【中高一貫校】日本工業大学駒場中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
長らく工業教育を専門にしてきた男子校でしたが、共学化され近年は女子の割合も高くなっています。
どのような教育が展開されているのでしょうか。
このページの目次
日本工業大学駒場中学校・高等学校の基本情報
沿革
日本工業大学駒場中学校・高等学校の創立は1907年にさかのぼります。
以来、長らく中堅技術者の育成のために工業教育に専念していましたが、2008年に普通科を設置するとともに、現在の名称に改められました。
さらに、2020年度をもって工業系の学科の募集を停止、普通科のみの高校へと転換しています。
教育理念
日本工業大学駒場中学校・高等学校だけでなく、学校法人日本工業大学傘下の学校では、世界の発展と調和に広く貢献できる人材の育成を教育理念として掲げています。
長らく工業系の学校として運営されていましたが、現在の中学・高等学校では、さまざまな分野で活躍できるよう、広範囲な学力をつけさせることに力を入れています。
施設
現在の校舎は2001年に完成した新校舎です。
同校の建築科教諭とOBが設計にかかわり、地上4階、地下1階建てのロの字型をした建物になりました。
そのため、環状の廊下を歩くと校舎を1周できるようになっています。
また、長らく工業学校として運営されていたため、工業系の設備の整った実習施設が豊富です。
校則
奇抜な髪型や染髪、ピアス等は禁止されていますが、在校生によると校則はそれほど厳しくないとのことです。
以前は校則が厳しいことで知られていましたが、現在は一般的な高校と大きな差はありません。
日本工業大学駒場中学校・高等学校の教育
中学での学力定着プログラム
中学では基礎学力を3年間でしっかりつけるために、各生徒の理解度に合わせながらチェックテストと補習授業の組み合わせで学力を定着させるプログラムを実施しています。
全生徒が定期テストで良い成績を残せるプログラムです。
また、中学の2年次と3年次には、新潟県赤倉の寮で宿泊行事があります。
泊まり込みで学習に打ち込み、わかる喜びや楽しさを味わいつつ、高校に向けて高い学力を養成するための試みです。
加えて、中学では全員が3年次終了までに英検準2級の取得を目指します。
専用の対策講座を設けるなどして、全員が学年相応、もしくは、それ以上の級を取得できる体制です。
志望によってコースが分かれる高校
すでに工業科の募集を終了した高校では、今後、全員が普通科として個々の希望に応じたコースで大学合格を目指します。
大学以外の目標も視野に入れた総合進学コース、難関大学理系学部合格に特化した理数特進コース、国公立大学や難関私大合格を目指す特進コースです。
また、令和3年度からスタートした文理未来コースもあります。
普通科の授業にものづくりの体験を取り入れた特徴的なコースです。
ものづくりの楽しさと同時に、学力的には日東駒専合格水準以上を目指しています。
グローバル教育
日本工業大学駒場中学校・高等学校は、カナダのカルガリーの高校や大学と提携し、夏季休暇中などに留学プログラムを実施しています。
希望者は全学科、全コースで短期語学研修に参加可能です。
また、総合進学コースの英語国際コースでは、約1か月間のカナダへの語学研修に参加できます。
帰国後も英語を積極的に活用し、4技能を総合的に高めるためのプログラムです。
進学実績
高校に「光風塾」という大学受験対策に特化したプログラムを設けており、東京大学在学の講師らによる指導が受けられる体制です。
その成果により、近年進学実績は高まっており、国公立大学や早慶、上智、東京理科大学などの難関私立大学の合格者を複数輩出しています。
また、約3割の生徒が学校推薦型選抜によって進路を決めています。
もちろん日本工業大学に進学する生徒も複数います。
日本工業大学駒場中学校・高等学校の学校生活
部活動
日本工業大学駒場中学校・高等学校では部活動が活発です。
中学・高校合わせて、25の運動部と11の文化部、7の愛好会があります。
運動部には関東大会やインターハイ出場などの実績を持つ部もあり、また、文化部も同様にいくつかの団体は好成績を残しています。
また、委員会もありますが、一般的な学校の委員会とは少し違っていて、吹奏楽委員会のように部活動として活動している団体も少なくありません。
イベント
毎年5月の体育祭は、仲間との絆を深め、クラスの団結を強める機会です。夏休みには希望者を対象にカナダへの短期留学が行われます。
文化祭は、毎年9月に開催される「日駒祭」です。
生徒たちが自ら企画し、さまざまな出し物やパフォーマンスを繰り広げます。
そのほか、芸能鑑賞会やスキー教室など盛りだくさんの内容です。
日本工業大学駒場中学校・高等学校の評判
日本工業大学駒場中学校・高等学校は長く男子校だったこともあり、まだ男子の割合は高いですが、近年は女子も増えてきています。
また、工業系から普通科へと転換して以降、進学実績は上昇中です。
教職員の質が高く、教育に熱心なので、入学当初より卒業時には確実に成績がアップするとの口コミも見られました。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSでは、日本工業大学駒場中学校・高等学校をはじめとする中高一貫校生が、テストの点数を跳ね上げています。
その秘訣は、それぞれの学校のテキストを教材として使用する点です。
中高一貫校に精通した講師陣が、各学校に合わせた指導を行うことで、難化した中高一貫校のテストにも効率よく対応できるようになっています。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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