中高一貫校の生活がしんどい!子どもを前向きにさせる親の接し方7選
「せっかく入学した中高一貫校なのに、子どもが毎日しんどそうにしている」
そんなとき、どうすればいいかわからずに悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
子どもが自力で現状を打破するのは難しいので、大事なのは親の関わり方です。
この記事では、中高一貫校に通うお子さんが、しんどいと感じてしまう原因と、気持ちを楽にするためにできることご紹介します。
500校以上の中高一貫校生を指導し、様々な生徒を見てきた立場から解説するので、ぜひお役立てください。
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このページの目次
中高一貫校の生活を子どもが「しんどい」と感じる原因
小学校低学年からたくさん努力をして、やっと入学できた中高一貫校。
本来であれば、今後の進路にワクワクして、充実した毎日を過ごしているはずです。
そのような中、お子さんがしんどそうにしていると、親としても不安になりますよね。
中高一貫校でお子さんがしんどいと感じる理由は以下のように様々です。
- 学校の授業についていけない
- 親が過干渉でストレスが溜まっている
- 人間関係で悩みを抱えている
- 学校を休みたくても休めない
- 部活動や習い事との両立で疲弊している
それぞれ詳しく解説します。
学校の授業についていけない
中高一貫校の場合、公立の学校が6年かけて勉強する内容を5年で終わらせるので、授業の進度が速いです。
さらに、勉強の難易度も高いため、一度つまずくとどんどんわからなくなってしまうので、しんどいと感じてしまいます。
例えば、数学の授業で微分の概念を理解できなければ、その後に習う積分もわからないでしょう。
授業が理解できないままだと、学習意欲が低下し、ますます授業についていけなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
親の過干渉でストレスが溜まっている
中高一貫校に限らず、親御さんの中には、子どもの学習面や進路に過度に干渉する方もいます。
例えば、毎日の学習時間を細かく管理したり、テストの点数を過剰に気にしたりするのです。
干渉され過ぎると、子どもは自分の意思を尊重されていないと感じ、ストレスを抱えてしまいます。
さらに、親の期待に応えようと必死に勉強する一方で、自分の興味や趣味を犠牲にしているケースもあり、心身共に疲弊してしまうのです。
人間関係で悩みを抱えている
中高一貫校では、小学校から環境が大きく変化するため、新しい友人関係の構築に悩むお子さんもいます。
今まで仲の良かった友達と離れ離れになってしまい、新しい学校生活に馴染めずに孤立感を感じるお子さんもいるかもしれません。
また、小学校の頃は担任の先生が授業を担当していましたが、中学に上がると、教科担任制のため、教科ごとに先生が変わります。
色々な先生とコミュニケーションを取らなければならなくなり、中には合わないと感じる先生も出てくるでしょう。
このような人間関係のストレスから、学校生活が苦痛に感じられてしまうのです。
学校を休みたくても休めない
中高一貫校では、授業の進度が速いため、欠席すると大幅に遅れをとってしまいます。
例えば、インフルエンザで1週間休むと、その間の授業内容を独学で勉強しなければなりません。
勉強の負荷が高まってしまうのです。
また、周りの生徒に置いて行かれてしまうという焦りから、体調不良や精神的な不調があっても、無理して登校するお子さんもいます。
無理に登校することで、さらにストレスが溜まり、悪循環に陥ってしまうのです。
部活動や習い事との両立で疲弊している
中高一貫校では、勉強だけでなく部活動も盛んです。習い事を頑張っているお子さんもいるでしょう。
多くのお子さんが、勉強と両立しようと奮闘しています。
部活動では、体育会系の部活動に所属していると、朝練や休日の練習もあり、拘束時間が長くなります。
文化部でも、大会に向けた練習に追われ、多忙を極めるでしょう。
子どもは、勉強、部活動、習い事とこなしていかなければならず、時間的・体力的な制約から、十分な睡眠や休息が取れず、疲労が蓄積していき、心身ともに疲弊してしまうのです。
中高一貫校での「しんどい」を楽にするために親ができること
次に、お子さんのしんどさを軽減させてあげるために親ができることを7つ紹介します。
- 子どもの話を聴いて共感する
- 子どもの興味・関心を大事にして勉強以外の時間も確保する
- 子どもの頑張りを褒めて自信をつけさせる
- 学校のプラス面を聞き出して認識を変えさせる
- 学校に行きたくない日は休ませる
- 学校の先生と連携し子どもの状況を把握する
- 学校を辞めた場合のその後を考えてみる
子どもの話を聴いて共感する
中高一貫校に通う子どもが「しんどい」と感じているとき、親は子どもの話に耳を傾け、その気持ちに共感することが大切です。
例えば、「勉強についていけなくて辛いんだね」「友達関係で悩んでいるんだね」と、子どもの感情を言葉にして伝えましょう。
そうすることで、子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえたと感じ、安心感を得られます。
また、子どもの話を聴く中で、具体的な悩みや問題点が明らかになることもあるでしょう。
そこから、一緒に解決策を考えていくことができます。
大切なのは、子どもの気持ちに寄り添い、理解しようとする親の姿勢です。
