【中高一貫校】川村中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明

2023年08月17日

学校紹介

川村中学校・高等学校は、学校法人川村学園が運営する中高一貫の女子校です。「女性の自覚」「感謝の心」「社会への奉仕」という3つの建学の精神に基づき、豊かな人間性を持ち、グローバル化が進む社会で自分らしさを存分に発揮できる女性の育成を目指し、在学6年間の生徒の学びをサポートしています。

このページの目次

1 川村中学校・高等学校の基本情報
2 川村中学校・高等学校の教育
3 川村中学校・高等学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 川村中学校・高等学校の評判

川村中学校・高等学校の基本情報

沿革

川村中学校・高等学校は、幼稚園から大学院までのすべての教育機関を含む川村学園に属しており、1924年に川村文子氏によって創設された川村女学院を起源にします。現在の名称である、学校法人川村学園に改称されたのは1951年のことであり、2024年には創立100周年を迎える予定の、長い歴史を持つ女学校です。

教育理念

川村中学校・高等学校の教育目標は、「豊かな感性と品格」「自覚と責任」「優しさと思いやり」の3つであり、生徒の自分らしさを尊重する教育方針をとっています。入学初期から現代社会で活躍できる女性の育成を目指し、生徒の主体的な学び、社会に出るうえでの責任感の自覚、自身の将来を見据えた目標の設定と達成を、生徒・学園・家庭の三者による緊密な連携の下で実現しています。

施設

目白駅から徒歩1分で通学できる校舎は、2011年の東日本大震災後にリニューアルされたものであり、最新の設備と耐震構造が含まれた快適なものになっています。人工芝のグラウンド、サウナ・ドライヤーを完備した室内温水プールなどの他、45000冊の蔵書を誇る図書室、生徒の憩いの場である「かたらいの広場」など、充実した設備が整っています。

校則

口コミによると校則はそこまで厳しくはなく、スマホも使用は禁止ですが持ち込みは可能です。身だしなみに関しても過度に派手な服装や、校内でのメイク道具の使用やメイク直しを注意するなど、常識の範囲に収まっていると言えます。

川村中学校・高等学校の教育

特徴的な教育方法

探究型学習

川村中学校・高等学校では共通して、一般的な5教科の科目とは別に「総合的な学習の時間」を設定し、生徒の主体的な学びを重視しています。各学年によって学習テーマが異なり、中学校では、1年生は「地球環境」、2年生は「国際理解・国際交流」、3年生は「自覚」となります。高等学校では、1年生は「探究」、2年生は「平和」、3年生では「自立」となります。それぞれ、正解が容易に見つからない課題に他の生徒と協力して取り組むことで、6年間を通じて社会で必要とされる問題解決能力やチームワークを習得します。

電子ツールの活用

英語の授業ではAIを活用した専用の学習アプリを使用する、数学の授業ではデジタル教科書やプロジェクターを利用するなど、一部の授業ではICT機器やアプリが利用されています。また、校内のLANケーブルを増設、モバイルWi-Fi機器の購入、YouTubeでのオンデマンド形式の授業やGoogleアプリの活用など、授業のICT化が加速的に進行しています。

充実した学習サポート

中学・高校がそれぞれ、英検や数検の受験を学校で毎年複数回実施するなど、進学に向けた資格取得を学校を上げて推奨しています。また、夏季にはバラエティ豊かな集中講座を実施しています。数学や理科の応用分野、論文対策といった進学に役立つものもあれば、博物館の見学や「枕草子」などの古文の名著を読む、ダンスやボードゲームに触れるなど、様々な体験もできます。

グローバル教育

川村学園は英語力向上の取り組みを国内外問わず行っています。国内では、3～5日間、全日を英語のみで会話し、ネイティブスピーカーと交流する「English Challenge Program」に参加できるほか、中学二年生は「ブリティッシュヒルズ」でのイングリッシュキャンプに全員参加します。また、英国でのホームステイを通じた語学研修プログラムも存在します。

進学実績

全体での4年制大学への進学率は8割弱となっています。特徴的なのは、併設された川村学園女子大学への「優先推薦入学制度」、および川村学園女子大学への入学資格を保有したまま他の大学に挑戦できる「推薦資格保有制度」であり、生徒が難関大にチャレンジしやすい環境になっています。また、複数の私大への指定校推薦枠を備えているため、2020年から2022年の実績のほとんどは私大、あるいは私立女子大となっています。

川村中学校・高等学校の学校生活

部活動

川村学園では一般的な文化部に当たる「学芸部」の種類が豊富です。同好会も含めると、吹奏楽やハンドベルなどの音楽系、美術・陶芸や漫画研究などの美術系の他、華道、箏曲、茶道、協議カルタなどの日本文化に触れるものもあります。運動部はバスケットボール部や水泳部といったもの以外に、フラダンス部やバトン部といった部活動もあります。

イベント

修学旅行や海外での語学研修、イングリッシュキャンプのように、校外での活動の機会が比較的多い印象で、生徒たちの毎年の楽しみになっています。また、10月に開催される体育祭、12月に開催される小中高合同のスキースクールなどの、運動によって健やかな心身を育むイベントや、1月の百人一首大会や2月のスピーチコンテストといった文化的・学術的行事も複数催されています。

川村中学校・高等学校の評判

総じて穏やかな雰囲気の女学校です。指定校推薦の枠が豊富である点や、教師がそれらの有名大学の卒業生が多く、進学や進路について熱心かつ丁寧なアドバイスをくれること、充実した設備が好評です。授業や部活動が特別にハードということもなく、和気あいあいとした環境でのびのびと自分のペースで成長したい生徒向きだと言えます。

投稿者プロフィール

中高一貫校専門個別指導塾WAYS 編集部: 中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。