【中高一貫校】星美学園中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
星美学園中学校・高等学校は、東京都北区赤羽台にある、キリスト教カトリックで知られる中高一貫校です。落ち着いたイメージのある学校ですが、特徴や評判をまとめてご紹介していきます。
このページの目次
星美学園中学校・高等学校の基本情報
沿革
1929年にサレジアン・シスターズが来日し、1947年、星美学園高等学校が開校されました。それに続き1948年に星美学園高等学校も開校され、2022年に共学化がスタートされるまでは、長く女子高として多くの学生を受け入れ、送り出してきました。
教育理念
建学の精神には「理性・宗教・慈愛」の3つの言葉が基底に置かれています。「理性」には、命令・強制ではなく道理に基づく対話と納得による教育の意味を持ち、「宗教」にはキリスト教的な愛の意味、「慈愛」には生徒一人ひとりの善なる心と感性個性を伸ばしていく、という意味が込められています。この3つに基づき、尊敬と信頼であふれる教育環境を目指しています。
施設
都内に所在してありながら、小高い岡の上に6万平方メートルもの敷地を持つ学校です。緑豊かな環境で、敷地内には聖堂や修道院もあります。正門や体育館入口など多くの場所にマリア像があります。長い歴史のある学校なので、多少年季が入っている箇所もありつつも、体育館や倍の広さにリニューアルされた図書館、トイレなどリフォームされた箇所もあり、比較的綺麗に利用できるようになっています。
校則
ある程度の私立高校によくある校則の設定はされていますが、実態はさほど厳しく管理をされている訳ではないようです。校則自体も、慣れてしまえるほどの内容だ、との声も多く見られました。
星美学園中学校・高等学校の教育
カトリック校での教え・PBL型授業
キリスト教学校での教え
祈りの時間や聖歌の時間が設けられており、さらに宗教の時間には聖歌や聖書について、今の時代に世界で起きているさまざまな事柄や命の尊さを学びます。これはキリスト教カトリック学校ならではの教育方法です。
PBL型授業の導入
星美学園中学校・高等学校では教育目標として「考え続ける力」「コミュニケーション力」「言語活用力」「数学・科学リテラシー」、また、自他の幸せを築く事のできるよう、理性・宗教・慈愛に基づく「心の教育」という5つの教育重点項目を設け、すべての教科でPBL型授業が導入されています。例えば、赤ちゃんポストの設置について等、生徒自らで正解のない課題に対して最適解を生み出す能力を身に着ける、さらにその途中経過でグループディスカッションを行い、他者の意見を真剣に聞き、話し合う事で多様な価値観に触れて視野を広げる事を身に着けます。自他にとっての結論付けた最適解をその後のプレゼンテーションで披露し、伝える力や聴衆を引き付ける力を学びます。このPBL型授業を通して、考え続ける力やコミュニケーション力などの5つの力を培う事を、星美学園中学校・高等学校では特に重きを置いて、大事にしています。
グローバル教育
インターナショナルクラスやグローバルスタディクラスが設けられている等、豊富な英語の授業が行われています。英語を読む・聞く力としてのインプット、話す・書く力としてのアウトプットをバランス良く養うために、外国人教師や留学生を招いてのPBL型授業も行われており、考えた内容を英語で伝え、英語で聞く事で、使いこなせるようになっていきます。また、校内で英語でのスピーチコンテストやディベート大会等、生徒のレベルに合わせて様々な活動が行われている事も特徴です。
進学実績
4年制大学への進学が8割を超えています。中でも私立大学・女子私立大学への進学が圧倒的に多く見られます。指定校推薦も充実していて、難関校へ進学する学生も複数います。推薦で受験する際には、夏から志望理由書や小論文を見る教員が付いてくれる等、ある程度の幅はあるもののどんな進路でも対応できるよう体制・環境は整っています。
星美学園中学校・高等学校の学校生活
部活動
部活動はどちらかといえば運動部よりも文化部が盛んで、吹奏楽部や聖歌隊の人気が高いようです。運動部の中だと卓球部、ダンス部、バスケ部が都大会や全国大会へ出場したことがあり、活気にあふれています。部活動でも、PBL型授業で身に着けた力が活かされており、活動目標設定や練習方法等、ほぼすべてが生徒主体で決められています。
イベント
キリスト教カトリックの学校の特徴的なイベントとして、ミサが行われています。12月に行われるクリスマス・ミサや卒業時期のミサ、追悼ミサなど、年に数回ミサの時間が組み込まれてます。その他体育祭や合唱コンクールなどの一般的な行事はもちろん、希望者を集って行われるオーストラリアスタディツアーや語学研修旅行、カトリック女子球技大会等様々な行事が行われています。
星美学園中学校・高等学校の評判
キリスト教の学校という事で、厳しいイメージを強く持たれる事が多いのかもしれませんが、キリスト教の教えを押し付けるような事はなく、あたたかい学校であるという声が多いです。進路指導も丁寧に行われ、先生方は生徒の事をよく考えてくれているという評判の声も多くありました。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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