【科目別】定期テストの勉強が間に合わないときに優先的にやるべきこと


定期テストギリギリになって、急に「勉強が間に合わない」と焦るお子さんを見て、不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?

定期テストの勉強は2~3週間前から始めたいところです。
しかし、部活動が休みにならなかったり、やる気が出なかったりしてなかなか勉強に取り掛かれないこともあるでしょう。

そこでこの記事では、定期テストの勉強が間に合わないときの勉強方法をご紹介します。

「定期テストの勉強が間に合わないときは、広く浅く勉強すべき?」
「定期テストまで時間がないときは、徹夜した方がよい?」

など、定期テスト勉強のことでお悩みの方は参考にしてください。

定期テストの勉強が間に合わないときはどうすればよい?

お子さんが定期テストの勉強が間に合わないと焦るのを見て「何で早く勉強を始めないの!」と、思わず叱ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、今さら勉強してこなかったことを叱っても仕方がありません。
どうしても時間が足りないときは、次のことを意識して勉強するよう助言してあげましょう。

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テスト勉強は60~70%を目指す

早くから勉強に取り組んでいる人に比べ、間に合わない人は圧倒的に勉強量が足りません。
テスト勉強が間に合わないときは、100%の勉強内容を目指すのではなく60~70%を目指しましょう。

また、勉強は広く浅く取り組むべきか、狭く深く取り組むべきなのか悩むこともあるでしょう。
ケースバイケースですが、基本は広く浅く取り組むようにします。
応用問題まで手を出さずに、可能な限り基礎を完璧な状態まで頑張る方法です。

ただし元々得意な科目で基礎が身に付いている場合や、応用問題が多く出される科目などは、狭く深く勉強することも考えましょう。

一夜漬けはせずに朝活をする

どんなに勉強が間に合わないとしても、一夜漬けはおすすめしません。
睡魔で集中しにくいことや、睡眠をとらないことで覚えた知識が定着しにくいことなどが理由です。

一夜漬けの代わりにおすすめしたいのが「朝活」になります。
寝坊の心配はありますが、しっかり睡眠をとりスッキリした頭で勉強した方が、徹夜の何倍も効率的に勉強できます。

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【科目別】定期テストの勉強が間に合わないときの勉強法

ここからは、具体的に定期テストの勉強が間に合わないときの勉強法を、科目別にご紹介します。

どの科目も、教科書を読むことが基本となります。
定期テストは、教科書レベルの問題が出題されることが多いためです。

この際、黙読ではなく小さな声でもよいため「音読」をしましょう。
口に出し耳で聞くことで情報量が増え、頭に残りやすくなります。

さらにプラスアルファで、科目ごとに適した勉強をします。

国語

国語は現代文・古文・漢文ともに、教科書を音読します。

現代文は、「これ」「それ」などの指示語が何を指しているのか考えながら読みます。
古文・漢文は、訳を意識しながら読みましょう。

場合によっては、ノートやプリントを確認しながら読み進めます。

ノートやプリントは、定期テストで出題される問題のヒントが隠れているかもしれません。
余裕があれば漢字や古文の単語などを暗記しましょう。

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数学

数学は公式を覚えるためにも、まずは教科書の例題を一通り解きましょう。
問題なく解けるようであれば、教科書ワークや問題集の基礎問題を解きます。

間違えた問題や何となく答えた問題は解法にじっくり目を通し、理解しましょう。
それから解法を見ずにその場でもう一度解き直します。

時間に余裕があれば教科書ワークや問題集は、何度か繰り返し解くことで理解力が深まります。

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英語

英語や数学は、習得するのに時間がかかる科目です。
そのため時間がない場合でも、ほかの科目よりも多めに時間を割いた方がよいでしょう。

英語もまずは教科書の音読をします。
日本語訳にできるか、分からない単語がないかといったことを確認しながら音読しましょう。

分からない単語や文法は、その都度調べて暗記します。
時間に余裕があれば、教科書ワークや問題集を解きましょう。

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理科

理科の勉強は、数学的思考が求められる「物理・化学」と、暗記が重要な「生物・地学」で若干異なります。

教科書を音読するのは共通ですが、「物理・化学」は現象や実験の流れを把握し公式を頭に入れながら、「生物・地学」は重要語句の暗記を意識しながら音読しましょう。

時間があれば、教科書ワークや問題集に取り組みます。

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社会

社会も同様に、暗記の「日本史・世界史」、暗記だけでなく思考力が必要な「地理」では勉強法が異なります。

日本史や世界史は、音読しながら重要人物や年号、出来事などを関連づけて覚えることがポイントです。
これらを意識して音読しましょう。

地理は、与えられた情報から知識をもとにした考察が必要となります。
地域ごとの気候や特徴を頭に入れながら、教科書に載っている写真やグラフ、分布図なども合わせて覚えましょう。

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「定期テストの勉強が間に合わない!」を防止する方法

定期テストの勉強期間が短いと、範囲のすべてに手を付けられず、希望する得点が取れない可能性が高くなります。

定期テストで点が取れなければ、成績や受験などに響く恐れもあるため、次の定期テストからは時間に余裕をもって勉強できるようにしたいものです。
次回の定期テストでは、次のことを意識するとよいでしょう。

スケジュールを立てる

定期テストの勉強を始める前に、科目ごとにやるべきことを書き出して1日ごとのスケジュールを立てましょう。

やるべきことが決まっていれば、スムーズに勉強を始められます。

5分だけ机に向かってみる

どうしてもやる気が起きず、ぎりぎりまで勉強しないタイプの場合、5分だけでも机に向かって勉強してみましょう。

実際にやってみると意外とやる気は出てくるものです。
始めてみると、30分、1時間と勉強を続けられることもあるでしょう。

勉強関連以外のものを周りに置かない

勉強を始めても集中できない場合、視界に入る場所にスマートフォンやゲームなど勉強とは関係ないものは置かないようにしましょう。

別の部屋に置く、保護者の方が預かるといった方法もおすすめです。

まとめ

定期テストの勉強が間に合わない場合、すべての範囲を勉強するのは無理なため、勉強内容を絞って勉強しましょう。
教科書の音読を中心に暗記をしたり問題を解いたりして、知識を身に付けます。

テストの点を上げるためにも、次の定期テストからは余裕を持って取り組めるようにしましょう。

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