手だけではなく、頭も使いなさい。
だんだん暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
現在は期末考査対策で子供たちは必死に勉学に励んでいます。
前回の反省を十分生かし、次につなげていきたいものですね。
「えっ?もうボコボコにやられて生きる気力もないだって?そんな泣き言を言っている場合じゃないぜ!」
このページの目次
「頑張ってもできない」ってことはない
「俺は頑張っているのに何で成績が上がらないんだ?そうか、俺は勉強が向いていないんだな?」
そんなことを思ってはいませんか?
不貞腐れていませんか?
それはエネルギーを注ぐ向きと配分が間違っているからではないでしょうか。
毎日相当勉強しているけれどもあまり成績が上がらない生徒も残念ながらこれまでかなり出会ってきました。
ノートなんて綺麗じゃなくてもいい
そういった人は、勉強が作業となってしまっています。
彼らは素晴らしい芸術作品みたいなノート、ひょっとすると売り出してもおかしくはないノートを作成します。
教科書をきれいに丸写しして、可愛らしいイラストまで入っている「傑作」を彼らは生み出します。
ただし肝心なインプットというものがまるでなっていないのが彼らに共通している点であるといってよいでしょう。
勉強は頭に入りさえすれば正直ノートなんて汚くてもかまいません。
自分にしか分からない得体のしれない「記号」のようなもので記述していても構わないとは思います。
東大生のノート
かつて、「東大生のノートは美しい」みたいなものがありましたが、確かに東大生のノートは美しかったですね。
ただ、それは見た目の話ではありません。
(他者のことをあれこれと言える立場ではありませんが、東大生は結構字が汚い人が多かったです。(※個人的な感想です))
彼らのノートは内容面が素晴らしく充実していました。
端的に自分の言葉でまとめており、本質的な理解を伴っていることが伺えるノートをとっていましたね。(大学時代、いわば「怠惰の大事典」みたいであった私は彼らのそういったノートに助けていただきました)
それこそ、悪筆のあまりいわば何らかの「記号」みたいのものを用いて記述していました。(貸していただいている分際で、そのような失礼をお許しください)
とはいうものの、彼らはそんなにノートにまとめるなんてことをすることはなく、むしろ教科書にメモ書きや付箋を張り付けるケースが多かったと思います。
彼らは情報を1つの教材に集約化して、いちいち他のノートや教材から関連個所を探すといった無駄を徹底的に省いていました。
究極的に言えば、自分の頭をしっかり動かして、工夫をして勉強していたということになるのでしょう。
ここが決定的な差です。
まずは頭を使うこと
問題集を闇雲に解いても仕方がないですよ。
教科書をまずは読んで、平易な問題を解くことによって、原理をしっかり理解したうえで学習しないと。
脆い土台では、瞬く間に足場が崩れます。
「この問題は何が聞きたいんだろうか?」、「ポイントは?」、「なぜこうなるんだ?」と意識しながら学習しましょう。
架空の他者を設定して、自分が先生になったつもりで自分なりに説明してみるといいでしょう。
そうすれば思考が整理され、理解が深まるでしょうから。
同様に至らなかった部分が、浮かび上がってくるでしょう。その穴を埋めていくのがまさに勉強です!
何なら生徒が説明する際の聞き役として、私がお手伝いしましょうか!
最初は質問しつつ誘導しますが、最終的には私に初めから最後までから理路整然と説明できるようになってもらいます。
勉強においても「浮気」はいけません!
そして、同じ問題を何週も繰り返すこと!
最初は時間がかかっても構いません。徐々にできる問題を増やしていき、スピードを次第に上げていきながら、問題に取り組んでください。
出来なかった問題には印をつけましょう。
それをできるようになるまで何度でもやり直すのです。
確実に出来るようになった問題はもはややる必要はないでしょう!!
自分に欠けている部分を補強していくのが大事です。
問題集や参考書に手を出し、中途半端にかじり、それらをゴミ同然にポイ捨てをするという「浮気」はいけません!
使っている問題集の問題を解いている自分の姿を夢にまで見るようになれば成績が上がったのも同然です。
説明能力はやはり大切である
説明をするということは今後の人生を生きていくうえで必須の能力です。
「食うか食われるか」の社会で戦い、生き抜いていくためには、相手を説得して、自分をアピールしていかなければなりません。
例えば会社の製品を買ってもらったり、自分の企画をプレゼンする際に、他者を説得し、その気にさせなければなりません。
その土台というのは説明能力に他ならないでしょう。
文章を書くことに慣れていない方は、初めに内容を1つだけに絞って1文だけの日記を書いてみるといいでしょう。(「今日〇〇が××した。」といったような文を)
その後、次第に内容を二つ三つと広げていきましょう。
何事においても段取りが大切です。
投稿者プロフィール
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東京大学文科1類入学、法学部卒業。
子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。
科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。
趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。
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