【中高一貫校】関西学院千里国際中等部・高等部の教育・評判を徹底解明
大阪府箕面市にある、関西学院大学千里国際中等部・高等部のミッション(教育理念)や施設情報、授業内容や進学実績などの情報を紹介します。関西学院大学千里国際中等部・高等部の評判もあわせてご紹介します。
このページの目次
関西学院千里国際中等部・高等部の基本情報
沿革
学校法人千里国際学園によって、1991年に大阪国際文化中学校・高等学校として開校しました。1999年には、千里国際学園中等部・高等部に改称しています。2010年の学校法人関西学院との法人合併を機に、現在の関西学院千里国際中等部・高等部となりました。
教育理念
関西学院千里国際中等部・高等部は、同一校舎に併置された関西学院大阪インターナショナルスクールと“Two schools together”の標語のもとで、「思いやりと知識を持ち、創造力を持って世界に貢献することのできる個人を育む」を共通のミッションとしての教育を行なっています。
施設
2021年に改装された図書館は、日本語と英語の本の蔵書が豊富にあります。体育館は、「ジム」と呼ばれる通常の体育館と「スモールジム」と呼ばれる柔らかい床の体育館があり、トレーニングルームも充実しています。5コースある25mの温水プールでは、真冬でも泳げます。音楽室は、バンドルーム、コーラスルームの他に練習室が2つ、美術室が3つ、サイエンスルームが5つと充実しています。他にもシーズン毎に音楽の授業の発表会が行われるシアター、セットとアラカルトのメニューが選べるカフェテリア、カフェテリア横には天然芝の中庭があります。
校則
関西学院千里国際中等部・高等部では、生徒指導に関して校則は存在しません。そのかわりに、「5つのリスペクト (1)自分を大切にする、(2)他の人を大切にする、(3)学習を大切にする、(4)環境を大切にする、(5)リーダーシップを大切にする」という行動指針に則って、自らを律することを基本としています。
関西学院千里国際中等部・高等部の教育
学期完結制
関西学院千里国際中等部・高等部の1年間は、春と秋と冬の3学期で編成されていて、1学期につき60日の授業日としています。通常であれば1年を通して学ぶ内容を集中して60日間で行い、単位を認定します。
国際バカロレア資格(IBDP)取得
2013年より、併設校である関西学院大阪インターナショナルスクールが創立以来実施してきた国際バカロレア資格(IBD)の授業を、両校が共有する授業として履修できるようになりました。そのため、卒業後の進路選択の幅が日本国内の大学だけでなく、海外の大学も視野に入るようになります。ただし、関西学院千里国際中等部・高等部に在籍のまま国際バカロレア資格の授業を履修するためには、2学期間は、関西学院千里国際中等部・高等部での授業を履修した上で卒業に必須となる単位取得が必要ですし、高等部1年生の冬学期に学内のスクリーニング(適正審査)を受けて許可されないといけません。
グローバル教育
同一校舎に併置された関西学院大阪インターナショナルスクールの生徒と一緒に授業を受けるシェアードプログラムでは、美術や音楽、体育、そして外国語の授業をさまざまな学習法で体験したり、新しい交友関係をつくるための環境を提供したりしています。さらに、生徒達に教育的にも人格形成にも働きかけるような学習体験を提供しています。
進学実績
学年の半数以上が系列の関西学院大学へ進学しており、そのほとんどが国際学部をはじめとした文系学部です。また、早慶上智大学といった関東の難関私大や関西大学、同志社大学、立命館大学といった関西の難関私大にも合格者がいます。東京大学や京都大学にも合格者を出していますが、国公立大へ進学する生徒は多くありません。特徴的なのは、海外大学の合格者が国公立大学の合格者より多く、日頃からの国際交流を念頭に置いた教育姿勢がうかがえます。
関西学院千里国際中等部・高等部の学校生活
部活動
クラブ活動の多くは、大阪インターナショナルスクールと合同で行います。スポーツ系クラブは、シーズン制スポーツプログラムが大半となり、国内及びアジアのインターナショナルスクール、アメリカンスクールなどと対戦しています。文化系クラブも盛んで、Scholar’s Clubなどは、World Scholar’s Cupで、これまで3度ワールドチャンピオンになっています。
イベント
毎年、夏のキャンプである「里山家族」が高校生と7年生を対象として開催されています。秋学期に高等部生徒会・中等部生徒会主体のSports Day(体育祭)が、生徒の家族や関係者も招かれて開催されます。その他にもSDGsに関するワークショップやAI活用プログラミングに関するワークショップなどが行われ、大きく成長できる機会となっています。
関西学院千里国際中等部・高等部の評判
関西学院と校名にありますが、生徒、保護者、教員ともに関西学院大学と接点のある学校に在学しているという意識が薄いため、関西学院大学にこだわらない進路の多様性があります。しかし、関西学院大学とは良い関係にあり、関西学院大学に進学することを考えている生徒は、ほぼ内部進学で進学できています。
課題のある生徒たちへの支援や問題行動がある生徒への指導が適切に行われており、さまざまな行事や文化を通して生徒たちは、国際色豊かな学校生活を送っています。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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