【中高一貫校】サレジアン国際学園中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
サレジアン国際学園中学校・高等学校は、東京都北区に所在する中高一貫の私立学校です。キリスト教の教えを基盤に教育を行うミッションスクールとして知られています。女学校でしたが2022年に共学となりました。
このページの目次
サレジアン国際学園中学校・高等学校の基本情報
沿革
1947年に、カトリックの女子修道会「サレジアン・シスターズ」によって創立されました。当時は星美学園という名称で、女子のみ受け入れていました。1948年に星美学園高校が、1953年に星美学園幼稚園が、1960年に星美学園短期大学が創設されます。そして、2022年に名称をサレジアン国際学園中学校・高等学校と名称を改め、共学化がスタートしています。
教育理念
サレジアン国際学園では「ASSISTENZA」の精神を、教育の基盤としています。ASSISTENZAとは、「共に喜び、共に生きる」という意味です。生徒同士、生徒と教師、生徒と保護者がそれぞれ共に歩み、信頼関係と愛情を育んでいく教育を推奨しています。それに伴い、共感する力、感謝する心、謙虚な態度を教える取り組みが行われています。
施設
サレジアン国際学園は、その敷地の大きさが目立ちます。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学まである広大なキャンパス内には豊かな自然が広がっています。リニューアルに伴い拡大された図書室も目玉ポイントです。蔵書数も多く、小さ目な図書館に見劣りしません。キリスト教の聖堂も用意されており、生徒が集まり祈りをささげることもあります。
校則
特に厳しいということなく、一般的な中学・高校と大差ない印象です。常識の範囲内で行動していれば、校則違反をすることはないでしょう。しかし国際色豊かなため、ピアスや髪色に関しては、一般的な学校よりも緩い場合があります。
サレジアン国際学園中学校・高等学校の教育
「世界市民」の育成
サレジアン国際学園では、「世界市民の育成」をスローガンに掲げています。ローマに本部を置く組織によって創立されたことと、世界97か国に姉妹校があるため、サレジアン国際学園は創立当初から世界で活躍できる人材の育成を心がけてきました。
世界市民になるための5つの力
サレジアン国際学園のカリキュラムでは、5つの力を養うことで、世界に通用する能力を鍛えていくという方針を取っています。5つの力とは「考え続ける力」「コミュニケーション能力」「数学・科学リテラシー」「言語活用力」「心の教育」です。与えられた仕事をこなすだけの能力よりも、自分で考え、他者と協力し、その上で知識を用いて解決策を考えていく能力が欠かせない、ということが全てのカリキュラムの根底にあります。
Project Based Learning
サレジアン国際学園は全ての教科で、Project Based Learning(PBL)を採用しています。PBLとは、課題を土台とした学習のことで、1つの定まった正解が無い課題に対して最適な答えを導き出すことで、思考力や発想力、他者の意見を聞き新たな考えを生み出す能力を鍛える学習法です。グループディスカッションやプレゼンテーションなども組み込まれており、ビジネスシーンにおいても役に立つスキルを鍛えることができます。
グローバル教育
サレジアン国際学園はグローバル教育に特化しています。ケンブリッジ国際認定校なので、世界基準の国際教育を提供できます。英語研修や英語関連のコンテストもプログラムに組み込まれているため、自然と外国語や異文化理解に触れる機会が増えます。各姉妹校と連携した留学プログラムも、グローバル教育の一角を担っています。
進学実績
サレジアン国際学園の卒業生の主な進学先は、聖心女子大学、明治学院大学、日本女子大学などです。その他にも、早稲田大学、上智大学、GMARCHなどの難関大学への進学者を複数輩出しています。四年制大学の進学率は、およそ90パーセントで、進学率は高いです。星美学園短期大学への進学者は、あまり多くありません。
サレジアン国際学園中学校・高等学校の学校生活
部活動
部活動の数はやや少なく、運動部の数が7、文化部の数が11となっています。女子学園時代の名残で、合唱部、クッキング同好会、美術部などの女性人口の多い活動のクラブが目立ちます。共学になってまだ日が浅いので、野球部やラグビー部などの男子生徒に合わせたクラブも設立される可能性はあります。
イベント
イベントは、キリスト教に関するものと英語学習に関連するものが目立ちます。例えば5月には、聖母祭とイングリッシュキャンプ、6月には英語語彙コンテスト、7月にはカナダホームステイ、1月にはドンボスコの祝日(有名な司祭の命日)などがあります。一般的な学校ではあまり見ないイベントが多いのは、サレジアン国際学園の注目ポイントでしょう。
サレジアン国際学園中学校・高等学校の評判
全体的にはポジティブな評価が目立ちます。欧米の雰囲気を取り入れているためか、教員が主導権を握るという、一般的な学校にありがちな慣習が無いことに好意的な意見を寄せる人が多いです。また、緩すぎず厳しすぎない校風はウケが良いです。ただ、制服のセンスには賛否両論あるようで、上手くコーディネートできない、という女子生徒の意見が見られました。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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