テスト勉強が間に合わない!おすすめの勉強法とNG行為を解説

時間がなくて頭を抱える女性
テスト勉強が間に合わない!おすすめの勉強法とNG行為を解説
中高生の中には「テスト勉強が間に合わない!」と焦っている方もいるのではないでしょうか。
テスト当日までの限られた時間を有効活用するためには、効率的に勉強しなければなりません。

本記事では「テスト勉強が間に合わないときにまず何をすべきか」に加えて、科目別の勉強法、NG行為などを解説します。
やる気が出ないときの対処法も紹介するのでぜひお役立てください。

テスト勉強が間に合わないときにまずやること

POINT!
テスト勉強が間に合わないときにまずやるべきことは以下の通りです。

  1. 勉強計画を立てる
  2. テスト範囲の教科書を読み返す
  3. 暗記ものを優先する
  4. 応用問題は後回しする

順番に解説します。

1.勉強計画を立てる

テスト当日までに残された時間が少ないため、効率的に勉強する必要があります。
そのためにも、まずは何をいつ勉強すべきか明確にしましょう。

勉強計画を立てる際は、テスト範囲表を見ながら、該当する教科書のページをチェックするのがおすすめです。
「重点的に勉強する必要がある単元」や「あまり勉強しなくてもいい単元」を把握できます。
一般的に、得意科目よりも苦手科目に時間を使った方が、全体の点数は伸びやすいです。
70点を80点に伸ばすことを考えるのではなく、40点を60点にできるように時間を配分しましょう。

2.テスト範囲の教科書を読み返す

定期テストの問題の多くは、教科書から出題されます。そのため、テスト勉強が間に合わなくて時間がない場合は、教科書を何度も読み返しましょう。

問題演習にも時間を使うべきなのは間違いありませんが、時間が足りなくなってしまうおそれがあります。
最悪の場合「全く勉強していない単元がある」状態でテストを受けることになりかねません。
教科書の内容を全てを覚える必要はないので、基礎の部分だけは頭に入れておきましょう。

3.暗記ものを優先する

暗記ものは得点に直結しやすいので、優先して勉強時間を確保しましょう。
数学であれば公式、英語なら単語、国語なら漢字、理科と社会は用語を覚えるのが効果的です。
暗記する際は、口に出して読んだり、ノートに何回も書いたりすることで定着率が高まります。

4.応用問題は後回しする

暗記や基礎的な問題の理解を優先すると同時に、応用問題は後回しにしましょう。
時間がなくて間に合わない場合は、応用問題の勉強は捨ててもいいかもしれません。

基本的に、定期テストで出題される問題の半分以上は基礎的な問題です。
応用問題の割合は少ないだけでなく、難易度が高いのでテストで解けるかどうかもわかりません。
同じ時間をかけるのであれば、点数を確保しやすい内容を優先しましょう。

テスト勉強が間に合わないときの科目別勉強法

参考書を開いて勉強している様子
テスト勉強が間に合わないときの科目別勉強法を紹介します。

国語

国語の場合、時間がないときは以下の勉強法がおすすめです。

  1. 漢字・古語、漢文の句法を暗記する
  2. 現代文はノートやプリント、ワークなどの問題を解く
  3. 古文・漢文は現代語訳できるようにする

国語に使える時間が少ない場合は、まず暗記ものだけやって、テスト直前にプリントやワークの問題に触れましょう。

英語

英語の場合、時間がないときは以下の勉強法がおすすめです。

  1. 英単語、熟語、文法を暗記する
  2. 教科書の長文を和訳できるようにする
  3. リスニングは教材を使って一通り聴く

英単語や熟語、文法の暗記は、文章読解にも役立ちます。まずは基礎を固めたあとで、出題範囲の長文読解に取り組む流れがおすすめです。
暗記と読解を終えて、時間がある場合は、教材を使ってリスニングを勉強しましょう。

数学

数学の場合、時間がないときは以下の勉強法がおすすめです。

  1. 公式を覚える
  2. 計算問題・基礎的な問題を解く
  3. 応用問題を解く

公式を覚えたら、問題を解いてみて理解度をチェックしましょう。
応用問題に時間を割くのは効率が悪いので、計算問題や基礎的な問題を反復するのがおすすめです。
何度も繰り返し解くことでテストでのケアレスミスを減らせます。

理科

理科の場合、時間がないときは以下の勉強法がおすすめです。

  1. 用語を暗記する
  2. 公式や仕組みを覚える
  3. 基礎的な問題を解く

テスト範囲に、用語や語句の暗記ものがあれば優先して勉強しましょう。
化学や物理分野では、計算問題が出題されます。公式や仕組みを理解した上で、基礎的な問題に取り組むとよいでしょう。

社会

社会の場合、時間がないときは以下の勉強法がおすすめです。

  1. 教科書を読んで用語を暗記する
  2. 問題集を解いて理解度をチェックする
  3. 間違えた問題を反復して覚える

社会はテスト当日までにどれだけ暗記できるかが重要です。
まずは教科書を読んで、流れを理解しながら用語を暗記しましょう。
教科書を読んだあとは、ノートに書き出したり、問題集を解いたりすれば、定着率を高められます。

