英語に苦しむ中高一貫校生の救世主!?『ニューホライズン』で基礎を学ぶ!
一部の中高一貫校では、英語の教科書として『ニューホライズン』が配布されています。
とはいえ予備教材として使用、または一切使用しない学校もあり、メイン教材として活用されているわけではありません。
しかし、英語でつまずいた中高一貫校生にとって、『ニューホライズン』は基礎学習に便利な教材です。
なぜなら『ニューホライズン』は、小学校から中学までの接続期において大切なポイントを抑えており、英語の基礎力がしっかり定着するよう設計されているためです。
この記事を読めば、『ニューホライズン』を活用した効果的な英語学習方法が身につきます。
この先、ますますハードになる英語の授業や大学受験の勉強を楽しく進められるよう、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
英語の教科書『ニューホライズン(NEW HORIZON)』の特徴
まずは、『ニューホライズン(NEW HORIZON)』の特徴について押さえておきましょう。
『ニューホライズン』は、公立中学でよく使用されている英語の検定教科書のひとつです。
英語のほかにも、国語・数学・社会など多くの教科書をつくる東京書籍が発行しています。
英語教育の改革により、小学校から英語の授業が開始されました。
そこからスムーズに中学の英語学習につなげられるよう、『ニューホライズン』では小学校で学んだ言葉を取り入れるといった工夫が凝らされています。
小学校の英語教育では「聞く」「話す」に重点を置いていますが、中学校では「書く」「読む」も加えた4技能の習得が必要です。
『ニューホライズン』では、教科書上のQRコードを読み取ることで、自宅でもリアルな英語単語の発音を聞くことができ、流れるような長文の読み方も学べます。
これらのことから、『ニューホライズン』は英語を小学校の授業以外で学んだことのない生徒にとって、分かりやすい教科書といえるでしょう。
ただし、中高一貫校でよく使われる教材「NEW TREASURE」と比べると、中学3年間で学ぶ単語数が少ないといった欠点もあります。
『ニューホライズン』は英語の苦手な中高一貫校生にとって理想の教材!?
複数の中高一貫校で 『ニューホライズン』が採用されているものの、そのほとんどは予備教材として使用されています。
授業のメインで使用されているのは、より難易度の高い教材で、中には授業や定期テストにはまったく使用しない学校もあります。
レベルの高い授業を行う中高一貫校では、公立校向けの『ニューホライズン』ではやや物足りないためです。
定期テストで高得点を取るには、学校で使用している教材や配布されたプリントなどを活用して学習を進める必要があります。
ただし、基礎が固まっていない状態で難易度の高い教材を使って学習しても、なかなか英語力は身につきません。
実際、英語学習に苦しんでいる中高一貫校生の多くは、「基礎」に課題があります。
その点、『ニューホライズン』は「基礎の定着」に活用するのに最適な教材です。
中高一貫校生が英語学習で『ニューホライズン』を効果的に活用する4つの方法
紹介したように『ニューホライズン』は、英語の基礎学習に最適な教科書です。
普段は予習・復習で手一杯で余分に学習する時間が取れない生徒さんは、夏休みや冬休みなどの長期休みに基礎固め用の教材として使用してもよいでしょう。
ここでは、効果的な4つの活用方法をご紹介します。
基礎を身につける
英語学習の最初は、まず「英語嫌い」にならないよう、小学校と同じように「聞く」ことから始めるとよいでしょう。
自宅でも聞き取りができるよう、『ニューホライズン』では教科書のいたるところにQRコードがついています。
有効に使ってみましょう。
語彙力を強化する
『ニューホライズン』を語彙力の強化に使うのもよい方法です。
『ニューホライズン』では、小学校の既習語として630語、中学校の新出語として約1,700語を取り上げています。
中高一貫校では、公立校と比べ覚える英単語の数が多く設定されており、「NEW TREASURE」では、3,000語以上もあります。
多くの英文に触れることで、語彙力を増やしていきましょう。
まだ習っていない言葉なら予習になりますし、ひとつの単語で複数の意味があることにも気付けることもあります。
英訳・和訳の練習に使う
英語の学力を伸ばす方法のひとつに、「英文を和訳し、和訳した文章を再度英文に戻す」というものがあります。
『ニューホライズン』では、日本の伝統や国際社会・人権問題など、さまざまな題材を取り扱っています。
これらをひとつずつこなしていけば、相当な英語力がつくはずです。
和訳が合っているか分からない場合は、学校の先生や塾の講師にチェックしてもらうとよいでしょう。
「聞く」「話す」の練習に使う
『ニューホライズン』内のQRコードが役立つのは、入学直後だけではありません。
その単元に出てくる新出語句と本文を英語で聞けるようになっているため、聞く力を養うのにもおすすめです。
また、音声を聞きながら、自分でも発音してみることで、話す練習にもなります。
「聞く」「話す」は、大学受験対策でも必要な学習ですが、どうしても学習を後回しにしがちです。
少しでも多く英語を耳にし、継続的に学ぶことで力がつくでしょう。
まとめ
一部の中高一貫校で使用されている英語教材『ニューホライズン』は、多くの公立中学で採用されている英語の教科書です。
そのため、公立校よりもハイレベルな授業を行う中高一貫校ではやや物足りない内容となっており、ほかの教材の予備として使用されています。
ただし、『ニューホライズン』は基礎を学ぶにはちょうどよい教材です。
学校で配られた場合は、本棚に眠らせたままにせず、ご紹介したような自主学習に使用するとよいでしょう。
とはいえ、英語学習は中学から本格的に始まるうえに、積み上げが重要な教科です。
苦手意識をもつ生徒も多くいます。
自宅で学習することが難しい場合や、テストの点が思わしくない場合は、塾へ通うことも考えてみましょう。
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投稿者プロフィール
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