けられる課外レッスンもあります。こちらは曜日が決まっているので、部活動との両立もでき、多くの生徒が利用しています。
イベント
学校行事は、生徒たちが企画・運営し、宗教行事も盛んに行われていることが特徴です。4月には宗教行事の黙想会、5月は中学校の研修旅行、6月はスポーツデー、8月には海外研修があります。そして9月は文化祭、10月は体育祭、12月にはキャンドルサービス、2月は百人一首大会や英語暗誦大会が開催されます。3月には、高校1年生の研修旅行が実施されます。
ノートルダム女学院中学校・高等学校の評判
「自然が多い場所にあるため、通学が大変」という声があります。また、歴史ある学校のため、一部設備が古いものもあり、それが気になるという人もいました。「指定校推薦枠が多いので、有名大学に行きたい人にとっては良い」という声もありました。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
学校紹介2025年1月20日【相模原中等教育学校の保護者必見】定期テストの傾向や進学実績を解説 学校紹介2025年1月18日【桐光学園中学・高校の保護者必見】定期テストの特徴や進学実績を解説 内部進学2025年1月16日【日本大学第三中学・高校の保護者必見】内部進学の実態について詳しく解説 定期テスト2025年1月14日中高一貫校「定期テスト対策」事典|テストの特徴、勉強法、英・数・理科目別対策ほか
ノートルダム女学院中学校・高等学校