【中高一貫校】東京都立白鴎高等学校・附属中学校の教育・評判を徹底解明
東京都立白鴎高等学校・附属中学校は、東京都台東区浅草にある都立の中高一貫校です。
全生徒が中学からの入学で、高校からの外部進学生のいない完全な中高一貫校として知られています。
有名進学校であり、著名人も多数輩出する同校ですが、その教育にはどのような特色があるのでしょうか。
このページの目次
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の基本情報
沿革
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の創立は1888年にさかのぼります。
当初は東京府高等女学校としてスタートしました。
当時から女子教育の名門校としてその名を轟かせています。
戦後に男女共学になり、2005年には附属中学校が設置されました。
2023年度から、高校からの生徒募集を停止することが決まっています。
教育理念
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の教育理念は開拓精神です。
教育指導では、予備校に頼らないことを目標に、年間を通じてたくさんの試験が実施されています。
定期試験だけでなく、春休み、夏休み、冬休み明けの宿題テストや外部模試などがあります。
また、伝統文化の学習が見られるのも特徴です。
芸術科の音楽選択生は長唄や三味線が必修科目であり、能や狂言などの伝統芸能にも力が入っています。
施設
東校舎、西校舎からなる教室校舎があります。
グラウンドや体育館、プールなどの運動施設の充実ぶりも顕著です。
各種教室のほか、図書館、自習室、食堂、そのほか文化的施設もあります。
なお、令和5年度から東校舎の改築が本格化します。
そのため、西校舎のグラウンドに仮設校舎が建設される予定です。
校則
校則はありますが、自立した生徒ばかりなので、日々の学校生活で校則を意識することは特にないとのことです。
携帯電話は、中学生も同意確認書を提出し、学校内では電源を切ってロッカーにしまっておくなどルールを守る限り許されています。
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の教育
6つのスキルを探究
白鴎では、課題探究型の学習を通じて、6つのスキルの習得を目指します。
その6つとは、課題設定力、資料調査力、データ分析力、論理構築力、それに、文章による表現伝達力とプレゼンテーションによる表現伝達力です。
学年ごとに重点的に指導するスキルが設定されており、生徒が自主的にスキルを身につけられるようにカリキュラムが工夫されています。
基礎基本の定着を図る中学校
中学校での授業時間数が、学習指導要領の指定時間よりも多いのが特徴です。
1年で数学、社会、理科を週1時間ずつ、3年で国語と数学を週1時間ずつ、さらに、英語を週2時間ずつ増やしたカリキュラムを行っています。
この取り組みを通して、高校で必要な学力の基礎を養成するのが目的です。
選択の自由が広がる高校
白鴎高校では、通常の高校1~3年という分け方ではなく、中学からの延長で4年、5年、6年という学年分けになっています。
5年次に文系と理系ごとに選択科目を履修し、6年で個々の進路に応じてより自由に選択できる科目が増える内容です。
伝統文化の学び
白鴎は伝統文化の伝承に力を入れている学校です。
音楽では三味線を全員が学び、演奏できるレベルを目指します。
また、浅草、上野という伝統文化が色濃く残っている地域柄を生かし、地域行事への参加やフィールドワークを通じて地域に息づく多様な伝統や文化を学びます。
グローバル教育
グローバル教育にも、力を入れています。
グローバルリーダーの育成を目指し、6年間で英語で発信する力を段階的に伸ばすカリキュラムです。
また、外国人教師と英語でやり取りする機会もあります。
英語関連の行事も多く、英語でのエッセイ、プレゼンテーション、スピーチなど発信に重きを置いています。
さらに、海外研修の機会も豊富です。
進学実績
都立校のなかでも有名な進学校です。
毎年現役での東大合格者を出しており、令和4年度は国公立大学・大学校に計58名の現役合格者を輩出しました。
また、有名私立大学の合格者もおり、卒業生の進路を見ると、青山学院大学、東京理科大学、早稲田大学、慶應義塾大学、立教大学、明治大学、法政大学など、様々な大学に及んでいることがわかります。
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の学校生活
部活動
運動部、学芸部ともに部活動は盛んです。
運動部には、軟式野球部、サッカー部、陸上競技部、バスケットボール部やバレーボール部などがあります。
学芸部も、英語部、演劇部、茶道部、長唄三味線部など多彩です。
コロナ禍においても、サッカー部、剣道部、吹奏楽部、和太鼓部、百人一首部などが都大会出場などの活躍を見せています。
部活動は基本的に17時までなので、長時間拘束される心配はありません。
イベント
年間を通して、複数のイベントが開催されます。
中学では、1年の夏休みに課題発見学習、2年に農業体験学習、3年に修学旅行の予定です。
高校では、5年に海外への修学旅行があります。
6年生以外は毎年1回以上の宿泊行事があるのが特徴です。
希望者のみですが、オーストラリアへの短期留学も実施されています。
そのほか、毎年5月下旬に全校合同での体育祭、9月中旬には「白鴎祭」という名の文化祭が開催されます。
東京都立白鴎高等学校・附属中学校の評判
東京都立白鴎高等学校・附属中学校は都立校のなかでも注目の進学校です。
中高一貫校というとゆとり教育のイメージが強いですが、近年は毎年東大合格者を輩出するなど、進学実績でも高い成果を出しているとされています。
生徒の自主性を重んじる学校で、自立した学校生活が送れるとして、生徒からの評判も良い学校です。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSでは、白鴎高等学校・附属中学校をはじめとする中高一貫校生が、テストの点数を跳ね上げています。
その秘訣は、それぞれの学校のテキストを教材として使用する点です。
中高一貫校に精通した講師陣が、各学校に合わせた指導を行うことで、難化した中高一貫校のテストにも効率よく対応できるようになっています。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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