中高一貫校に入ったのにしんどい!子どもの気持ちが楽になる親の接し方
「せっかく入学した中高一貫校なのに、子どもが毎日しんどそうにしている」
そのようなとき、親は「やる気を出させるにはどうすればよいだろう」「不登校になったらどうしよう」といったことが頭をよぎります。
しかし、具体的にどうすればよいか分からず、悩んでしまう保護者の方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、中高一貫校に通うお子さんがしんどいと感じている理由と、気持ちを楽にするためにできることをご紹介します。
子どもがつらいと感じているとき、親は何をしてあげられるでしょうか?
何とかしてあげたいとお考えの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校に入学できたのに「しんどい」と感じる理由
小学校低学年からたくさん努力をして、やっと入学できた中高一貫校。
本来であれば、今後の進路にわくわくして、充実した毎日を過ごしているはずです。
そのような中、お子さんがしんどそうにしていると、親としても不安になりますよね。
中高一貫校でお子さんがしんどいと感じる理由はたくさんあります。
もしかしたら「朝起きるのが面倒」「髪型が決まらない」といった、些細な理由かもしれません。
しかし、本当に深刻に「しんどい」と感じているお子さんもいるでしょう。
その原因は次のようなものが考えられます。
学校の授業についていけない
「学校の授業についていけない」と感じる生徒は少なくありません。
中高一貫校では通常の公立校と比べ、授業が非常に速く進んでいきます。
さらに、授業の難易度が高くなることも、ついていけないと感じる理由のひとつです。
授業は基本的に「理解できる」ことを基本に進められるため、一度分からなくなるとずるずると分からない範囲が増えていきます。
このことから、どうしてもついていけない生徒が一定数出てしまうのです。
親の期待が重すぎる
親の期待が重すぎて、しんどいと感じている可能性もあります。
親としては中高一貫校に入学させる時点で、大学進学や就職にある程度のメリットがあることを期待していらっしゃるでしょう。
しかし、その期待を重く受け止めてしまい、負担に感じているのかもしれません。
友達付き合いがうまくいかない
小学校からがらりと環境が変わって、新しく友達ができるときです。
しかし、中には上手になじめず、仲のよい友達を作れないお子さんもいます。
また、少ないとはいえ中高一貫校でも、イジメはゼロではありません。
もしかすると、友達付き合いがうまくいかずに悩んでいる可能性もあります。
学校を休みたくても休めない
ペースが速く難易度の高い授業を行っている中高一貫校の場合、一度休んでしまうと授業内容が分からなくなってしまうことがあります。
少し体調が悪かったり、何らかの理由でしんどいと感じたりしても、無理をして学校へ行こうとするお子さんもいるでしょう。
しかし、そのことが、精神的にさらに負担となって、よりいっそう「しんどさ」が増してしまいます。
その他
お子さんがしんどいと感じる原因は、他にも以下のようなことが考えられます。
- 部活動が厳しい
- 学校のカリキュラムと合わない
- 苦手な先生がいる
中高一貫校では、部活動に力を入れる学校や、独自のカリキュラムをとっている学校が多くあります。
そのため、これらのことが原因となっていることもあるでしょう。
中高一貫校での「しんどい」を楽にするために親ができること
では、お子さんのしんどさを何とか軽減させてあげるには、親として何ができるでしょうか?
さまざまな方法がありますが、ここでは5つの方法をご紹介します。
じっくり話を聞く
普段はお互い忙しく、なかなかゆっくり話す時間が取れないこともあるでしょう。
しかし、まずはじっくり話を聞いてあげてください。
ただし、無理やり原因を聞き出そうとするのは厳禁です。
また「もっと頑張って」という声掛けも避けましょう。
お子さんが話しやすいよう、聞き役に徹することがポイントです。
誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることもあります。
学校のプラス部分にも目を向ける
しんどいと感じているときは、学校のマイナス部分ばかりが目に付いてしまっている可能性もあります。
しんどいと感じさせる部分だけでなく、学校で好きなことや熱中できることがないか聞いてみましょう。
たとえば、勉強は大変だけれど、仲のよい友人もいるし、部活動も楽しいと思っているかもしれません。
その場合は、勉強が理解できるように、塾に通うなどの方法を試してみるのも効果的です。
少しでも多く学校の「好き」な部分を見つけられれば、しんどい思いが軽減されるかもしれません。
学校に行きたくない日は休ませる
学校に行くのがしんどいのであれば、2~3日休んでみるのもよいでしょう。
じっくり自分と向き合う時間ができれば、今後どうしたいのかが見つかるかもしれません。
ただし、親としては、出席日数も気になるところです。
学校によっては、長期休み中の補習で足りない単位を補ってくれることもあります。
あまり長期間休むことになりそうであれば、学校の先生に相談してみましょう。
学校以外に安心できる場所を見つける
しんどいと感じているお子さんを助けるのは、親だけとは限りません。
塾やフリースクール・ボランティア活動など学校とは関係のない場所に居場所を見つけることで、気持ちが休まることもあるでしょう。
場合によっては、フリースクールで学校の単位を取得できることもあります。
重要なのは、お子さんの気持ちです。
本人のしんどい気持ちが少しでも安らぐ場所を見つけてあげましょう。
学校を辞めた場合のその後を考えてみる
あまりにもしんどい場合は、最終手段として中高一貫校を辞める選択肢もあります。
学校を辞めた場合、どのような道があるのかお子さんと話し合ってみましょう。
中学生なら、公立校に入りなおすことが可能です。
高校なら、定時制高校へ入りなおすことや、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)を受けることもできます。
しかし、これらは簡単なことではなく、辞めたら楽になれるかというと、必ずしもそうとは限りません。
選択肢を複数用意してあげることは必要かもしれませんが、違う道を選んだことで得られるメリットやデメリットに関して、しっかり理解して決めることが大切です。
まとめ
努力して入学した中高一貫校でも、ときには「しんどい」と感じてしまうこともあります。
あまりにも精神的負担が大きい場合は、対処法を考える必要があるでしょう。
親としてお子さんにできるのは、じっくり話を聞き、しんどいと感じる原因が少しでも楽になるよう対策を一緒に考えることです。
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