【中高一貫校】郁文館中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
郁文館中学校・高等学校は、学校法人郁文館夢学園が運営する中高一貫教育の学校です。
同校のユニークな特徴として、中学校からの入学組と高校から入学組が高校の段階で一緒になって学習を行う、併設型の中高一貫校である点が挙げられます。
このページの目次
郁文館中学校・高等学校の基本情報
沿革
創立は1889年、当初は「私立郁文館」と称しており、東洋大学の前身である哲学館と同じ敷地内にありました。
その後、何度かの名称変更を経て、戦後の1951年に中学校・高等学校へ改組されています。
大きな変化となったのは2010年、共学校になったことで新しい歴史をスタートさせました。
教育理念
「ここで学ぶひとりひとりの幸せのためだけに存在する」を基本理念として掲げ、生徒ひとりひとりの自主性を重視した上で目標・夢の実現をサポートする教育環境を重視しています。
「夢7原則」として、「あきらめない」「運を味方にする」「どうしてもかなえたい夢を持つ」といったテーマをもとに、学習環境はもちろん、学校生活の規範なども定めています。
施設
全教室に最新のプロジェクターとWi-Fiを完備し、快適な環境で最先端の学習が可能な環境を用意しています。
人工芝のグラウンドは広々とした開放的な空間で、部活動や各種イベントで活用されています。
他には、30000冊の蔵書を誇る図書館、講演会などで使用される講堂、そして食堂「夢食堂」なども、主な施設として挙げられるでしょう。
校則
先述した教育理念に基づく、「笑顔で元気よく挨拶せよ」などの実行が求められています。
校則はやや厳し目で、例えばスマホの持ち込みは可能なものの、学校では使用できず、学校にいる間は預ける形となります。
SNSの利用に関しても不可ですが、それほど厳しくチェックされているわけではないようです。
郁文館中学校・高等学校の教育
カリキュラムと進路選択の充実
同校の大きな特色として真っ先に挙げておくべき点は、高校進学の段階でそのまま郁文館高等学校に進学する他、グローバル教育を重視した「グローバル高等学校」に進学する選択肢もある点です。
中高一貫校でありつつも、将来の目的や適性に合わせた選択肢が用意されているわけです。
さらに、科目を横断した学習環境を用意した「論究科」が、独自教科として設置されている点が大きな特色となっています。
単に知識を身につけるだけでなく、自ら学び、実践していくための「探究力」の育成を重視しており、社会問題をはじめとした身近なテーマを取り上げつつ、生徒同士の協働作業やディスカッションを通して、思考力や実践力を身につけていくことを目指します。
社会問題への関心を促し、探究心を養うための「NIE(Newspaper In Education)」の取り組みも、積極的に行っているようです。
ここではSDGsへの意識の育成も含められており、新聞を通しての学習、さらに生徒間の意見交換を行うなどの機会を積極的に設けています。
もうひとつ、学習環境の取り組みとして、「体験型修学旅行」の実践も挙げられます。
単なる「思い出作り」だけでなく、さまざまな体験を通して学習する機会、特に第6次産業を体験する機会を設けています。
グローバル教育
先述したように、高校進学時に郁文館グローバル高等学校へ進学する選択肢の他、中学校・高等学校において英語力を磨くカリキュラム・学習環境が用意されています。
「席上留学」という名称で、フィリピンのセブ島やセルビアなどに在住している講師とのマンツーマンのオンライン学習が用意され、加えて、生徒がいつでも好きな時にこの学習ができる環境が整えられています。
進学実績
高等学校では、日東駒専への進学者が多いのが特色として挙げられます。
また、日本大学への進学者が例年多く見られます。
GMARCHへの進学者も一定数あり、明治や法政、立教などに数名の合格者を送り込んでいるようです。
そして、同校の教育の特徴でもある海外の大学への受験や学習のサポートも充実していることから、毎年数名、海外大学の合格者を輩出しています。
郁文館中学校・高等学校の学校生活
部活動
体育系・文化系ともに、多くのクラブが活発な活動を行っているようです。
体育系では野球部、サッカー部、柔道部、剣道部、陸上部、バレー部、バスケットボール部、卓球部、バドミントン部などの他、女子ではチアリーディング部もあります。
文化系では生物部、書道部、軽音楽部などのほか同好会なども活発に活動しています。
イベント
郁文館中学校・高等学校では、「郁文3大イベント」と称して、毎年5月に体育祭、秋には文化祭の「郁秋祭」、そして毎年2月に「夢の日」というイベントが開催されます。
これは、1年間の学校生活を振り返った上で、新しい年度に備えるためのイベントです。
夏場の8月には、中学・高校ともに勉強合宿や夏期講習が実施されています。
郁文館中学校・高等学校の評判
生徒の自主性を重んじる校風が高い評判を得ています。
比較的厳しい校則があるので、いじめなどの問題も少なく、保護者としても安心してお子さんを預けられる学校としての評価を得ています。
先述した学校行事がやや少なめな面を指摘する声もありますが、夏季の合宿をはじめ充実した学校生活を送りやすい環境と言えるでしょう。
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その秘訣は、それぞれの学校のテキストを教材として使用する点です。
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