子どもの興味・関心を大事にして勉強以外の時間も確保する
中高一貫校では、勉強に多くの時間を割かなければなりませんが、勉強以外の時間も確保することも重要です。
例えば、音楽やスポーツ、趣味などに打ち込める時間を作ってあげれば、ストレス発散や気分転換にもなります。
親は、子どもの興味・関心を尊重し、応援する姿勢を示すことが大切です。
子どもの好きなことを一緒に楽しむのもよいでしょう。
親子で共通の趣味を見つけたり、子どもの活動を見に行ったりすることで、子どもは親に理解されていると感じられます。
勉強だけでなく、多様な経験を積むことは、子どもの人格形成にも良い影響を与えるでしょう。
子どもの頑張りを褒めて自信をつけさせる
中高一貫校に通う子どもは、勉強や部活動など、様々な場面で頑張っています。
親は、そんな子どもの頑張りを見つけて、具体的に褒めることが大切です。
例えば、「テストで点数が上がったね。努力が実を結んだね」「部活動で新しいテクニックを習得したんだね。すごいね」と、子どもの成長を見つけて褒めてあげましょう。
子どもは自分の頑張りが評価されていると感じ、自信を持てます。
また、褒められることで、「もっと頑張ろう」というモチベーションにもつながるでしょう。
子どもの小さな成長や努力を見逃さず、積極的に褒めるようにしましょう。
学校のプラス面を聞き出して認識を変えさせる
親は学校のプラスの側面を聞き出して、子どもの認識を変えさせることが大切です。
例えば、「先生の熱心な指導があるから、勉強が深く理解できるようになるね」「部活動で厳しい練習をしているから、精神的にも強くなれるね」と、学校生活の中にあるプラスの側面を伝えましょう。
子どもは学校に通うことの意義や価値を再認識することができます。
辛い面ばかりではなく、良い面もあるのだと気づくことで、学校生活に対する見方が変わるかもしれません。
子どもと一緒に学校のプラス面に目を向けて、ポジティブな視点を持つように促しましょう。
学校に行きたくない日は休ませる
中高一貫校に通う子どもが「しんどい」と感じて学校に行きたがらないとき、学校を休ませるのも1つの選択肢です。
例えば、体調不良や精神的に疲れ切っている場合は、無理に登校させるのではなく、休養を取らせましょう。
子どもは心身ともにリフレッシュし、次の日からまた頑張れるかもしれません。
ただし、安易に休ませるのではなく、子どもと話し合って、休む理由を明確にすることが大切です。
また、休んだ分の勉強については、後日必ず復習するなど、フォローアップも忘れないようにしましょう。
学校の先生と連携し子どもの状況を把握する
学校の先生と連携し、子どもの状況を把握することが大切です。
定期的に先生と面談を行い、子どもの学習面や生活面での様子を聞くことで、学校生活での様子を知ることができます。
家庭では気づかなかった問題点や課題が明らかになることもあるでしょう。
子どもの悩みや困り事を先生と共有し、学校と家庭で連携して解決策を考えていくことも可能です。
例えば、授業についていけないようであれば、補習の機会を設けてもらったり、家庭学習の方法を相談したりすることもできるでしょう。
人間関係の問題であれば、先生にフォローしてもらうのも手です。
学校を辞めた場合のその後を考えてみる
あまりにも子どもがしんどそうにしている場合は、最終手段として中高一貫校を辞める選択肢もあります。
学校を辞めた場合、どのような道があるのかお子さんと話し合ってみましょう。
中学生なら、公立校に入りなおすことが可能です。高校生の場合は、定時制高校への入学や、高卒認定を受験する選択肢があります。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、子どもの意思を尊重しながら決めていくことが大切です。
ただし、学校を辞めることは簡単な決断ではありません。辞めたからといって、すぐに楽になれるわけではないことも理解しておく必要があります。
学校を辞めるという選択をする前に、先生やカウンセラーに相談するなど、できる限りの手を尽くしましょう。
学習面でしんどいと感じているなら塾に任せる手も
中高一貫校の授業についていけず、学習面で「しんどい」と感じているお子さんには、塾に通わせるのも有効な手段です。
個別指導塾であれば、個々の理解度に合わせて指導してくれるので、自分のペースで勉強できます。
さらに、塾に任せることで親の負担も減ります。
中高生は自我が芽生え、自立に向かい始める年齢です。
親が過度に干渉するよりも、一定の距離を保ちながら見守ることが大切な時期なのです。
塾に通わせれば、勉強面はプロに任せて、親は子どもの精神面のサポートに専念できます。
家庭内の緊張感も和らぎ、親子関係の改善にもつながるでしょう。
まとめ|中高一貫校で子どもが「しんどい」と感じているなら親のサポートで打破しよう
中高一貫校でお子さんがしんどいと感じる原因として、学習面の課題や人間関係、ハードスケジュールなどが挙げられます。
親は子どもの話に耳を傾け、頑張りを認めて褒めてあげることが大切です。
学習面でしんどいと感じているのであれば、個別指導塾への通塾も効果的です。
学校の予習・復習、定期テスト対策を効率的に行えるので、お子さんの負担も最小限に抑えられます。
「勉強面は塾に任せた方がいいかも」とお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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