【中高一貫校】東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学の基準・対策を徹底解説

2023年12月18日

内部進学

東京学芸大学附属国際中等教育学校は、海外の大学へ進学した卒業生の多い中高一貫校で、英語力の強化に特化した教育カリキュラムが充実している点が魅力的です。生徒の学力レベルに問わず在校生全員に海外の大学受験に関する情報を得るチャンスが与えられます。

このページの目次

1 東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学について
2 東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学制度
- 2.1 内部進学の基準
- 2.2 他大学への受験
3 東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学対策

東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学について

東京学芸大学附属国際中等教育学校には系列大学への内部進学制度や、優先的に合格枠を確保できる制度は用意されていません。その代わり、海外大学への進学に強い英語力の強化に特化した教育カリキュラムが充実しています。

系列大学

東京学芸大学附属国際中等教育学校には内部進学できる系列大学はなく、優先的に入学できる指定校推薦入学試験の推薦枠の有無も公表されていません。そのため東京学芸大学附属国際中等教育学校では、大学受験対策として豊富な種類の講座や英語力の強化に特化した教育カリキュラムが用意されています。

内部進学できる学部

東京学芸大学附属国際中等教育学校は、内部進学制度がないので内部進学できる学部はありません。
その代わりに英語力の強化に特化している教育カリキュラムが充実していて、海外の大学への進学実績を多く持っています。

内部進学率

東京学芸大学附属国際中等教育学校には内部進学制度がないため、内部進学率は公表されていません。学校の公式ホームページでは2022年度から2015年度までの8年間の東京学芸大学附属国際中等教育学校の卒業生の進学実績が公開されています。

東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学制度

東京学芸大学附属国際中等教育学校には内部進学制度がありませんが、国内の大学受験対策と同時に、海外の大学受験対策が充実しています。

内部進学の基準

内部進学制度のない東京学芸大学附属国際中等教育学校ですが、生徒の学力に問わず在校生全員に海外の大学への進学を考える機会が与えられています。英語の授業は少人数で実施し、英語以外の科目も英語で授業を受けることで日々深く英語に関わることができます。

海外進学オリエンテーションや説明会も高校2年・3年次には在校生全員が対象です。海外の大学を受験するために必要な特別な条件は用意されていません。

他大学への受験

東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度の卒業生は、卒業生総数123名のうち31名が国公立大学に合格しています。四年制大学に合格した生徒のうち、3名が東京大学に合格、1名が京都大学に合格、5名が一橋大学に合格しました。海外の大学に進学した卒業生は43名です。

中学生のうちから進路指導としてキャリア教育を行い、さまざまな職種の講師に指導を受けるキャリアエデュケーション・ワークショップ、1日実際に職場を体験してみるジュニアインターンシップなどが実施されています。

東京学芸大学附属国際中等教育学校の内部進学対策

東京学芸大学附属国際中等教育学校には内部進学制度がありませんが、大学受験に向けてさまざまな対策が実施されています。

学校の定期テスト対策

東京学芸大学附属国際中等教育学校では英語の教育において少人数制かつ生徒1人ひとりの習熟度に合わせた教育が実施されています。1クラスの生徒数は30名程度で、海外教育経験がある生徒も海外教育経験がない生徒も一緒に学ぶ混合クラスです。

学校生活を送る中で、学習状況に合わせて放課後や長期休暇に学習の遅れをサポートする補習授業を実施しています。高校1年生の後期からは、校内で模試を受験することができます。

学校独自の試験や外部の模試対策

東京学芸大学附属国際中等教育学校では、海外の大学を受験する生徒のサポートも行っていることから、英語教育にとても力を入れています。

高校の3年間では、一部の科目に対して英語で学ぶイマージョン科目が用意されています。
対象となる科目は、高校1年生では公共、数学A、科学と人間生活の3科目です。高校2年生は歴史総合、数学特講イマージョンA、サイエンスイマージョンAの3科目、高校3年生は政治・経済、数学特講、物理の3科目です。英語を使って授業を進めることで、英語の試験対策を行っています。

他大学の入試対策

東京学芸大学附属国際中等教育学校では高校1年・2年次を迎えると、学校内で実際に国内の大学で実施されている授業や研究活動を体験できる機会が設けられます。また中学1年・2年次に早い段階から進路指導の一環として働くことをよりイメージしやすくなるキャリアエデュケーション・ワークショップを実施することで、ゆっくり自分の進路と向き合えます。

さらに東京学芸大学附属国際中等教育学校では海外大学の受験に関する情報も豊富に仕入れていて、海外進学オリエンテーションや説明会を実施しており、これらの多くは高校2年・3年生だけでなく、在校生全員が対象です。対面開催が難しい時にはオンライン形式で実施するなど、柔軟な対応が行われています。

投稿者プロフィール

秀彦太田