新中学問題集・発展編(英語)について

2016年11月10日 2024年01月19日

参考書・問題集中学生向け中高一貫校生向け英語

皆さんの学校の英語の授業では、どのような文法問題集が使われているでしょうか。

中高一貫校となりますと、学校によって使われている問題集は様々であるとは思います。

今回は、その中でも大きくシェアを誇るベストセラー問題集、「新中学問題集」について、その取り組み方をご説明させていただきます。

このページの目次

1 新中学問題集の構成
2 取り組み方
3 最後に

新中学問題集の構成

「新中学問題集」は、一つの章が

・例文
・文法事項まとめ(Key points)
・文法確認問題
・STEP1
・STEP2
・チャレンジコーナー
・読解問題

から成り立っており、２〜４章をひとつのまとまりとして「まとめのテスト」が付属されています。

その学年の中でやる文法事項は一通り網羅されています。

また、該当学年からは発展的な内容になっているものも「補講」という形でまとめられていますので、中高一貫校の進度の速い授業スケジュールにはとても適したものとなっています。

一方で、英語が苦手な生徒さんにとっては少々難易度の高いものになってしまっているかもしれません。

ただ、簡単な問題から難しい問題までしっかり収録されているというだけの話であり、決して難問のオンパレードのような問題集ではありません。

段階を踏んで取り組んでいけば、だれでもしっかり英文法がマスターできるようになっています。

取り組み方

まず、ある章を取り組む、となった際に重要なのは「例文」です。

一つの章に書かれている例文の量は、章によってかなり差があります。

例文が多い章は、それだけ覚えなければならないということだと思い気合を入れる必要があります。

Key Pointsを和訳する

・Key pointsを見ながら例文を和訳し、和訳された例文を再度英訳する。

・英訳されたものと新中学問題集の例文を照らし合わせて完璧になるまでやる。

これをすると、例文がとりあえず頭に叩き込まれます。

もちろん例文暗記をしたところで文法を完全に理解することは出来ませんが、その文法事項に対して「慣れる」ことができます。

慣れることによって、文法事項が頭に入ってきやすくなります。

まずはこれがスタート地点です。

また、この時点でKey pointsを確認していただくので文法の大枠が見えてきます。

Key pointsを暗記し確認問題をする

確認問題は、その文法事項の基礎の基礎です。

確実にこれができるようにならなければ、次に行くことはできません。

是非Key pointsを隠してやってみてください。

文法事項がそのまま出されているだけの問題です。

Key pointsを見ながらやることは、答えを見ながらやるのとさして変わりません。

完全にKey Pointsを暗記してから取り組みましょう。

STEP1を大問ごとに丸つけしながら解く

英語に苦手意識を強く感じている方は、この段階まで踏みましたら、また例文暗記に戻って３周してください。

つまり、ここまでやれば文法事項の大体は理解できるということです。

STEP1の問題ですが、大問を追えば追うほど難易度の高いものへといくように序列がつけられております。

つまり、大問１で間違えているのに、それに気づかずに大問２に行ってしまうのは決して効率が良いとはいえません。

大問ごとに丸つけをし、逐一反復しながら取り組んでいってください。

STEP2をSTEP1と同じ要領で解く(英語に苦手意識がない方向け)

STEP2まで来ますと、英作文問題が出てきます。

英作文は、該当文法事項を越えた英語の総合力が要求されます。

サラッと英文法を確認したい方や、英語に苦手意識がある方にはあまりお勧めできません。

平均点と差をつけた点数を取りたい！という方は是非取り組んでみてください。

⑤チャレンジコーナーを解き先生に添削してもらう(英語の総合力を高めたい方向け)

チャレンジコーナーは、高校入試の過去問が大きく割合を占める難易度の高い問題となっております。

中には自由英作文もございますので、そういったものは先生などに添削してもらい、英語の総合力を高めてみてください。

読解問題、まとめのテストを解く(高校入試を控えている方向け)

読解問題を解くレベルまで到達すると、長文読解の中に文法問題も入っていることに気づくでしょう。

そのような問題は、文法問題というよりは長文問題ととらえたほうが良いです。

まとめのテストに関しては、文法事項が３〜４個程度出題されているので、「どの文法事項から出されているかわからないと解けない！」という生徒さんは、こちらである程度のトレーニングができます。

ただ、この二つは共にレベルが高いので、文法理解だけでなく、総合的な英語力を高めた上でそれを入試などに生かしたい！という方向けです。

最後に

新中学問題集・英語は、レベルごとにしっかり段階分けされているので、自分のレベルに見合った使い方ができます。
是非計画的に新中学問題集・英語を使いこなしてみてください。

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