テスト勉強が間に合わないときのNG行為

腕でバツのポーズをとっている男性
ここまでは、テスト勉強が間に合わないときに「やるべきこと」を解説してきました。
次に「やってはいけないこと」を解説します。

  • 睡眠時間を削る
  • まとめノートを作成する
  • 手広く勉強しようとする

睡眠時間を削る

テスト勉強が間に合わないからといって、睡眠時間を削ったり、徹夜したりすることは避けるべきです。
睡眠時間が短くなると、記憶の定着率も低下するだけでなく、生活リズムが狂って体調も崩しやすくなります。
夜12時まで寝ることを心がけ、最低でも6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
寝る時間を惜しんでも勉強したい場合は、学校に行く前や通学中の移動時間、休み時間などのすき間時間を有効活用するのがおすすめです。

まとめノートを作成する

テスト勉強をする際に、まとめノートを作るのは一般的ですが、時間がなくて間に合わない場合は非効率な作業になります。
さらに、まとめノートを作ることを目標にしてしまうと、ただ書いているだけになってしまい、知識の定着にもつながりません。

時間がないときは「いかに効率的に知識を定着させるか」が重要です。
まずは教科書を一通り読み返して、おおまかな知識を頭に入れましょう。次に、暗記ものを反復して、基礎的な問題に取り組む流れがおすすめです。

手広く勉強しようとする

定期テストの出題範囲を満遍なく勉強していては、時間が足りなくなります。
テスト範囲表をチェックして、理解度が低い科目・単元をピックアップして、重点的に勉強しましょう。

例えば「数学は勉強しなくても80点くらい取れそうだからテスト勉強はしない」という方針も場合によっては、効果的かもしれません。
限られた時間を有効活用するためには、「やることとやらないこと」を明確にするのが重要です。

テスト勉強が間に合わなくてやる気が出ないときは?

メガホンを持って応援している女性
「テスト勉強が間に合わない」と自覚した瞬間に、やる気が出なくなってしまうこともあるかもしれません。
ここでは、やる気が出ないときにおすすめの対処法を紹介します。

  • やる気にさせる言葉を見る
  • 勉強場所を変える
  • 友人と勉強する

やる気にさせる言葉を見る

やる気が出る言葉を見て、勉強するモチベーションを高めましょう。
以下は有名な名言です。

  • 100点は無理かもしれん。でもMAXなら出せるやろ|ダウンタウン 松本人志氏
  • 諦めたらそこで試合終了ですよ|SLAM DUNK
  • 人にできて、君にだけできないことなんて、あるもんか!

あらかじめ、好きな芸能人や偉人などの本を読んだりして、自分にスイッチを入れるフレーズを見つけておくとよいでしょう。

勉強場所を変える

同じ場所で長時間勉強していると、集中力が途切れてやる気がなくなることもあるかもしれません。。
そんなときは勉強する場所を変えてみるのがおすすめです。
放課後の学校や図書館は定番です。塾に通っているのであれば、自習室もよいでしょう。
気分転換になるだけでなく、新鮮な気持ちで勉強に取り組めます。

友人と勉強する

1人で勉強していてやる気が出ない場合は、友人と一緒に勉強するのがおすすめです。
「テストに向けて勉強を頑張る」という共通の目的を持った者同士で切磋琢磨し合えるでしょう。

ただ、おしゃべりに夢中になってしまうと逆効果です。自習室や図書館などの私語ができない環境を選ぶのがポイントです。

テスト当日の大事なポイント

最後に、テスト当日の大事なポイントを解説します。

  • 朝食を食べる
  • 休み時間も勉強に充てる

朝食を食べる

テスト当日は必ず朝食を食べましょう。「少しでも勉強しなければ」という気持ちもわかりますが、朝食を食べないと、エネルギー不足で脳がうまく機能しません。

なお、脳の主なエネルギー源はブドウ糖です。白米やパンといった炭水化物、果物などに多く含まれています。
エネルギーの代謝を促進するためには、ビタミンB1やB2、B6なども一緒に摂るのがおすすめです。
以下がビタミンB群の代表的な食品です。

ビタミンB1 豚肉、赤身肉、ナッツ、大豆、ウナギなど
ビタミンB2 納豆、卵、チーズ、サバ、レバーなど
ビタミンB6 カツオ、マグロ、バナナ、パプリカ、さつまいもなど

休み時間も勉強に充てる

テスト勉強が間に合わない状況でどれだけ頑張っても、出題範囲を網羅しきれていない可能性があります。
1点でも多く取るためにも、休み時間中に、覚えきれなかった英単語や用語、公式などの見直しをしましょう。間違っても、休み時間に答え合わせをしてはいけません。
終わったことを振り返っても点数は上がらないからです。

休み時間を有効活用するコツは、前日までに「休み時間に勉強する内容」を明確にしておくことです。
該当の教科書や単語帳、問題集のページにふせんを貼るなどして、すぐに見られるよう準備しておきましょう。

まとめ|テスト勉強が間に合わないときの対処法を解説しました

テスト勉強が間に合わない状況で最大限の成果を出すには、残された時間をいかに有効活用するかが重要です。
テスト範囲に目を通し、やることとやらないことを明確にした上で効率的に勉強しましょう。

勉強する際は、応用問題は後回しにして、得点に直結しやすい暗記ものを優先するのがおすすめです。
テスト当日の休み時間は、1点でも多く取れるように最後まで頑張りましょう。

なお「中高一貫専門塾WAYS」では、定期テスト対策指導を設置して、学校のテスト対策を実施しています。
「スケジュールを立てるのが苦手でテスト勉強が間に合わない」
「定期テストで少しでも良い成績を取りたい」と思っている方は、ぜひご利用ください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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