【中高一貫校】大谷中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
大谷中学校・高等学校は、大阪市阿倍野区にある私立中高一貫女子校です。中高6年一貫教育の利点を活かした教育を行っています。教育方針や進学実績など、受験を考えている人たちにわかりやすくまとめましたので、参考にしてください。
このページの目次
大谷中学校・高等学校の基本情報
沿革
大谷中学校・高等学校は、明治42年に「大谷裁縫女学校」として誕生します。明治44年には「大谷女学校」と改称され、大正13年に「大谷高等女学校」を阿倍野区共立通に設置しました。昭和23年には「大谷中学校・高等学校」となり、平成12年に医進コース、平成23年に特進Ⅰ、特進Ⅱコース、平成27年に凛花コースが設置され、現在に至ります。
教育理念
大谷中学校・高等学校では、「朝に礼拝、夕に感謝」を校訓にしています。価値観が多様化した現代においても感謝のこころが求められていることを意識して、大地にしっかりと足をつけ、謙虚で誠実な女性を育てていくことを目標としています。6年一貫教育において、「やさしく、かしこく、うつくしい」女性になって欲しいと考えています。
施設
大谷中学校・高等学校では、学習意欲や自主性を引き出すのにぴったりの充実した施設があります。自習スペースを設けた図書館や情報教室、気軽に利用しやすい進路指導室、友だちと集まって楽しく過ごせる食堂など、とても充実しています。最近、「恵の杜」という中庭ができ、憩いの場になっています。
校則
中学生、高校生共に制服があります。指定バッグや体操服、冬用コートなども、指定のものを着用しないと指導されます。歴史のある私立の女子校だからか、校則はやや厳しいです。携帯電話の持ち込みや使用はできないようですが、この辺りは敏感な部分なので、都度最新情報を確かめることをおすすめします。
大谷中学校・高等学校の教育
進路別によるコース編成
大谷中学校から入学した人は6か年一貫課程教育を受け、自分の目標や進路に合わせて、コースを選ぶことになります。コースは、「凛花コース」「特進コース」「医進コース」とあります。「凛花コース」はグローバル化に対応できるよう、話せる英語を習得することを目標としています。主に、私立文系進学を考えている人や、内部進学(大阪大谷大学)を考えている人向けです。「特進コース」は、難関国公立、私立進学を目指す人向けです。文系、理系どちらにも対応するため、多くの選択科目が設定されており、入学時点で志望校が決まっていない人は、特進コースに入れば対応可能とされています。高校2年生から「S文系クラス」というクラスもあり、最難関大学への進学を希望する生徒に対応します。「医進コース」は、最難関国公立や私立の医系、理系を目指す人のコースです。効率的な先取りカリキュラムで、最難関に挑むための高い学力を身につけます。大学の医学科へ見学に行き、観察や実験も行って、学習意欲を高めていきます。このコースは、高校1年生から「S理系」と「S医志」に分かれます。文系に転向する場合は、高校1年生が終わる時点で転向すれば大丈夫です。このように、きめの細かいコース編成で教育を行っています。
グローバル教育
最近は、グローバル化に対応できる人材を求められることが増えました。世界で活躍できる人が増えるよう、大谷中学校・高等学校でもグローバル教育を行っています。この学校では、広い視野を持ち様々な文化を理解すること、幅広い知識を持つこと、そして話せる英語、相手にわかりやすく伝える能力を育てること、プレゼン力をつけることに力を入れています。また、海外研修や留学、海外修学旅行などの多くの機会を設けています。
進学実績
医進コースや特進コースを設けてから、最難関国立大学や私立大学に多くの合格者を出しています。神戸大学の医学部医学科や滋賀医科大学、東京女子医科大学などに合格者が出ています。医学部医学科へは、2022年度に11名の合格者を出しました。薬学部や歯学科、看護学科にも多数の合格者が出ており、確実に合格率が上がっています。
大谷中学校・高等学校の学校生活
部活動
運動部、文化部共に楽しく活動しているという印象です。運動部はバトントワリング部が全国レベルで、ハンドボール部、卓球部、陸上部が大阪大会や近畿ブロックで優秀な成績を修めています。文化部では演劇部、競技かるた部、囲碁部などが全国レベルです。ほとんどの生徒が高校2年生で部活は引退しますので、それまでの間、熱心に活動するようです。
イベント
大谷中学校・高等学校では様々な学校行事が開催され、これらは生徒が主体となって行っています。5月は花まつりや球技大会、本山(東本願寺)参拝があります。6月は高校2年生の修学旅行、7月は林間学校や自然教室、8月は海外研修など、盛りだくさんです。9月には体育大会があります。イベントを通じて、多くのことが学べることでしょう。
大谷中学校・高等学校の評判
「校則が少し厳しい」という声が多くありますが、「化粧がダメ」とか「染髪がダメ」といったことなので、極端に厳しいというわけではありません。保護者からすれば「厳しいくらいがちょうど良い」という声が多くあります。医進コースや特進コースの躍進が目覚ましいので、これから先も大いに期待できるのではないかと言われています。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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