【中高一貫校】神奈川県立相模原中等教育学校の教育・評判を徹底解明

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神奈川県にお住まいで、6年間を通して一体的に教育が受けられる教育学校を検討するなら、神奈川県立相模原中等教育学校への進学も選択肢の一つです。同一の設置者により中学と高校を設置した併設型や、異なる設置者が一貫教育を行う連携型のように高等部受験による外部入学がない点も検討材料になるでしょう。
 

神奈川県立相模原中等教育学校の基本情報

沿革

神奈川県立相模原中等教育学校は平成21年度に開校し、平成25年度までは県立相模大野高等学校との併設でした。旧校舎改修のため、平成21年よりプレハブ校舎で授業を行っていましたが、平成22年にすべての校舎の改修が完了し、現在の形となりました。

教育理念

6年間という時間の中で人格の完成を目指すとともに、高い知性や豊かな人間性を兼ね備えた学生に育てます。その中で、心身ともに健全かつ次世代を担う人材を育成します。これらの目標達成のために、とりわけ「科学・理論的な思考力」「表現コミュニケーション力」「社会生活実践力」をはぐくむ教育を行います。教育課程の中で、基礎・充実・発展の3期に分けて、着実にステップアップできるようサポートします。

施設

6学年それぞれが学びを深められる施設が備わっています。テニスコートや武道場といった特定のスポーツに特化したグラウンドの他、作法室と呼ばれる和室なども充実しています。敷地の都合上、プールはありません。校地内やグラウンドの周囲は、季節を感じられる木々に覆われています。情報学習室にはパソコン等も設置されており、ICT教育にも注力しています。

校則

公立学校ですので、制服の着用や携帯電話等の持ち込みに関する校則が定められています。構内はノーチャイムであり、自主・自律が求められます。自転車での通学は、後期課程(4学年以上)からになります。

神奈川県立相模原中等教育学校の教育

主体的な学びの実現

インプットとアウトプット

授業では、インプットかつ定着を「読書や暗唱、ドリル」で、アウトプットを「発表」などで行います。「質疑応答」で互いの疑問や矛盾をあぶりだし、最終的に「レポート」で総括させるという一連の流れで、知識や技能習得を目指します。学生主体の授業を行い、問題解決型の授業へと展開しています。

イベントを通じた学習

国語の教科では、古文をはじめ、論語や百人一首などを学年ごとに取り入れ、短時間で覚えることや声をそろえて大きな声で暗唱することを目指します。百人一首大会を行い、ルールに則った実戦によるアウトプットも行います。これらのイベントや授業を通じて、コミュニケーション力も深めていきます。

ドリルを用いた反復練習

わからないことをわからないままにしないため、ドリルを用いた反復練習を行います。これによって、学力の定着を目指します。ドリルを繰り返し解くことを通じ、筋道立てて考える力なども同時に養っていきます。

キャリア教育

職業人による出前授業や職業体験などを通じて、将来の職業について学びを深めます。これらを充実させるため、希望進路などに応じた分野別学問研究を深め、進路実現を目指す教育を促します。

グローバル教育

3年次にイングリッシュキャンプを実施します。英語の研修施設に宿泊し、できるだけオールイングリッシュで過ごします。異国文化を疑似体験するとともに、英語によるコミュニケーション力をブラッシュアップしていきます。この学習を通じて、社会生活実践力を身につけることも目標です。この他、授業でも英語表現を磨き、国際社会に通用する力を築き上げます。

進学実績

令和3年度卒業生の進路を見ると、4年制大学へ進路を決めたのは146名中130名です。それぞれの進路を尊重した受験先が目立ち、旧帝大などの国公立や難関私大など、合格先も幅広いのが特徴です。特に、GMARCHへの延べ合格者数が多く、難関私大への入学者が中心となっています。学校のカリキュラムが受験を意識したものであることがうかがえます。

神奈川県立相模原中等教育学校の学校生活

部活動

体育系は12の数、文化系は8の数の部があります。6学年合同で活動する部活動が中心ですが、野球部のように、前期課程(中学生)は軟式、後期課程(高校生)は硬式と、活動を分けることもあります。特に陸上部や吹奏楽部の活動が顕著ですが、いずれの部活動も地域や外部主催の大会で好成績を収めています。茶道やダンスなど、興味関心を伸ばす部活も存在しています。

イベント

学校生活での大きなイベントは、「蒼碧祭」と「芸術祭」です。「蒼碧祭」は、いわゆる文化祭と体育祭です。「芸術祭」では、合唱コンクールや作品展示を行います。特に「蒼碧祭」の文化部門は、部活動の発表やアトラクションなどが生徒たちの企画により開催されます。在校生の保護者なども参加可能で、のびやかな学生たちの様子を見ることができます。

神奈川県立相模原中等教育学校の評判

中途入学や外部進学といった3年次と4年次のはざまで起こる動きがほぼないので、まとまりがあるクラスであることが評価されています。意識が高い学生が集まるため、「生徒主体の学校が成り立っている」といった声もありました。駅からのアクセスもよく、学業の環境も良好です。

投稿者プロフィール

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