中学受験直前に親ができること5選!子どもにおすすめの勉強法も解説

親が子どもに勉強を教えている様子
中学受験を目前に迎えて、不安や緊張を感じ始めている親御さんも多いのではないのでしょうか。

特に、初めて中学受験を経験する場合、直前期はどのように過ごせばよいのかわからない方も少なくないはずです。

本記事では、中学受験直前に親ができることや子どもにおすすめの勉強法を紹介します。
受験当日の注意点も解説するので、ぜひお役立てください。

中学受験直前に親ができること5選

子どもに寄り添ってあげている母親
まずは受験直前期に親ができることを5つ紹介します。

  1. 子どもの体調とメンタルの管理
  2. 出願手続きの確認
  3. 受験会場の下見
  4. 受験スケジュール表の作成
  5. できるだけ学校は休ませない

1.子どもの体調とメンタルの管理

中学受験の直前期で最も大事なのが、お子さんの健康です。体調を崩してしまうと、最後の追い込みができないだけでなく、本番で実力を発揮しづらくなります。

受験シーズンはインフルエンザが流行する季節でもあるので、外出する際はマスクを着用し、大人数が集まる場所にはできるだけ行かせないようにしましょう。

また、精神的なケアも重要です。初めて受験を経験するお子さんであれば、緊張と不安、ストレスなどで精神的に大きな負担がかかっているはずです。

そんな中、親が「絶対合格してね」と声をかければ、重圧で苦しむおそれがあります。親はプレッシャーを与えるのではなく、ストレスを取り除いてあげられるような存在であるべきです。

頑張っていることを褒めてあげて、息抜きに一緒に散歩するなどして寄り添ってあげましょう。

2.出願手続きの確認

出願手続きも親の重要な役目です。受験料の振込みや必要書類の記入・提出などは早めに済ませておき、直前で慌てることがないようにしましょう。

複数の中学を受験する際は、書類の数も増えるため、ミスが起こりがちです。募集要項を何度も読み込んで、書き間違いや抜け、漏れがないように最新の注意を払う必要があります。

ミスを防止するためにはダブルチェックがおすすめです。配偶者や祖父母などに協力してもらい、家族一丸となって受験に臨みましょう。

3.受験会場の下見

受験会場の下見も、重要な親の役目です。当日と同じ移動手段を利用して、所要時間や混雑状況を把握しておきましょう。

下見する際は、お子さんも連れていくのがおすすめです。事前に会場を見ておけば、受験当日の緊張感も少しは和らげられます。

何もかも初めてだと、お子さんに大きなストレスがかかります。当日に平常心で臨めるように、直前にやれることは全てやっておきましょう。

4.受験スケジュール表の作成

スムーズに受験シーズンを乗り切るためにも、スケジュール表を作成しましょう。
可視化することで「いつまでに何をしなければならないか」がひと目でわかります。

見やすい場所に貼っておけば、誰でも状況を把握できます。複数人でチェックできるので、書類の提出漏れなどのミスも防ぐことが可能です。

スケジュール表があれば、口頭で情報を共有する手間も省けるので、受験直前の慌ただしくなる時期に大いに役立ちます。

5.できるだけ学校を休ませない

受験直前期は、学校を休ませて家で勉強させたいと思う親御さんもいますが、あまりおすすめしません。

多くのお子さんにとって、学校は休んではいけない場所という認識があります。本人が望んでいないにもかかわらず、休ませてしまった場合、お子さんは気持ちが落ち着かないでしょう。そんな中で勉強しても集中力を維持しづらいはずです。

受験直前期も普段通りの規則正しい生活を送るのが重要です。もし、休ませたいと思ったならば、お子さんと話し合った上で最終的な判断を下しましょう。

中学受験直前におすすめの勉強法

中学受験に向けて勉強している小学6年生
ここまでは、親がやるべきことを解説しました。続いて、中学受験直前期にお子さんにおすすめの勉強法を紹介します。

  • 総復習に時間をかける
  • 過去問で問題演習を繰り返す
  • 新しいことはやらない

総復習に時間をかける

受験直前期は総復習に時間をかけるのが効果的です。これまで学習してきた内容を網羅的に復習すれば、効率よく定着率を高められます。

よくある間違いは、苦手分野に時間をかけ過ぎてしまうことです。十分に受験勉強を行ってきたお子さんであれば、直前になって急に苦手分野ができるようになる可能性は低いでしょう。

中学受験の一般的な合格ラインは得点率60%程度です。全ての問題が解ける必要はありません。これまで解けてきた問題が出題された際に、きちんと正解を導き出して、得点を積み上げていくことが何よりも重要です。

過去問で問題演習を繰り返す

総復習する際に役立つのが過去問です。受験直前期であれば、すでに解いていると思いますが、最低でも3回は解くようにしましょう。過去問を解くことで、時間配分や出題傾向を把握できます。

自己採点して、理解度が低い分野があれば、参考書や問題集で弱点を補強するやり方が理想です。

新しいことはやらない

受験直前期は、新しいことに手を出さないのも大事です。新しい問題集や解いたことのない応用問題などに取り組んで、全く解けなかった場合、不安になってしまいます。自信をなくしてしまい、受験当日に実力を発揮できなくなるおそれがあります。

また、受験直前だからといって、睡眠時間を削ってまで、勉強時間を増やすのも避けるべきです。あくまで普段通りの生活リズムで受験当日を迎えましょう。

中学受験当日の注意点

最後に、受験当日の注意点を紹介します。

  • 時間に余裕をもって行動する
  • 休み時間に答え合わせをしない
  • 難易度の高い参考書を持ち込まない

時間に余裕をもって行動する

持ち物と交通情報を確認したら、時間に余裕をもって出発しましょう。受験の時期は降雪により公共交通機関が乱れる可能性があります。事前に迂回ルートもチェックしておきましょう。

なお、万が一遅れる場合は早めに学校に連絡することをおすすめします。携帯電話の連絡帳に緊急連絡先を登録しておくとすぐに電話できます。

休み時間に答え合わせをしない

受験当日にやってはいけないのが、休み時間に答え合わせをすることです。自分の書いた答えが合っていたのか気になるかもしれませんが、答え合わせをしても、点数は上がりません。間違っているとわかったら、自信をなくしてしまうおそれもあります。

休み時間は、終わった科目に目を向けるのではなく、次の科目に向けた勉強に充てましょう。気持ちを切り替えて取り組むのが大事です。

難易度の高い参考書を持ち込まない

休み時間に使う参考書は難易度の高いものではなく、短い時間で効率的に見直しできる暗記系のものを選びましょう。

難易度の高い参考書の場合、1つの問題に時間が取られてしまう可能性があります。わからない状態を引きずったまま、試験が始まれば集中して取り組めなくなります。

受験前日までに、休み時間で使う参考書や単語帳を選んでおきましょう。該当のページに付箋を貼って、すぐに確認できるようにしておくと短い時間を有効活用できます。

まとめ|中学受験直前に親ができることを解説しました

中学受験直前は、健康管理に気を配るとともに、普段通りの生活リズムで過ごすことが重要です。
直前期の勉強法も、新しいことに手を出すのではなく、総復習に時間を費やして知識の定着を図りましょう。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、中高一貫校生を対象に、定期テストや内部進学、大学受験などの対策を行っています。
中学進学後も、お子さんに継続して勉強に取り組んで欲しいと考えている方は、お気軽にお問い合わせください。

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